J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

ようこそファジアーノへ78

2015-01-11 00:01:37 | ファジアーノ岡山

 事例紹介コラムです。
 昨日、ファジアーノで選手の入退団が一斉に発表されました。これでほぼ確定したのかな。岩政先生に続いて、続々と期待選手が入団しました。今回退団するレン選手はまた別に後日触れるとして、今回は期待の入団選手について当ブログなりに調べてみました。今回、注目するのは加地選手と矢島選手。前にも触れましたが、過去ののレジェンド的選手は、ストヤノフ選手と服部選手。それに続いて今回、岩政先生と加地選手が入団します。そして初めて若手の代表クラスが入団します。ネット上では「本気を出した」とありましたが、補強面ではそうなのかもしれません。まずは加地選手から。
       
【加地 亮選手 プロフィール】(クラブ公式HPより)
・ポジション: DF
・生年月日: 1980年1月13日
・身長/体重: 177cm/73kg
・出身地: 兵庫県(南あわじ市)
・経 歴: 滝川第二高校−セレッソ大阪−大分トリニータ−FC東京-ガンバ大阪- Club Deportivo Chivas USA(アメリカ)
・代表歴: '06年W杯日本代表、'04年・'07年アジア杯日本代表、U-20及びU-19日本代表
       国際Aマッチ64試合出場2得点
・Jリーグ受賞歴: ベストイレブン('06年)、Jリーグ優秀選手賞('06年、'07年)
クラブ公式HP該当ページ:http://www.fagiano-okayama.com/news/index.php?c=topics_view&pk=1420778552
【来歴】
 小学校1年生時にサッカーを始め、滝川第二高校に入学し、インターハイや高校サッカー選手権に出場。'98年にC大阪に入団。U-19日本代表としてアジアユースに出場し、以後黄金世代(79年組)として活躍。'99年にU-20代表としてワールドユースに出場し、準優勝。、'00年に大分にレンタル移籍。'02年にFC東京に移籍。'04年に日本代表に初選出され、以後ジーコジャパンに定着。'06年にG大阪へ移籍し、ドイツW杯にも出場。
 '08年に岡田ジャパンとなってレギュラーを外れ、自らへ日本代表引退を表明。その後はG大阪で右サイドバックとして活躍。'08年にACLと天皇杯で優勝し、クラブW杯全試合に出場。その後3度の膝内側側副靭帯損傷を繰り返し、不振になったG大阪がJ2降格。'13年は開幕前に負傷したが、J1復帰。
 '14年6月にMLSチーヴァスで移籍したが、10月にチーヴァスが解散し、分配ドラフト等でも指名されず。

 加地選手は現役引退後の職として保育士を志望しているという情報も知りました。Number Webにインタビュー記事によると、Jリーグに入って30歳ぐらいまでは、サッカーが嫌いだったとか。全然面白くないし、生活をしていくために仕事でサッカーをやるという感覚だったが、30歳を過ぎてから、自分にゆとりができてサッカーのことが考えられるようになって面白さが出てきたそうです。遊び感覚の中でサッカーができるようになり、海外移籍が加地選手にとってサッカーの楽しさを追求していく延長線上にある到達点だったとか。今後もMLSを主戦場にしたいという気持ちが強かったようで、去年の時点で「今は日本でのプレーは考えていない。米国で終わるつもりで、ダメなら違う国でと思う。体力的には問題なく、あと4、5年はやれると自分の中で感じている」とコメント。
Number Web該当ページ:http://number.bunshun.jp/articles/-/822076

 これくらいしか、加地選手の情報は無かったです。岩政先生と比べて、個性面では強くないですが、代表経験に加えて、レギュラーでACL優勝、クラブW杯にもフル出場というのは大きすぎる経験だと思います。ただ、気になるのが、上の記事にあるように海外志向が強い事。今回、ドラフトで指名されず、海外オファーが無かったから、地元淡路島に近いJ2岡山に来たような面も感じます。「岡山という街と人に興味があり、自分自身何か吸収できることがあるのではないかと思い決断した」という会見コメントを観ても、岡山には興味があるが、それ以上の気持ちは無いようにも見えます。つまり、今回の移籍は個人的な印象は、「腰掛け」的な側面が垣間見えるという事です。
 「岡山がとても好きになった。岡山を主戦場に岡山で終わりたい。引退後も故郷に近い岡山で指導者として貢献したい」という事になっていくかどうかは、新しいGMさんと長沢監督にかかっているのかと。もちろん、「岡山」を好きになってもらうためには、クラブ全体で向き合っていかなければなりませんが。次は矢島選手。
        
【矢島 慎也選手 プロフィール】(クラブ公式HPより)
・ポジション: MF
・生年月日: 1994年1月18日
・身長/体重: 171cm/67kg
・出身地: 埼玉県(さいたま市)
・経 歴: 浦和レッズユース-浦和レッズ
・代表歴: U-19日本代表、U-20日本代表、U-21日本代表
クラブ公式HP該当ページ:http://www.fagiano-okayama.com/news/index.php?c=topics_view&pk=1420589195
【来歴】
 北浦和SSSからJ1浦和ジュニアユース、ユースに所属した後に'11年にトップ昇格し、公式試合初出場。'12年にJリーグデビューし、初アシストを記録。'13年ではベンチ外が続いていたが、5月にリーグ戦初ゴールを記録。'14年にはJ3のU-22選抜チームに選手登録され、背番号10番を付けてプレーし、3試合に出場して1ゴールを記録。他にもナビスコ杯で5試合に出場して1ゴール、天皇杯に1試合に出場。個人タイトルとしてはユース時代に、高円宮杯プレミアリーグイースト '11年の得点王を獲得。

 ニックネームは「やじしん」? 浦和時代には柏木選手とともにイケメンコンビと言われていたそうです。矢島君いいですね。でも、いろいろと読めば読むほど、浦和愛を感じます。すなわち、岩政先生と同じく、岡山に来るのも試合出場機会を求めてであって、岡山に愛着を持って来る訳ではないという事。まあ、それは加地選手にも共通して言える事です。個人的には昔、ファジに来た青木孝太選手の時を思い出します。
 2人とも「腰掛け」的な要素が強く、早ければ1年で岡山を去っていく可能性があります。矢島選手に少しでも岡山に所属してもらうために、クラブは最大限の努力が必要となってくるでしょう。下に矢島選手の素顔が少しでも垣間見えるページを見かけたのでリンクさせていただきます。
矢島慎也選手公式ツイッタ―:https://twitter.com/yanshi2139
チケットぴあ該当記事:http://t2.pia.jp/feature/sports/j-ikemen/urawa-reds.jsp
サカイク該当記事:http://www.sakaiku.jp/column/interview/2013/005903.html
J1浦和公式HP該当記事:
http://www.urawa-football.com/post/8631/

 ふと、'93年の頃の某黄色いチームを思い出しました。旧JFLからJリーグに昇格する時代で、元ブラジル代表のカレカ(当時34歳)を獲得し、'94年に元代表として戸塚(当時33歳)、柱谷幸一(33歳)を獲得した時を。ちょうどこの時とよく似ているなと思います。ここから長い間をかけて、'11年のJ1優勝につながっています。つまり、今回のファジアーノもそういう時代に入ったのかと。仮にJ1昇格できても、まだまだこういう戦力ではJ1定着には物足りないと思います。これからの長い時代の中の、一つの新しい段階に入ったのかと。でも、昨シーズンまでの状態よりは全然いいと思います。

