リスペクトコラムです。
先日のFOOT×BRAINで当ブログ好みの情報がてんこ盛りで大集合って感じでした。5クラブの情報が出てきましたが、順番にリスペクトしていきたいと思います。という事で第2弾はマリノスさんで行ってみたいと思います。マリノスさんのネタが続いています。さすがJ2に降格無しのオリ10クラブだと思います。
【横浜F・マリノスの海を守る独自の取り組み】
Q:このマーカーコーンは何を再利用して作っている?
A(横浜F・マリノス 営業部/佐々木伸一)(佐):実は私たちが普段使っている人工芝を使ってマーカーコーンにしている。色が普通はマーカーコーンは赤や黄色だが、そのまま人工芝のグリーン。そのために刈り取っているというよりは、人工芝を使っている中で出てくる人工芝の破片を集めて再利用してマーカーコーンにしている。
海洋汚染問題の一つにもなっているマイクロプラスチックゴミの流出。その中には小さく削れ、雨や風で海に流れ出てしまった人工芝も。それを防ぐために人工芝の破片を集めて、マーカーコーンに再利用している。
また、マーカーコーンは小学校にも配布。人工芝のゴミが及ぼす影響について授業も実施した。だが、なざ1サッカークラブがそこまで?
佐:私たちは名前のとおり、マリノスというのは船乗りという意味であり、やはり「海」をイメージしているので、海の環境(問題)を改善していく。それがクラブにとってもふさわしい事かなと思っている。誰かがやればいいんじゃなくて、誰もがやらなければいけないことと思っている。だからクラブとして、クラブの中にいる一人一人にスタッフも(高い)意識を持って続けていかなければいけないかなと思っている。
【人工芝のごみから新たなスポーツ用品を生成する事業「SHIBA-Up」で使用済み人工芝ごみからリサイクルしたマーカーコーン2,000個が完成。マーカーコーン贈呈式および海洋プラスチックごみに関する特別授業を実施しました。】
「一般社団法人F・マリノススポーツクラブと横須賀市はタッグを組み、『地方創生応援税制(企業版ふるさと納税)』の仕組みを活用した横須賀市の『自然環境の保全・活用及び循環型社会推進事業』として、サッカーグラウンドなどで使用されている人工芝のごみを新たなスポーツ用品へとアップサイクルする事業『SHIBA-Up』に取り組んでいます。
昨年度から取り組みを開始した事業で、今年度はマイクロプラスチックとしての海洋流出が問題視される人工芝片に加えて、通常はほぼ廃棄・埋め立てとなってしまう使用済人工芝をリサイクルし、原料に加えることでマーカーコーンを生成しましたので、お知らせいたします。
昨年度は、そのままでは海に流出し海洋プラスチックごみとなってしまう人工芝ごみを横須賀市内のグラウンド等で収集しリサイクルを行いましたが、今年度は廃棄予定であったフットサルコートの使用済人工芝も活用し、スポーツの現場で活用できるマーカーコーンを2,000個生成しました。なお、使用済人工芝の再資源化工程においては、マテリアルリサイクルによるマーカーコーンへの原料化に加え、サーマルリサイクルによって固形燃料を作るなど、通常はほぼ廃棄・埋め立てとなってしまう使用済人工芝を最大限リサイクルしております。生成したマーカーコーンは横須賀市内教育機関に寄贈され、施設を利用する人々への意識啓発にもつなげていきます。
また、 『自然環境の保全・活用及び循環型社会啓発事業』として、海洋プラスチックごみに関する特別授業を横須賀市内小学校3校で実施しており、3月8日には横須賀市立神明小学校にて、特別授業とマーカーコーンの贈呈を行いました。
これらの事業は粧美堂株式会社様、株式会社山一商事様などから横須賀市にいただいた寄附金を原資に、実施しています。また、事業の推進にあたっては、『ごみの自然界流出問題』の解決を目指す株式会社ピリカ様に協力を仰ぎ、人工芝のごみの収集からマーカーコーンの生成まで伴走していただいております。」
【海洋プラスチックごみ対策アクション SHIBA-Up 人工芝片を新たなスポーツ用品へ】
「本事業は 山一商事株式会社、株式会社TBM、三重中央開発株式会社、株式会社モルテンの協力のもと、『 回収・運搬 > 再資源化 > 製品化 > 使用・啓発 』の4サイクルで実施。横須賀市内のグラウンド等で回収した人工芝片やシートを工場で選別しペレット化した後、それらを素にマーカーコーンなどに製品化、公共施設や学校施設等で活用できるように提供しています。
回収スポット
2022年度の活動では、横須賀リーフスタジアム、日産自動車追浜総合グラウンドにて経年劣化により抜け落ちた人工芝を回収。2023年度の活動ではマリノストリコロールパーク上大岡にて、張り替え作業で発生した古い人工芝回収しました。」
まず驚いたのが、人工芝ごみ(人工芝片)が普段そんなに多く出てくるんだなと。表に余り出て来なかった情報で、サーマルリサイクルによって固形燃料を作るという取り組みもあるとか。それに加えて、地元小学校への寄贈や特別授業による周知活動も素晴らしい。一般社団法人と横須賀市の協働事業なのですね。ふるさと納税制度を活用し、1年で2千個作ったのいうのもすごいと思います。またよく読んだら、人工芝ごみだけでなく、張り替えで発生した古い人工芝とあるので、人工芝そのものも再利用しているように読めます。
今後この取り組みが全国に広がっていくのでは。モルテンさんの製品のようなので、販売網で何かしら同じ内容の事業が広がっていくかもしれません。
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