開催レポです。
実は約5年前から、各界で活躍されているメンバーが自然と集まり、「同士の会」を開催しています。その開催記録的なレポを昨年から、1年に1度この場で出しています。「岡山スポーツを応援・支援する者同士」という意味で、何か志がある「同志」という意味では無いと思います。テーマは岡山のスポーツ文化やスポーツによるまちづくりについて。当然ファジアーノ岡山をはじめ、湯郷ベルや岡山シーガルズの話から盛り上がり、話の終盤からスポーツによるまちづくりの様々な話に花が咲くというパターンでした。ここ最近は、おかやまスポーツプロモーション(SPOC)研究会絡みの話が多いですね。時々話のクオリティが高すぎて、ただただ聴くだけというシーンも少なくないです。
メンバーは、この会にふさわしいだろうという事でメンバー推薦で新しく参加されるという形できています。何人か少し顔を出されたが、来なくなった方もおられます。当方が幹事役としてお世話をさせていただいています。今回は少し遅れましたが、2015シーズン分です。
第20回 第21回
第19回:2015年6月15日(月)/あぶり五六八 /8名/ MN氏、KO氏、YT氏、KT氏、AT氏、TK氏、MH氏、NY氏
第20回:2015年10月7日(水)/らくだ /8名/ MN氏、KO氏、YT氏、KT氏、MO氏、AT氏、TK氏、NY氏
第21回:2016年1月27日(水)/成田屋 田町店 /8名/ MN氏、KO氏、YT氏、KT氏、AT氏、TK氏、MH氏、NY氏
本当にマンパワーの集まりで、皆さん活躍されているそれぞれのシーンからのお話で毎回勉強になります。マンパワーの結集というのが、アクションを進めるメインテーマだと考えています。それは仕事も同じ。この会も「そのうちにそうなったらいいなぁ」と4年間言い合っていた事が昨年実現したりと、やはりマンパワーの結集は、直接つながっていないにしても思わぬ結果を産むものだとつい実感しました。
懇談会で話が白熱する光景の中で、ネガティブに熱くなるシーンもよくありますが、実際はスポーツ好きのおじさん達が参集して、岡山のスポーツを肴にワイワイと飲み食いする会合ですね。
メンバーには登録されているが、まだ都合が合わず参加されていない倉敷のMS氏がおられます。この方とは少し前に少し話を交わしましたが、早く参戦して欲しいですね。先日、メンバーのMH氏から以下の挨拶をいただきました。
「私事で恐縮ですが、6月1日付で大阪へ異動となりました。AT様、MN様らには別会合でお会いできると思いますが。色々と勉強させていただきありがとうございました。大阪でも岡山を応援させていただきます!」
残念ですが、岡山のスポーツチームの大きなスポンサー様の方でMN氏の紹介で来られていました。よくしゃべられる副○○長さんでした。大阪でのご活躍を祈念しております。
今回は少し遅れましたが、スポーツクラブの1シーズンを節目ごとに、今後も時々レポのような形で記事としてアップしていきます。ちなみにこの会はメンバー紹介制のため、メンバーを募集しておりませんので、あしからずです。
同士の会関連①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20151011
リスペクト(事例紹介)コラムです。
当ブログでは前々から、将来的にはサッカー界もビデオ判定が必要と書いてきましたが、5月にJ3で追加副審初導入されたというニュースが流れました。今回はビデオ判定ではなく、前から名前が挙がっている追加副審ですが、どうだったのでしょうか。以下、抜粋して紹介。
【J3初の追加副審:日刊スポーツ】
J1チャンピオンシップなどで導入が決まっている追加副審が5月22日に開催された、J3のG大阪U-23対相模原戦(万博)で初めて試験導入。ペナルティーエリア内の反則やゴール判定を補助するためで、両ゴール付近に1人ずつ配置。主審の死角を補うことで正確な判定につながることが期待。この試合では微妙な場面はなかったが、審判が選手らとどのような意思疎通を図っていたか聞いていたという小川佳実審判委員長は「CKやFKの時に選手に声掛けをしていた。1、2回したら選手は無駄な引っ張り合いや押し合いをやらなくなった。いるだけで効果がある」と説明。微妙な判定以外の効果も実感したとか。
その場にいた選手は「入ったのか入ってないのかという場面にレフェリーがいてくれるとサッカーがしやすい」「今まで見えてなかった所でジャッジしてもらえることでゴールも生まれやすく、守備もしやすくなり、プレーのスムーズになる。プレーの質が上がり、余計なファウルが減ると思う」との声。
日刊スポーツ該当記事:http://www.nikkansports.com/soccer/news/1651598.html
これから続々と追加副審が登場するシーンが増えてくるでしょう。そのうちJ2のCスタの試合や、どこかで連れて行かれた黄色い試合で、あれっゴール横に別の審判がいる。そうか、あれが噂の追加副審かという日が遠からず来るでしょう。以下はその概要です。