 あと、岩政先生のブログですが、先日更新されていました。岡山に来たら、愛娘と週一回しか会えなくなる事をとても残念に思う気持ちがよく伝わっています。ブログの更新もほとんど無いようですが、たまには更新されるとの事。特にシーズン中は余りサッカーについて書かない方針とか。今では貴重な存在となったファジ選手のブログ。何でもいいので、書いて欲しいですね。

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岡山シーガルズ53

2015-01-10 00:03:15 | 岡山シーガルズ

 事例紹介コラムです。
 いよいよあさってからV.プレミアリーグ女子のリーグ戦が再開され、地元岡山の桃太郎アリーナで2試合開催されます。ここ最近は山陽新聞でも毎日のようにスポーツ欄に大きくシーガルズの記事が載っています。その中で6日(火)に「初の大学生Vリーガー」というタイトルで、川畑選手と山河選手の特集がありました。以下、抜粋して紹介。
   
 岡山シーガルズの川畑(夏希)、山河選手はともに中国学園大1年生で、女子では全国初の大学生Vリーガー。この二足のわらじには、大学を若手選手の育成組織に位置付けるとともに、引退後のセカンドキャリア支援を兼ねるというチームの狙い。学業との両立を目指す両選手の挑戦に注目。
 両選手は昨春に岡山理大付属高を卒業し、シーガルズ入団1年目。同時に中国学園大に入学し、同大バレー部で活躍。1、2年生8人のみながら、中国大学リーグの昨年4月に参戦すると、3部にあたる春のチャレンジリーグ、秋の2部リーグとともに優勝。入れ替え戦を含めて12戦全勝で1部昇格を決めた原動力となったとか。
 川畑選手はエースとしてけん引。今シーズン全試合に出場しているシーガルズとは違う役割に、「気持ちの切り替えが難しいが、昇格は素直にうれしい」とコメント。山河選手も守護神として大きく成長。
             
 女子は高校卒業後にすぐにVリーグ入りする選手が多い現状で、普段は保育士資格取得などを目指して勉強する、バレー界では先進の取り組み。「大学では練習時間が短く、常に高い集中力で臨まないと成長できない」と山河選手がコメントするように苦労も多い様子。
 シーガルズは岡山理大付属中学、高校と交流協定を結んで9年目。中国学園大もシーガルズの下部組織として'13年創部し、ピラミッド型の強化体制を構築。その先頭を走るのが両選手で、若き2人の挑戦がバレー界の新境地を開拓すると締めくくっています。

 また、7日(水)のスポーツ欄には「シーガルズ連勝狙う」というタイトルで、10、11日の試合を紹介していました。以下、抜粋して紹介。

 1巡目の対戦を終えて、シーガルズは6勝1敗で勝ち点17、同じ勝ち点の久光製薬にセット率で上回る。宮下選手、山口主将の他に得点ランク6位の川畑(愛)選手、同13位の浅津選手が活躍。10日に対戦する東レはここまで1勝6敗と苦戦中。それでも木村(沙織)選手や迫田選手、高田選手などタレントは豊富で、攻撃の破壊力はリーグ屈指。
 11日に対戦するトヨタ車体は'12-'13シーズンの得点王のカナニ選手らの攻撃陣は脅威。岡山東商高出身の竹内選手、志智選手も注目。

 そうですか、Vリーガーに大学生プレーヤーはいないんですね。知らなかったです。サッカーでは特別指定選手で大学生プレーヤーがいます。そういえば、12日にアジアカップで戦う武藤選手もそうですね。女子選手はやはり高校を出たらすぐにクラブに入団するのかな。まあ、両立は確かに難しいでしょうし、実業団チームばかりの状態では、社員選手ばかりなので、大学生プレーヤーという発想は少ないのかも。
 語る会グループでは、11日のトヨタ車体戦と、その後の東レ対デンソー戦を観に行く予定です。ぜひ、3-0を続けて連勝し、首位をキープして欲しいですね。もし、このまま最後まで優勝争いになれば、優勝を決める試合に参戦したいと思っています。

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プロヴィンチャとしての誇り5

2015-01-09 00:01:33 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 Number Webで「初めて明かす甲府での3年間の秘話。城福浩が語るプロヴィンチャの苦悩」というタイトルで、J1甲府の城福前監督のインタビューコラムが出ました。小規模な地方都市にある市民クラブでは、エレベーター化や即J2降格となるクラブが多い中、J1に残留し続けている甲府さんは城福監督の力量の部分も大きかったと思います。当ブログでも「親企業のある市民クラブ」「親企業の無い企業チーム」という表現をよくしますが、甲府さんは正真正銘の「親企業の無い市民クラブ」だと思います。まさに地方クラブのお手本だと思います。くれぐれも、スポンサーにしか目を向けようとしない「親企業の無い企業チーム」になってはいけませんね。地域とともにある「宝」であるべきなので。そんな部分がよく出ているコラムでした。以下、抜粋して紹介。
   
【予算が少なく、決まった練習場がない「プロヴィンチャ」のクラブ】
 J1甲府にはクラブハウスや決まった練習場がなく、大変だった。例えば、スパイクもウェアにしても、プロの場合は練習場に7、8セット分くらい用意する必要があり、決まった練習場がないという事は、それらの用具を毎回、全員で分担しながら運ぶ事。'12年は8カ所の練習場を点々とし、そのうちの4カ所は自分たちでゴールにネットを張るのは当たり前で、練習の前に白線を引き、グラウンドが固すぎて紅白戦がやれないようなケースもたびたび発生。
 予算が少ないために、早くJ1昇格を決めても有利になる訳ではなく、11月半ばに、どこよりも先に選手に声をかけても、12月末までずっと待たされる形になる。意中の選手とようやく話がまとまっても、他のクラブに奪われてしまうことも日常茶飯事で。毎年、非常に悔しい思いだった。
【攻撃的なサッカーを求めたファンに対して、結果にこだわった城福監督】
 Jクラブの監督は、良質なエンターテイメントを提供し、サッカーに対する関心を高めるという使命も担っており、城福監督の3年間はJ1甲府の観客数は確実に増加。チームが勝利することこそが、スポーツにおける真のエンターテイメントであると考えており、90分間、チームの勝利のために汗をかける集団だったかどうかが全ての基準。15,000人の専スタがあり、試合の結果に関わらず毎回、満杯になるのであれば、どんなサッカーをやってもいいと思いうが、でも実際には専用練習場すらまだない。従って理想を追い求めるのではなく、結果を出し続けることで基盤となるものを一つずつ積み重ねていき、J1定着が理想に近づく唯一の道と確信。
 好きなサッカーをするだけならアマチュアでいい。エキサイティングな攻撃的サッカーを信条とし、多くのゴールシーンを演出したとしても、10連敗などという事態を招くことはプロの指導者としては許されない事。
【地方クラブのあり方】
 「一つの産業としてのサッカーが、いかに未熟であるかを思い知らされた」と山梨の人たちへのメッセージを発信。自分はこんな大変なところでやっているという愚痴ではなくて、このクラブに何が必要かということを一緒に考えて欲しいという事。地域あってのクラブチームですから、本来であれば地元のクラブがサッカー界全体を動かすようになっていかなければならない。しかしドイツやスペインと違って、日本の場合はまだまだ中央の組織や大きなクラブが主役。
 地方クラブが主役になるのは、まずはクラブを通じて、いかに地元にサッカーを定着させていくか。普及活動やボランティア活動による地域貢献など、クラブからメッセージを発信していく事はもとより、サッカーだけではなくスポーツ全般、さらには文化や教育面でも、地域の発展の一翼を担う存在になっていかなければいけない。と同時に、他の方面からの協力も不可欠。例えば、地元放送局でリーグ戦の試合が放映されるために、放送権料の軽減を図っていくなど、日本協会やJリーグも含めて、本当に地方でサッカーを見てもらえるような仕組み作りも、もう一度考えてもらいたい。
 各クラブが地元でしっかり足元を固め、社会のさまざまな面で多くの機会を創出して注目を集め続ける存在となり、その地力や人気を全国に発信できるようにしていく。そのためにもチームは、Jリーグで常に注目を浴びるような位置にいる必要がある。
【J1甲府の力】
 低予算でJ1残留を果たし、前年よりも上の順位で残ったので、普通ならば万々歳になるが、組織としてやらなければならないことがあるにもかかわらず、組織の実力を超える結果が出てしまったのではないか。経営環境面ではまだまだ未熟。最低でも専用のクラブハウスや練習場は絶対に必要であり、課題は山積み。にもかかわらず、甲府市民や山梨県民が昨シーズンの成績を観て、クラブハウスや専用の練習場がなくとも、やれるのではないかと思わせた面があり、クラブの環境を整備していくことを考えた場合に、全ての事柄を含めて自分は本当に役に立てたのだろうかと疑問。
 自分達のような地方クラブが、自力のみでクラブハウスと練習場を作るのは相当に困難。J1鳥栖やJ2岡山のように行政がインフラを作った上で、クラブに専用で使わせますと宣言してくれることは、一つの道筋になると思われる。
【人口が減る山梨県で、週末に1万人集まるということ】
 何年かけても、クラブが資金力を蓄えるのは困難。実際、僕は3年の監督時代に活動予算は減少。J1に昇格してもJ1残留を果たしても予算は縮小。状況を変えるためには、地域の継続的な支援をキープしつつ、今後は更に新たなパートナーを獲得していくことも必要。いわば幅広く支援の輪を広げた、新生と共生という要素が必要不可欠。
 山梨県は毎年人口が5千人ずつ減少しているが、昨シーズンは1万人以上動員した試合がいくつもある。県全体に停滞感が漂っている中で、週末に1万人以上集まるイベントがあるという事は地域経済にとって、ものすごく大きなポテンシャルを秘めていると言える。だからこそJ1甲府は、1万人動員できる特別な場所であり続けなければならない。もっと行政や政界を巻き込んでいけば、サッカーが引き金となって、高齢化が進む地方を活性化していくモデルケースになる可能性は十分にあると言える。
 サッカーというのは、レアルやバイエルンのようにお金にも施設にも恵まれたビッグクラブだけの世界ではなく、プロヴィンチャの監督を当事者として経験できたのは大きく、本当に宝物になったと締めくくっています。

 城福監督、なかなかいいお話でした。この中で2つの話に注目しました。一つ目はクラブを通して、いかに地元にサッカーを定着させていくかという話。「普及活動やボランティア活動による地域貢献などで、サッカーだけではなくスポーツ全般、さらには文化や教育面でも、地域の発展の一翼を担う存在になっていかなければいけない」とあります。これは当ブログで言う地元Jクラブによる「スポーツ文化」の普及であり、Jリーグ百年構想の理想的な姿ですね。選手による地域貢献活動を行う事は当たり前の事と言っているように思います。それらが全くできないところは、やはり格好だけで地域の主役(宝)にはなれないという事なのか。
 2つ目はインフラなどの環境面。政田があるJ2岡山は恵まれているという事がよくわかりました。岡山では「行政がインフラを作った上で、クラブに専用で使わせますと宣言してくれている」事になるのですね。そういう面でも恵まれたクラブという事なるのかな。
 当ブログでは甲府さんは好きなクラブの一つです。プロヴィンチャとしての姿もそうですが、一度は破綻しかけて見事に地域の支援を受けて不死鳥のようによみがえった姿も眩しいです。また、海野会長も尊敬するクラブトップ(眞壁会長ら)のうちの一人です。個人的には、そういう正しい価値観を持った代表の存在が眩しいですね。2015年シーズンも頑張って下さい。
Number Web該当ページ:http://number.bunshun.jp/articles/-/822328
J1甲府関連⑳:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140331
 〃      ⑲:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140317
 〃      ⑱:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140222
 〃      ⑰:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131017
 〃      ⑯:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130811
 〃      ⑮:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130609
 〃      ⑭http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130530
 〃      ⑬:
http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130510
 〃      ⑫:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130406
 〃      ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120713
 〃      ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120422
 〃      ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090129
 〃      ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090126
 〃      ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090125
 〃      ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070630
 〃      ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070328
 〃      ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070113
 〃      ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20061122
 〃      ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060830
 〃      ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060819

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バスケットボールリーグについて24

2015-01-08 00:00:02 | バスケ(Bリーグ・代表等)

 事例紹介コラムです。
 現在、日本のバスケ界は大変な事になっており、五輪予選出場に向けて、タスクフォースを招いて改革の真っ最中です。そんな中、「万策尽きた。NBL和歌山、経営難で活動停止」というNBLのショッキングなニュースが飛び込んできました。和歌山が破たんしたのです。NBLといえば、日本協会の直轄の組織で日本選手権も主体的に実施している国内トップリーグなのに、所属クラブが破たんした訳です。これは一時の悲劇か、それとも崩壊へのプロローグなのか。以下、抜粋して紹介。
   
 NBL和歌山は7日に活動停止を発表。 休部したパナソニックを引き継ぐ形で、'13年にプロチームとして発足。NBLがスタートした昨季から参戦し、初年度は準優勝を達成。経営悪化を理由に昨年6月には運営会社の社長などを刷新して今季に臨んだものの、ホームゲームの平均入場者数が昨季の1,247人から622人と低迷。未払い報酬の支払いを求めて、元所属選手らが提訴。昨年12月に和解が成立したが、経営難で存続の危機にあったとか。
毎日新聞該当ページ:
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150107-00000035-mai-spo
NBL和歌山公式HP該当ページ:http://www.trians.jp/news/detail/2015-01-07/3038

 NBLでは昨年にも、つくばロボッツが経営破綻し、新法人が運営を始めるなど経営問題が相次いで表面化。NBL理事長は、経営難に陥った理由として「収入減が大きい」と説明。平均入場者数の減少で入場料収入が大幅に減り、スポンサーも昨季の五十数社から数社まで激減。また、和歌山県協会を中心に、地元企業などを含めて新運営組織を設立してチームを存続する動きがあるそうです。
 つくばのニュースも聞いていましたが、バスケ界はトラブル続きですね。そんな中で毎日新聞で去年12月に、分裂している日本のバスケ界に関して興味深い記事が出ていました。以下、抜粋して紹介。

【男子統合、財政問題が障害 bjリーグ、累損15億円 NBL、プロに経営不安】
 NBLとbjリーグの統合協議の中で「両リーグの財政に関する議論を真っ先にやらないといけない」と日本協会丸尾副会長はコメント。 現実的に統合を進める障壁となっているのは理念ではなく財政状況。「互いに財布の中身を見せないとは本気ではなかった証拠」と文科省幹部は指摘。焦点に浮上しているのがbjが抱える約15億円の累積損失。
 bjによると、リーグ創設の際、株式会社化して約200社から資本金と資本準備金として約15億4千万円を保有。bjは今季、10年目のシーズンを迎えたが、当初は赤字続きだった所属運営会社も最近では単年収支で黒字もあるが、各チームへの支援名目で資金を分配したため、資本金などは約4千万円にまで減少。bjリーグの阿部専務は、減った約15億円を「借金や負債でもない」と強調したうえで「チームを育てるための投資が必要だった。『10年、20年の長い目で見てほしい』と出資者には理解してもらっている」と、分配金の意義を説明。
 この数字にJBA側は疑心暗鬼であり、「(統合した新法人に)15億円をどう補填するのかは大きな問題で、新法人が肩代わりする事も収益で賄う事も不可能。6チームで創設したbjリーグの今までの拡大路線も内実は、新たなチームのリーグへの参加費(2,500万円)を頼りに運営する自転車操業ではないのかとも言われているとか。
  一方のJBA傘下のNBLも人ごとではなく、実業団チームは堅実経営だが、プロチームは運営が苦しい。JBA内部からも「丼勘定」と批判。