【欧州での追加副審】
'08年にU-19欧州選手権の予選で初めて試験導入。その後、'09-10年シーズン欧州リーグで1次リーグ全144試合、さらに決勝トーナメントでも試験的に導入。'12年の国際サッカー評議会(IFAB)での決定により、ゴールラインテクノロジーが採用されるのと同時に、追加副審制度も正式採用。以降、UEFA主催の欧州CLや欧州選手権などで継続的に導入。
【追加副審とは】
・任務: 主審が試合をコントロールするのを援助。主審の要請や指示により、フィールドや用具の点検など試合運営にかかわる事柄について援助。
・試合中の位置: ポジションはゴールライン後方の約11mの間に位置し、特別な場合を除きフィールドには入れず。
・ゴールキック時: ボールがゴールエリア内にあるかチェック。正しく置かれていない場合は主審に告知。
・PK時: ゴールラインとゴールエリアの交点に位置。
・PK戦時: ゴールの左右のゴールラインとゴールエリアの各交点に位置。ゴールポストの間とクロスバーの下で、ボールの全体がゴールラインを越えたかどうか、主審に合図。
5月のJ3の試合を皮切りに、当ブログが大反対しているチャンピオンシップなどでも導入。ゴールラインテクノロジーやビデオ判定も含め、どのシステムが一番いいのか検証されるそうです。ただ、追加副審は人員確保の問題もあって、来シーズン以降は未定だとか。当ブログでは何度も言いますが、ビデオ判定だと思っています。そんな中、村井チェアマンが日経新聞でビデオ判定も含めたコラムを書いています。以下、抜粋して紹介。
【Jリーグが変わる? 判定の精度あげる追加副審」:日経新聞】
Jリーグは5月からJ3の毎節1試合で追加副審を試験導入。得点の有無、ペナルティーエリア内での判定の精度アップを図るもので、両サイドのゴールライン後方に追加副審が1人ずつ立ち、主審をサポート。
〔審判団6人、欧州CLで導入済み〕
'09~10年シーズンの欧州リーグなどでのテストを経て、国際サッカー評議会(IFAB)は'12年に追加副審を導入。欧州チャンピオンズリーグ(CL)が採用しており、追加副審を置くと審判団は6人体制。Jリーグでは昨シーズンに誤審が相次いだため、判定の向上のために協力していこうという気運が発生。
〔J3のテスト経て天皇杯決勝でも採用〕
CKの際の小競り合いには追加副審が目を光らせる結果、主審はボール周辺のプレーに集中。得点の有無は追加副審が判定し、副審はオフサイドかどうかに集中することにより、判定の精度は向上。5月22日のJ3の試合では追加副審の出番は無かったが、追加副審を置いたことで監視の目が増え、それが選手へのけん制になったのかもしれない。審判を欺くような小ざかしいプレーの予防につながるのだとしたら、追加副審導入のメリットは大。
J3でのテストを経て、ナビスコ杯の準決勝、決勝、J1チャンピオンシップ(CS)、天皇杯の準決勝、決勝で導入予定。
〔映像をチェックする副審も試験運用〕
試合中に映像でプレーをチェックする副審であるビデオ副審の2年間の試験運用を認められ、試合を決定づける判定である「得点、PK、退場、警告・退場を出した相手の誤り」について主審に勧告。ただし、テニスやアメフトのように、選手・監督が審判に映像による判定のチェックを要請は不可。反則に当たる行為があったからといって、主審がすべて笛を吹いてプレーを止めるべきではないため。反則を受けた選手に立ち上がってプレーを続行する意志があるなら、そのまま流すのが筋であり、それがサッカーの本質。
主審は選手のその意志を読み取る必要があり、ボールがゴールラインを割ったかどうかは機械的に行われていいが、プレーを止めてFKを与えるべきではない。すべてが機械的になるとサッカーの面白みが薄れてしまうため。
ビデオ判定に関しても、選手の意志を読み取り、尊重したものにしないと、試合をうまくオーガナイズできない。映像がすべてという機械的な判定に特化すべきでなく、テクノロジーに頼った判定方法を優先すると、審判の技量が向上しにくくなるのではないかという懸念も。
〔厳しい環境で求められる満点の判定〕
判定の精度アップのためには、個々の技量に委ねるのではなく、制度そのものを強固にしていくことが必要。そのための追加副審、ビデオ副審の導入であり、審判団が補い合って判定の精度を上げていこうという流れ。おそらくビデオ副審の導入も、選手のあざむくプレーの予防になり、サッカーにとって大きなプラスになると締めくくっています。
日経新聞該当記事:http://www.nikkei.com/article/DGXMZO02943670Q6A530C1000000/
という感じでした。さすが村井チェアマン。広い視野でいいと思います。とにかく、世界一人気のあるサッカーというスポーツで世紀の誤審が起こる事だけは避けて欲しいのです。テニスやバレー、ラグビーという他の国際試合を見るたびに、どうしてサッカーは・・・とため息が出ます。変な歴史やプライドは捨てて、判定の精度を高めて欲しいです。サッカーのお偉いさんはぜひ、ビデオ判定を導入している他のスポーツ試合を観て欲しいです。そういえば大相撲も「物言い」はビデオ判定ですから。と言ってもFIFAが変わらなければ前に行かない話ですね。