 タスクフォースのバウマン事務総長は両リーグの統合論議を「JBAは頑固頭で問題の解決策を見いだせず、bjの態度も責任感がない」とコメント。両リーグの財政状況こそが最大の障壁と、FIBAは財務部長をタスクフォースのメンバーとして送り込む意向。しかし、ビジネスと割り切って解決を目指すバウマン流が、両者の感情的なしこりをほぐすのは容易でなく、一筋縄ではいかないと文科省幹部も懸念。

【FIBA、市場拡大へ強権】
 今回のFIBAの強権発動について、事務総長を知る関係者は「FIBAの収益を上げようと考えている」とも見られており、米国は世界最高峰のプロリーグ(NBA)が発展し、バウマン事務総長のお膝元の欧州でもスペイン、フランス、イタリアなどが五輪でメダルを獲得して定着。リオ五輪翌年からの新たな世界戦略で、目をつけたのが日本を含めたアジア市場という事になるとか。
 日本のバスケ人口(約62万人)は多く、学校教育にも採用されて人気は高い。国際的に知名度のある企業もあって市場拡大も見込まれ、将来的に日本、中国、韓国を中心とする「アジア・リーグ構想」も存在。

 また、東京五輪に向けて、文部科学省も仲裁に乗り出し、「政府の介入」との国際的な批判をかわすためにタスクフォースにオブザーバー参加。日本オリンピック委員会はJBAからの事情聴取や警告にとどまっているが、バスケ界の混乱は国主導を加速しかねないとしています。
 五輪予選が困難な状況で、東京五輪招致の際に宣言した「アスリートファースト(選手最優先)」の理念は揺らいでおり、ようやく選手達も、自立とは与えられるものではなく、自らが手にしていくものに気付いたのなら、嵐の中で芽吹いた希望のつぼみとなるかもしれないと締めくくっています。

 いやぁ、根が深いですね。一見地方都市まで今まで順調に拡大路線を続けてきたbjリーグもそんな裏事情があったとは知らなかったです。bjはリーグそのものの財務体質、NBLはプロクラブの脆弱な経営体質と、それぞれに弱点があるようです。
 タスクフォースも文科省も、今回の改革でねじり鉢巻きを引き締めて取り組まなければなりませんね。素人の発想ですが、両リーグの統合というよりは一度全部解消(発展的解散)して、一から新たにプロリーグを立ち上げていってはいかがでしょうか。タスクフォースの今後の苦労も目に見えるし、FIBAのアジア戦略も結構ですが、とにかく選手が五輪に参加できないという事は絶対に解決しなければならないと思います。
 明治安田生命Jリーグも、今の戦略が通用しなくなって今後全体的に頭打ちになれば、FIFA主導でタスクフォースを組んでもらって、ブンデスリーガをお手本に大改革を行ってはいかがでしょうか。自助努力の限界が見えてくれば、早く気付いて対応しないと。バスケの選手は五輪に出られない状況に対して、サッカーの選手は今後W杯に出られなくなる危険性が出てくるかもしれません。
バスケットボールリーグ関連:26 / 25 / 24 / 23 / 22 / 21 /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /

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サッカーフリーク集まれ22 

2015-01-07 00:09:54 | スポーツ文化・その他

 事例紹介コラムです。
 明治安田生命Jリーグをモデルにしたサッカー漫画といえば、「ジャイアントキリング」が有名で、当ブログとしても毎週週刊モーニングで愛読しているとても面白い作品です。そんな中、同じスタイルの新しいサッカー漫画が登場するようです。しかも、またしても某黄色いチームが絡むそうです。さすがです。さすが当ブログで「カリスマの存在」というカテゴリーを設けているクラブです。以下、抜粋して紹介。
   
 J1柏の工藤選手が協力したサッカー漫画「アオアシ」が、5日発売の「週刊ビッグコミックスピリッツ」(小学館)で連載開始。Jクラブのユース年代に特化した作品で、J1柏の下部組織出身の工藤選手はユース時代を振り返るインタビューに応じ、キャラクター作成の参考となったとか。他にも、今シーズンから指揮する吉田監督、J2大宮の大山選手ら、多くのJリーグ関係者の意見が取り入れられているそうです。「アオアシ」は、愛媛で暮らす中学3年生・青井葦人が主人公。東京の強豪Jユースチームに才能を見い出され、活躍していくストーリー。
報知新聞該当記事:http://www.hochi.co.jp/soccer/national/20150105-OHT1T50005.html
小学館週刊ビッグコミックスピリッツ公式サイト該当ページ:http://spi-net.jp/weekly/comic049.html

 ストーリーとしては、愛媛に暮らす中学三年生の主人公・青井葦人が、ある日、Jリーグのユースチーム監督・福田達也(名前が微妙ですね)と出会い、粗削りながら、無限の可能性を秘めたアシトを、福田は自チームのセレクションに誘う。日本のサッカーを変えることになる少年の運命は、ここから、急速に回り始めるとあります。
 作者は愛媛県出身の漫画家・小林有吾氏。講談社「月刊少年マガジン」で「水の森」「てんまんアラカルト」を連載。その後、「月刊!スピリッツ」にて高校の映画部を題材にした読切シリーズ「ショート・ピース」を発表し、今回の「アオアシ」は初の週刊連載とか。
 取材・原案協力はサッカーライターの上野直彦氏。漫画原作者で「なでしこの★キセキ★川澄奈穂美物語」(少年サンデーコミックス)の原作者で、日頃は育成年代ではJ1柏、J2大宮、J1F東京や女子サッカーを長期取材しているそうです。
 「アオアシ」の冒頭の舞台は愛媛県。小林氏のブログにはJ2愛媛の試合観戦の記事もあるとか。Jユースに特化した漫画というのは、ありそうでなかった分野だそうです。

 面白いですね。ジャイキリの時はTVアニメ化したり、身の回りでもブームになっていました。ただ、どの人も単行本を読破している人が多かった記憶があります。やはり、サッカー漫画の醍醐味は週刊コミックで毎週読むのがいいですね。このスピリッツも飲食店で置いてありそうな人気コミックなので、比較的頻繁に読めそうですね。今日、帰りにコンビニで買ってみようと寄ってみたら売り切れでした。
 ジャイキリの時は、クラブに取材に来て、クラブの概要からスタジアムまで、J1柏に本当にそっくりでした。クラブも公式HPで「当クラブがモデルとなっている」と公言されていました。今回はどうでしょうかね。クラブというよりは選手と監督が、クドーと吉田監督がそのままモデルになっているので、面白いです。2つ続けてコミックのモデルになるというのは、やはり某黄色いチームの付加価値の高さを実感します。ただ、漫画のモデルになったはいいが、吉田レイソルが2015年シーズンに大きく停滞し、まさかと思いますが3度目のJ2降格になって、「アカデミー偏向路線の限界」と後ろ指を指されない事を祈念しています。
 将来的にこの漫画もアニメ化したりして。個人的にはまた、サッカー関連の楽しみが増えてうれしいですね。
ジャイキリ関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100410

   
 今日読みました。面白かったですね。ジャイキリとはまた違う魅力です。ジャイキリがプロチームの監督の話なら、アオアシはプロチームのユース選手とユース監督の話。ジャイキリは「
ETU(イースト・トーキョー・ユナイテッド)」に対して、アオアシは「東京シティ・エスペリオンFC」で、カラーページを見る限り、チームカラーは黄色と黒。すなわちタイガースカラーであり、レイソルカラーでした。
 余り詳しくは触れませんが、ひょっとしたらこの主人公の言動は、クドーのかつての言動だったりして、このユースの言動は、かつての吉田監督の言動だったりしてと思いました。ユース監督のセリフに「俺の作り上げたクラブで、世界を掌中に収める野望がある。我がクラブこそが世界だ。その野望のすべてを担うものが育成(ユース)だ」というのがありました。
 うーむ、個人的には育成のみで作り上げたチームが大成するとは思えません。そういうチームは世界のどこにもないでしょう。バルサもレアルも、確かに育成出身の名選手(メッシとか)はいるが、必ず移籍してきた名選手(ネイマールとか)がちゃんと存在している。そのバランスではないかと。なので、某黄色いチームも、余り育成を強調し過ぎると、セレッソさんのように「アカデミー閥」で結局は弱体化するのではないかと。バランスなのかなと。

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下部組織について43

2015-01-06 01:01:59 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 12月中旬にスポーツ欄に「Jの成長戦略」という特集が載っていました。上中下と3回シリーズになります。今回は「下」の「タフに育てる」というタイトルで日本サッカー界でここ最近問題視されている育成面での戦略論です。Jリーグサイドで今回格付けで業務委託するヨーロッパの業者がベールを脱ぎましたね。以下、抜粋して紹介。
   
 昨年10月末、サッカークラブの育成組織を格付けするベルギーのダブルバス社のスタッフがJ2湘南を視察。施設をチェックし、クラブ幹部、育成責任者、コーチ陣から哲学、体制、戦略等を聞き取り調査。
 格付けのための各項目の評価は5段階。最高ランクは緑丸、最低ランクは赤丸。J2湘南は施設、医療サポート、メンタルサポート、人材プール等で赤丸として評価。「以前から自分達が感じていた問題点をすべて指摘された」とJ2湘南の大倉社長のコメント。報告書には参考に欧州クラブの各項目の平均評価も記載され、世界における自分達の育成体制のレベルを確認。
 ブラジルW杯の惨敗で関係者は衝撃を受け、「タフな選手を育てなくてはならず、Jリーグを輝かせるためにも恒常的に育成を強化する」とJリーグ村井チェアマンのコメント。
 2015年シーズンからの2ステージ制導入で、Jリーグは約10億円の増収分のうちの5億円を毎年育成に投資。投資の一つがダブルパスとの契約で、まずJ2湘南など3クラブでテストを実施。有効と判断すれば正式に契約を締結予定。
【国際大会へ派遣】
 育成に積極的なクラブを後押しするスタンスで、格付け上位クラブの育成チームを国際大会に派遣。東南アジアの6つの提携リーグとも同世代の親善試合を実施する方向。ACLで韓国クラブとの対戦でU-18も帯同させ、試合組むべくKリーグと交渉を開始。国内で育成年代の国際大会の開催も構想中。
 Jリーグがこの構想を進める前から育成を重視していたクラブの一つがJ1柏。「有力選手を外から集める投機的な強化で優勝しても何も残らない。自前で優秀な選手を育て、戦力にする必要がある」と、J1柏寺坂GMのコメント。
 '12年秋に約7千万円トレーニングルームを新設し、アカデミー選手も使用可能。練習直後にクラブハウスのレストランで栄養補給してから帰宅できるとか。トップチームとアカデミーが同じ哲学を共有し、志向するサッカーの統一を推進。
 育成で実績を持つ吉田監督が2015年シーズンからトップチームに就任したのも、その一貫。「重要なのは選手だけでなく、育成コーチの養成。才能ある子ども、指導者を見つける目利きも不可欠」と寺坂GMはコーチのレベルアップを課題として提起。
 日本代表選手では未だにJクラブのアカデミー出身よりも高校サッカー部出身が優勢。「Jクラブの育成コーチに問題があるのかもしれない。育成コーチには人間教育をする言葉が不足」とJ2湘南大倉社長が指摘。技術、戦術だけを授けても選手は強くならず、高校の経験豊富な監督に比べて、Jクラブの指導者は選手を人間として磨く力に劣る可能性があり、そういう面での指導者の熟成が急務。
【ビジネス講座も】
 Jリーグが重要視する育成は選手養成にとどまらず、リーグやクラブのスタッフ育成も推進する方針。来春、立命館大と共同で社会人向けにスポーツビジネスの人材養成講座を開設。1年目は約50人の定員で、スポーツビジネスの基礎やリーグやクラブ運営に関する知識を習得。2年目は優秀な人材を5人ほど選抜し、リーグやクラブでフィールドワークの場を提供。そこで育てた人材を採用し、J3クラブやAFCに派遣する構想。「毎年、5人でも育てられれば10年で全クラブに行きわたる」とリクルート出身で人材育成のプロである村井チェアマンはコメント。
 結局、組織を繁栄させるのは人の力。これまでおろそかにしてきた人材育成のリーグをあげて取り組むと締めくくっています。

 Jリーグで今回投資すると言っていた外国の格付け会社というのは、ベルギーのダブルバス社という会社なのですね。3つのJクラブを試しに格付けを実施すると言っていましたが、そのうちの一つが湘南さんでした。後の2つはどこなのでしょうか。まあ、契約されるんでしょう。
 東南アジアにおいて、プレミアリーグのように巨額のスポンサーを取りたいために、各国リーグと提携していくのはいいですが、正直育成レベルで試合を組んでも、強化という点では役に立つのでしょうか。アカデミーの選手達のレベルアップを図るには、よっぽどヨーロッパの大会に生かせた方がいい。日本サッカー界がそういう流れになるずっと前から、某黄色いチームはアカデミーの海外遠征に積極的でしたね。
 コーチのレベルアップですが、以前にFOOT×BRAINの記事で、国内でできた南米クラブのスクールでは、テクニックではなく「勝つ」サッカーを学ばせると紹介しています。やはり、指導者も世界を知る人材でないと、世界に勝てる選手を育てられないのかもしれません。部活動魂や「俺達」流もいいかもしれませんが、時には外国から外部コーチを招いて、コーチ陣も学んではいかがでしょうか。
 当ブログの中でも、日本代表論で選手の海外組もいいが、これからは指導者(監督)の海外組も必要で、欧州主要国でもまれた人材であれば、日本人監督も大歓迎としております。とにかく、上の記事では指導者のレベルアップの必要性を説いています。

 そんな中、育成をテーマとした中で面白いニュースが飛び込んできました。それはまた明日。

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観客のためのスタジアム21

2015-01-05 00:09:52 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 12月中旬にスポーツ欄に「Jの成長戦略」という特集が載っていました。上中下と3回シリーズになります。今回は「中」の「スタジアムで魅了」というタイトルで、明治安田生命Jリーグによる専用スタジアム建設での戦略論です。以下、抜粋して紹介。
   