リスペクト(事例紹介)コラムです。
先日、千葉サポさんがスタジアム広告を購入して、スポンサーバナーを掲示されたという情報を知りました。「そこに在るための広告”。Jリーグサポーターが広告枠を買う理由」というDEAR MAGAZINEのコラムです。ありそうで無かった事例だと思います。どういう経緯なのか、気になります。以下、抜粋して紹介。
「そこに在るための広告」があるのは、J2千葉のホーム・フクアリ。一般的なスタジアム広告とは異なる「広告の在りかた」を提示。それは「サポーターが広告枠を買い、サポーター自身が、サポーターのために掲出する広告」だということ。
【利益のない広告?】
フクアリの中に掲出されている看板広告の中で、唯一営利目的でない広告が、「千葉フェライン」の広告。千葉フェラインは’10年からフクアリに看板広告を掲出し、有志でジェフをサポートする団体。サポーター自らが企画し、費用を集め運営。一般的に、企業はサッカークラブを通して自社の存在をアピールし、利益に繋げるために広告枠を使用するが、千葉フェラインは自分たちでお金を出し、サポーター自身の愛情をアピール。愛情の対象はクラブなので、クラブ(のスタジアム)から広告枠を買い、クラブをアピール。直接的な利益は広告主である千葉フェラインには発生せず。発信する上でのベクトルが、普通の広告とは異なる。以下、代表とのインタビューの抜粋。
フクアリが完成してしばらくは看板広告が埋まっていたが、徐々に減少し、サポーターとしてできることをしようと、クラブがJ2に降格した’10年からこのプロジェクトをスタート。サポーターみんなでお金を出し合って1つの看板を出す。イメージとしては一口馬主。他のクラブでは経営危機の際に寄付を募ったケースなどがあったが、J2千葉はそういう訳ではなかったので、直接的支援とは別の方法でサポートするのもいいのではないかと。
フクアリは千葉市の所有しているので、広告を出してもクラブへの直接的支援にはならない。様々な支援の形のニーズに応える受け皿を作りたかったというのもあり、この方法を採用。「サポーターがクラブを支えている」というのをわかりやすい形で示すことで、地元企業や地域の方々もクラブを支援しやすい雰囲気を作るという狙いも。
【あえて設定した5,000円というハードル】
最初は赤字覚悟で知り合いだけに協賛を依頼。一口5,000円という額は「それなりの責任を1人1人に持って欲しい」という目的があり、ネットでの協賛募集を開始してからも継続。今では3桁を超える人も協賛。
グッズやウェブデザイン等の担当、システムを組むエンジニア、運営全般を担当という3人で運営しており、元々ゴール裏で応援していた仲間で集まって何かしようっていう感じ。自分達がまず楽しもうというところからスタート。今後のノベルティに関しては、ジェフサポーターのクリエイターの方にイラストなどをお願いすることも検討。
【スタジアムに行けなくても、サポートしたい】
フクアリには行けないが、応援する気持ちを託したいという、観戦が難しくなった人に協賛してもらうケースが結構あり、スタジアムに自分達のサポートが一番わかりやすい形で、目に見えるということになる。その感覚は広告への協賛というやり方ならでは。広告の端っこの一部でも「俺のスタジアム」と言えるのはとても嬉しいと思う。
プロジェクトのゴールとして設定してるのは、フクアリの全ての看板スペースが企業広告で埋まること。元々スタートは看板広告が減ったところなので、全部埋まって、「僕たちの広告が必要なくなること」がゴール。
DEAR MAGAZINE該当記事:http://dearfootball.net/article/1622
こういう記事でした。ようはファン・サポーターでフクアリの看板(横断幕?)スポンサーになったという事なのかな。千葉フェラインの公式HPを覗いてみました。少し千葉のフェラインというものに近づけた気がします。以下、抜粋して紹介。
①千葉フェラインとは:
「フェライン(Verein)」とは、ドイツ語で「会、協会、連合、団体」といった意味の言葉で、ドイツにおいてこの「Verein」は地域に根差した活動している組織体が主。この「Verein」という言葉を指す意味が、我々が考えている「地域のサポーターにもなる」という考えに最も当てはまる名称であると考え、長期的な視点で、またJリーグ全体の視点で考えた時、クラブだけではなく「地域全体の活性化」が我々の応援しているクラブへの還元できる事。そのために出来ることを模索しながら様々な活動を展開。
②協賛金額:
1口:5,000円(2015~2016シーズン)、支払方法:ゆうちょ銀行への振込み
千葉フェライン公式HP:http://www.chiba-verein.com/