 クラブライセンス制度の導入で債務超過のクラブが無くなった今こそ、クラブの発展に向けたリスタートの時ではないか。「経営を改善するにはやはり、スタジアムの質を高める事が大切。企業向けのスイートルーム等を備えて、単価の高いチケット売れるようにすべき」とJリーグ大河常務のコメント。
【収支大きく影響】
 スタジアム条件がクラブの収支に大きく影響するのは明らか。「ホームスタジアムのアクセスの悪さ、観戦環境の悪さが経営を圧迫」とJ1広島の小谷野社長のコメント。Eスタはアストラムラインで36分、そこから徒歩で15分以上かかるアクセス利便性の影響で、平日夜の試合は5千人ほど減少し、クラブライセンスで指摘されや屋根の問題で、雨天時は2千から3千人が減少。しかも、駐車場からシャトルバスを出すなどのアクセス対応で年間4千万から5千万円費用負担。陸上競技場のためにピッチが客席から遠いのも評価が低い。5万人収容の客席で、今シーズンの平均入場者数は1万5千人を割ったとか。
 J1広島は経営に苦しみ、20億円を超えた債務超過を'12年3月に減増資で解消させたばかり。「そこまでの悪因はスタジアム条件によるダメージが大きいから。スポンサーが協賛金を払ってくれているのに、砂に水を注ぐような状態では許されず、その状況を避けるためにもスタジアム問題を解決したい」と小谷野社長のコメント。
【早期実現の要望】
 J1広島は'12年にJ1初優勝。サポーターから市中心部に専用スタジアム新設を求める声が高まり、早期実現を要望する署名を40万人を数えたとか。機運の高まりを受け、県、市等が昨年に「サッカースタジアム検討協議会」を設立。3万人前後収容とし、先月までの協議で建設候補地の絞り込みを進めてきたが、最終報告書には、広島市民球場跡地と広島みなと公園を併記。
 J1広島は一貫して、利便性の高い市民球場跡地を主張。「市民球場が無くなってから、さびれ始めた中心街の紙屋町に活気を戻したい」という思いをもとに、「スタジアムづくりは街づくり」をうたい文句にして新設要望運動を推進。
 Jリーグも同様の認識で、「スタジアムで街づくりを」と、クラブに代わって各地の自治体にスタジアム建設をバックアップ。単に求めるスタジアムの機能の説明だけでなく、用地面積や場所に合った街づくりのプランまで作成し、資金調達方法やスタジアムの事業収支計画も揃えて提案。
 現在注目しているのが、米軍から変換された神奈川県内の広大な土地。ショッピングセンター、フィットネスクラブ、医療施設等を合わせた都市開発のプランを提示し、自治体との交渉を開始。
 クラブライセンス制度の導入をきっかけに、各地にスタジアム建設の動きが見られ、水面下では相模原、平塚、富山、松本、岡山などにも動きがあるとか。早急にスタジアムをクラブ経営を圧迫するものから、潤す装置にしていかなければならず、潤うのはクラブだけでなく街もというのが理想型。

 また、日経新聞の他の記事の中で「G大阪 V字回復(下) 新競技場 経営も攻め」というコラムがありました。ガンバさんで今年秋にお披露目になる予定の新専用スタジアムについて、詳しく述べられています。以下、抜粋して紹介。

 「あの新スタジアムがG大阪の成長戦略そのもの」とG大阪野呂社長のコメント。'13年J2降格の影響に伴うスポンサー収入減少など、減収は約5億円。その下振れ分は'14年シーズンで取戻し、営業規模は30数億円に回復したが、ゴールではない。
 建設資金を個人や法人の寄付で賄う新スタジアムは'15年完成、'16年より使用。万博競技場は大入りでも1万9千人が限界。新スタジアムは収容人数が約4万人。場内の飲食店展開等の営業をクラブの裁量で実施でき、アイディア次第で大きく増加が可能。
「年間の入場者収入を現状の6億から12億円に倍増させ、グッズ販売も3億から5億円に増やしたい」と野呂社長のコメント。J2降格も重なり、野呂社長自身も「1年が10年に感じるほどの重圧」を振り返って表現するくらいに、一からのスタジアム建設は困難の連続だったが、そのどん底状態を脱出。
「中期的に40億、50億円のクラブを目指し、新しいG大阪になる挑戦」と攻めの姿勢。
 
 その一つが'14年シーズンから積極的に推進するアジア戦略。欧州ビッグクラブを押しのけてのファン獲得は困難だが、取らなければならない姿勢。例えば、インドネシアは人口2億4千万人の巨大マーケットで高いサッカー人気。ミャンマーでの事業を拡大するパナソニックからの要請で、ミャンマーへ出張サッカー教室を開催。メーカーが消費市場の開拓でアジアへ進出する波に乗れる今は大きなチャンス。
 また、G大阪の誇る育成ノウハウは輸出品になる事も認識。アジア戦略担当者はインドネシアへ6回訪問し、手応えとともに国際化に合わせた人員も増強。スタジアムとアジア。収穫は先でも未来への種が今蒔かれていると締めくくっています。

 上の記事の「各地にスタジアム建設の動きが見られ、水面下では相模原、平塚、富山、松本、岡山などにも動きがある」という部分が気になります。まぁ、仮に動きが始まっていても広島さんのように、時間がかかるだけで前に進めないケースもあるので、イコール専スタを近いうちに建設という事ではないと思います。あと、専スタ建設には署名運動だけでなく、ガンバさんのように建設募金も必須だと思います。政田の時には20万人以上の署名が集まりましたが、これが募金になっても同じようにうまく集まると思うのは甘いかもしれません。そこは県民性というのも作用するかも。

 立地について、シティライトスタジアム(旧カンスタ)は新幹線も停まる最寄駅から10数分と交通アクセス面で恵まれていたら、今まで観客動員数が他のJ2クラブよりも多かったという見方も思います。語る会でもよく話ですがホームスタジアムが空港の辺とか、政田の辺とかにあればそこまで動員数があったのかという事になります。なので、岡山にいつか専スタができても、それがどこにできるかがとても重要だと思います。
 横から他の競技団体や行政から意見が入ってくれば、そううまくは事が運ばないかもしれません。立地的には個人的にはずっと北長瀬駅周辺にいい土地があるじゃないかと思っていましたが、今後再開発が進んでいきます。現実的に他に駅に近いベストな場所があるのかと。岡山駅にこだわらなければ、例えば中庄駅近辺とかある事はありますが。

 村井チェアマンが旗振り役になって、専スタ建設を推奨しています。当ブログとしては、この専スタ推進の部分は好ましいと思いますが、他の商業主義の部分がどうも・・・ なぜ世界最多の観客動員数を誇るブンデスリーガだけを観ようとせず、アメリカに気を回すのかよくわかりません。サッカーの興業もブログのアップも究極は同じだと思います。いくら器を磨いても、中身を磨かなければ、観客(読者)は去っていくと。ブログの内容はまだまだ修行が足りませんが、サッカーの興業は付加価値の部分が大きいと思います。中でも一番の看板商品は「選手」。なので、地域・社会貢献やファン・サポーターと選手との距離など言い方は様々ですが、選手を街に出したがらないところはしんどいですね。
専用スタジアム関連(一般): /  /  /  /  /  /  /  /  /  /
G大阪新スタジアム関連⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131129
  〃            ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130116
  〃            ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120627
  〃            ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100813
  〃            ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090713
  〃            ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090430
  〃            ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20080719
J1広島新スタジアム関連③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20141220
  〃             ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140212
  〃             ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120928

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Jリーグの話題75

2015-01-04 00:03:13 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 事例紹介コラムです。
 12月中旬にスポーツ欄に「Jの成長戦略」という特集が載っていました。上中下と3回シリーズになります。まずは「上」の「デジタルで攻める」というメディア面での戦略論です。以下、抜粋して紹介。
             
 11月22日のJ1での浦和」対G大阪のNHK生中継の視聴率は前半がわずか2.2%、後半が3.0%を記録しJリーグ関係者に衝撃。「ファンや関係者間だけでの盛り上がりで、社会一般の関心は高くないという事。ファンが固定化し、広がりがないのが現状」と中西常務のコメント。Jリーグは「魅力的なサッカーの追求」と、「いかに社会に広く伝えるか」が発展のカギと強い認識。
 2015シーズンからの2ステージ制とチャンピオンシップの導入で10億円の増収を見込み、その増収分を未来に向けた戦略投資として、Jリーグの魅力を伝えるためのデジタル事業と選手育成に毎年5億円ずつ使う事を決定。
 デジタル事業の手始めが、各クラブの公式サイトのプラットフォームの統一化。チケッティング、グッズ類のオンライン販売の決済等を共通実施で可能にし、各クラブ」のコスト削減、取得できる膨大な顧客データの活用、Jリーグのブランドの統一感の創出を狙うとか。更にサイトでの動画配信の強化を構想。

【MLBを参考に】
 Jリーグが参考にしているのが、MLB(米メジャーリーグ)で、MLBは2000年に30球団が約1億円ずつ投資して、ネットビジネス会社のMLBアドバンスト・メディアを設立。パソコンやスマフホ、タブレット等のデジタル機器向けの逐次放送などを始め、ドル箱化に。
 もはやスポーツ観戦はTVだけでなく、場所を選ばずデジタル機器で手軽に楽しむ時代。「メディア環境が変わった今、後れを取ってはならない」と中西常務のコメント。
 欧米の有力プロスポーツは動画配信でJリーグのはるか先を行く。ブンデスリーガは独自の映像製作会社を設立。リーグの魅力はコンタクトの激しさである事から、「痛いシーン」の特集等を編集、配信し、ファン獲得に活用。MLBアドバンスト・メディアは投球・打撃シーンだけをすべて見せるダイジェスト放送が人気。
 日本でもいち早くJ1鹿島はカシマスタジアムに最先端の鬼気を備えた放送用スタジオを設置し、スカパー!中継向けの映像を独自で製作。「クラブが主体性を持って、ファンに見せたい映像を作る。もちろんクラブスポンサーの看板もしったり映せる」と事業部長のコメント。
 しかし、Jリーグのネットでの動画配信の権利はスカパー!が持つため、リーグやクラブが公式サイトで許可なしに配信できる映像は過去のものに限定。jりーぐはスカパー!の理解を得られれば、映像の配信を充実させる意向。

【IT人材を確保】
 動画情報はネット上で拡散。近い将来にデジタル事業が重要な位置を占めるのは確実。「しかし、各クラブにはまだテクノロジーの変化に対応できるITエンジニアもネット上の個人情報を管理するセキュリティーのプロもいない」と村井チェアマンのコメント。
 そこで、そういた人材を確保し、デジタル事業の関連会社の設立が視野に。来シーズンはスウェーデンのカイロンヘゴ社の「トラキャプ」というシステムを導入し、選手とボールの動きを追い、走行距離や速度等のデータをスマホ等にリアルタイムで配信。機材のレンタル料等で年間9千万円がかかるが、選手のパフォーマンスを印象ではなく、数値やグラフィックで示す事で試合の楽しみ方の幅を広げるそうです。
 Jリーグは今まで時代の流れに余りにも鈍感であり、この事業の加速が人の目を向けさせるのが困難な時代になっておると締めくくっています。

 雑感になりますが、まずはドイツでなく、商業主義の象徴であるアメリカ、しかもMLSでなく大リーグをお手本にしようという動きに首をかしげます。視察にも誰だったか行ったようですね。確かに最近は、若いファン・サポーターを中心にスマホやタブレットで、スカパー!の動画を観る時代。各クラブの公式サイトのプラットフォームの統一化はいい事だと思います。現在は、各クラブで内容もスキルもバラバラな状態で、コンテンツもこんなに違うのかとうなる位に差が開き過ぎ。個人的にはぜひ、「ホームタウン活動」とか「地域・社会貢献活動」のページの充実を必須にして欲しいですね。あと、SNSの活用状況もバラバラ。特に公式フェイスブックはやっていないところがほとんど無くなりましたが、この辺りはぜひ統一して、未利用のところには情報発信・開示を義務付けて欲しいですね。
 独自の動画配信といえば、なでしこリーグ(なでしこTV)が先駆者ですね。もっとも認知度向上が最優先されているからでしょうが。明治安田生命Jリーグには「スカパー!依存体質」が重く引っかかってくるのではないでしょうか。明治安田生命Jリーグで独自にやろうとすればするほど、スカパー!の優先性が脅かされる訳なので、絶対に抵抗が出ると思います。「来季からの分配金の半減を考えている」という風に。その辺りはアメリカではなく、ドイツを参考にすべきと考えます。スカパー!とうまく共存できたらいいですね。
 ただ、思い出しましたが、この映像ビジネスは将来的に無料化すると聞いています。昔の報道で、動画配信の無料化が近々やってくるという記事を読んだ事があります。(探してみます) つまり、現在はスカパー!に加入しなければ、明治安田生命Jリーグの試合動画は視聴できませんが、そのうちに広告付きの動画を観られる時代が来るというもの。そうなると、現在の放送ビジネスは完全に瓦解しますね。
Jリーグ組織問題関連 (その他): /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /
Jリーグ組織問題関連(2ステージ関係):22 / 21 /  /  /  /
 /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /

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スポーツ文化の素晴らしさ73

2015-01-03 00:04:09 | スポーツ文化・その他

 異競技のレポです。格好良く言うと、冬季スポーツの研修でもあります・・・
 年末の某休日にお誘いを受けて、ちょっと雪山に行ってきました。本当にちょっと軽~く、メンバー有志のレクレーションに参加した感覚で。
 語る会やフットサル練習会の中で何となく、有志でスキー・スノボに行こうという話が出ていました。今回の年末年始は9連休。行くしかないっしょという事で、日程調整スタート。いろいろと調整した結果、日帰りで大山に、しかもバスツアーを利用して行く事になりました。まあ、仲間とこういうのに行くのは楽しいですね。若い頃は1シーズンに何度も行っていましたが、一つの歳を経てそんな元気は無くなっていましたが、久しぶりの雪山です。ちなみにこのブログでちょうど3年前にレポが出ています。
   
 いろいろ名前が挙がりましたが、結局集まったのはB太氏(昔のHNはKo氏)、山やん君、鴨さんとその同級生です。当方以外はスノボ。当方は頑固にスキーです。しかもカービングタイプではないやつ(苦笑)。昔、こういうツアーで他14人がスノボでスキーが1人だけという状態になって、かなり気持ちがスノボに傾きかけた事がありましたが、その時もガッチリ堅守でした。正直、スノボではもっと年を取った時に絶対にできないでしょう、それでいいのかと。
 大昔は大山まで行くのに時間がかかっていましたが、ここ最近は高速道路が完備していて、あっという間に到着しました。今日くらいから寒波が来ていますが、この時は暖かい日で正直雪質が心配でした。

 B太氏と山やん君が、この日スノボデビューした若いお二人を教えます。当方は頑張れと横で励ますのみ(笑)。面白い事に技術の習得に個人差が出ます。鴨さんとお友達の妹さんで一緒にスタートしたのですが、妹さんの方が飲み込みが早い。鴨さんは、最初によいしょと板に乗るのにずっと一苦労。どうも筋力というか腹筋というか、その辺りが弱い様子。しばらくして、妹さんはターンができるようになりましたが、鴨さんは板に乗るのに苦戦する状況がずっと続く。
 コーチ2人も自分の滑りもしたいために、午後からはお二人にスノボスクールに入校してもらいました。帰る時に鴨さんに「乗れるようなった?」と聞いてみると、スクールでは腹這いの状態から板に乗るように指導を受けたとか。さすがプロのコーチ。参加メンバーで、ぜひ第2弾で行きたいという話になりましたが、その時にお二人の腕前が見られるのか。
   
 来場客について、B太氏は多かったと言っていましたが、当方は少なかったんじゃないかと感じました。特に上半分。中四国のスキー場はファミリー客を中心にわんさかと来ていて、元々ぶつかりそうになるというイメージがありましたが、今回はまるで信州の有名スキー場の上の方で滑っているような印象。すなわち、ゲレンデに人がそれほど混んでいない状態。まあ、信州とは根本的に雪質が違いますが。
 現地にウィンタースポーツの視察?に行って、いろいろとスキー、スノボ事情の勉強になりました。スキーではやはり、世の中はカービングタイプのみが通用している。昔からのスリムタイプはとうとう見かけなかったです。(B太氏いわく骨董ものとか)
 まあ、五輪の競技でもカービングタイプですから。でも、個人的にはカービングタイプというのは板の形状で曲げやすくしているスタイルで、本来の形ではないのではないのかと。カービングでいくらターンを上手くなっても、スリムタイプを履けばダメでしょうと。まあ、「もうスリムタイプは使用されないよ」と突っ込まれる旧式の古い考え方なのかもしれませんが。

 スノボですが、ブーツがシンプルになっていた気がしました。一昔前は長いヒモを必死に結ぶ光景をよく見ましたが、何かワイヤーか何かで簡単に締め付けていましたね。あと、少し気になったのがファミリー層が少なかった事。見たのは10代から20代前半の若者世代ばかり。我々のようなオジサン層も、ファミリー層も少なかったですね。9連休だから多いと思ったのになぁ。
 前回行った時は、大山のゲレ食でファジサポに出会ったりと、このブログっぽい話題があったのですが、今回はそういうハプニングも無し。吹雪の中、滑走中に写真を撮って、ブロガー魂をPRしましたが、今回は最上部からの景色のみで、ちょっと平凡なスナップ写真かな。また、話が盛り上がって、スキー・スノボに行くかもしれません。興味がある方は、ご連絡ください。
前回関連:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110112

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優勝の味26

2015-01-02 00:01:12 | サッカー(J3以下・外国・他カテゴリ)

 TV観戦レポです。
 今回は元旦国立の天皇杯は無く寂しいなぁと思っていたら、どっこい皇后杯がありました。しかも、去年までの天皇杯と同じ時間帯の中継。NHKさん、ありがとうございます。生書き込みまではいきませんが、来た年賀状のチェックをしながら、のんびり観ています。正月のサッカーが観れて良かったです。そういえば、3年前にはこの日時に向こうにいたんだなぁと。確かに、代表組の休養は必要だと思いますが、可能であればやはり元旦天皇杯ですね。来年はまた元旦にやると聞いていますが。
 今日決勝の対戦は浦和さんと日テレさん。浦和さんはリーグ優勝できなかった男子の分まで頑張って欲しいですね。そういえば、2009年に元旦国立に行った時は、天皇杯の前座試合で女子決勝が行われていたのを思い出しましたが、5年を経て今では単独開催、生中継をされるまでになったのですね。
   
 日テレは全36回の開催で決勝の半分に出場している超名門です。浦和はリーグ最少失点。日テレは最多得点という状況。天皇杯のテーマ曲が流れます。これを聞くと正月サッカーだなと思います。会場は味スタ。来シーズンのJ1昇格プレーオフの会場です。地元・新生長沢ファジはその場に立っているのか。出てくる顔はなでしこジャパンでおなじみの選手ばかり。が、誰かいないなぁと思っていたら判明しました。猶本ちゃんがいません。今日は右ひざのケガで欠場です。あのヴィジュアル系がいないのはちょっと寂しいですね。
 日テレは10代の選手が5人いるという若いチームです。籾木の背中ネームが「NICOLE」になっていました。ん??どういう意味なのかな。とても異色です。「WOODS」はダメでも「NICOLE」はいいのかなと。前半19分、日テレ先制。ゴール前でなでしこジャパンの田中が決めました。前半を見る限り、ポゼッションで攻める日テレ、必死で守る浦和という感じです。
   
 何と、ハーフタイムの気温は4度です。そういえば、今朝の岡山の元旦朝は白く化粧されていましたね。半袖の選手が何人かいますが、元気ですね。後半も日テレの方がポゼッションは上回っています。試合を観ても、10代の選手が躍動していますね。ヴェルディさんは、2014年Jリーグアウォーズで最優秀育成クラブ賞を受賞されました。冨樫監督は、アカデミー出身で選手になり、指導者としてトップ監督まで行ったそうですが、そんな人材は今まで無いでしょう。そういうDNAがヴェルディさんには流れており、レディースにも受け継がれているのかな。それにしてもそういう素晴らしい育成クラブなのに、J3降格の手前まで行ったトップチームの不振はもったいないですね。
   
 試合の結果はそのまま、1-0で日テレが勝って優勝しました。3年前に皇后杯と変わって初優勝。トータルでは11回目の優勝。無失点で優勝。表彰ですが、外からの階段を上がるのではなく、中の通路からスタンドに出て、通路を通って階段を上がって行きました。日産スタでは上から渡していましたが、味スタでは同列からの贈呈です。いつか、岡山のチームがあそこで皇后杯を掲げて欲しいですね。ちなみに試合後、寺谷監督の勇退が発表になりました。
 個人的には、この試合中継に出てきた、日テレのベテラン選手、小林選手の引退が印象に残りました。たぶん、読者の方は誰も知らない選手でしょうが、当ブログではJCNグループ4局放送で放送されているチームPR番組「ヴェルディ・ベレーザwith地域サッカー密着『11FC』」の人気コーナー「蹴球七日」の自撮レポーターをされていました。今もやっているのかな。その時にとても味のある選手だなぁと思っていましたが、引退は残念ですね。
 あと、来年の天皇杯を思い描きながら観ていました。ちょっと器が小さいスタジアムですが、東京五輪までの辛抱です。おめでとうございます。
   

 そして、昨日は高校サッカーを観ていました。面白かったですね。2年ぶり22回目の出場の作陽は、1回戦で流経大柏との試合ですが、PK戦(ロスタイムがちょっと・・・)まで行ったのに作陽惜しかったですね。PK負けでした。流経柏といえば、柏ユースのライバルでプロ入りが決まっている選手が何人もいる強豪。語る会で聞いた話ですが、最近は作陽も関西から選手が多く来ているそうで、昔の高校野球強豪高のように、県外出身者ばかりの状態だとか。
 プレミアリーグEASTの流経大柏に対して、プリンスリーグ中国の作陽と、元々カテゴリ的に差がありましたが、よく健闘したと思います。もうちょっとの差で勝てていました。流経大かしわのチャントが、ヤマトとか某黄色いチームのものばかりだったのが面白かったですね。TVで観ていたら、画面上でロスタイムが過ぎて、勝ったと思ったのに、千葉ホーム(柏の葉)というのもあったのかな。

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