「フェライン」自体は、当ブログでも昔の記事で、スポーツシューレ絡みの記事で紹介していました。言葉自体、実態自体は語るのにとても難しいです。何しろ日本のは全くない文化なので中身がよくわかっていません。フットボールチャンネルの記事で紹介されていましたが、読んでももう一つよくわかりません。
まあ、本来の意味は置いておいて、千葉さんの事例はようはスタジアム看板スポンサーにファン・サポーターグループが申込み、新しい後援会のようなものができたという事ですか。
でも面白いですね。直接チームを支援するでなく、スタジアム看板スポンサーという観点で、フクアリそのものとJ2千葉を応援する組織という事ですか。他のクラブにはなかなか無いスタイルだと思います。千葉フェライン自身がコメントしていましたが、早くJ1に復帰して看板スポンサーが埋まり、千葉フェラインの出番が無くなる事が望ましい姿だとか。また、J1での千葉ダービーが観たいですね。千葉さんはそもそも、古河電工閥と、JR東日本閥に経営的に分裂しているという構造的課題(どこだったか忘れましたが、昨年まで「構造的欠陥」があると言われていたところがあったような・・・)があり、個人的には経営的に強いクラブにできる要素は少ない気がします。
J2千葉関連⑬:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20151003
〃 ⑫:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20141020
〃 ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20131206
〃 ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130113
〃 ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110216
〃 ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100719
〃 ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20091218
〃 ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20081023
〃 ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20080515
〃 ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20061104
〃 ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060413
〃 ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060205
〃 ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20051107
フットボールチャンネルに「岡崎慎司がもたらした知られざる経済効果。中学時代を過ごした街クラブに1300万円を生む『連帯貢献金』とは」というコラムが載っていました。名前は以前に聞いた事があるような無いような、そんな感じですが、面白い情報でした。以下、抜粋して紹介。
FIFAの規約には、次のように記載。(上左図はクリックしたら拡大)
「プロ選手が契約年数が残っている期間に移籍する場合、所属元クラブに支払われる移籍金(※育成補償金を除く)の5%を『連帯貢献金』として選手の育成に関わったクラブに分配しなければならない。連帯貢献金は、12歳から23歳の誕生日を迎えるシーズンまで登録されていた年数によって決まる」
連帯貢献金を得る権利があるのは、選手が12歳から23歳まで所属していたクラブで、在籍していた年齢や期間によって割合が設定。岡崎選手の場合、「宝塚FC」「滝川第二高校」「エスパルス」の3チーム。例えば、12歳~15歳までに所属したチームは、移籍金の0.25%×在籍年数分の連帯貢献金が発生し、16歳以上であれば比率が0.5%に上がり、宝塚ジュニアFCの場合、移籍金13億2000万円×0.25%×4年=1320万円。
なお、移籍先のクラブは30日以内に育成クラブに連帯貢献金を支払わなければならず、18ヶ月が経過しても支払いが確認されない場合は選手が所属する協会に支払い、育成部門の発展に使用しなければならないとか。つまり、岡崎選手の場合は2017年12月までに育成に関わった3チームに連帯貢献金が支払われなかった場合、日本サッカー協会が代わりに受領。これらを知れば、岡崎選手がレスターに移籍したことでこの3チームがどれほどの恩恵を受けられるのかがよく反映。
【岡崎が中学時代を過ごした宝塚ジュニアFC、第一の目的は「選手が楽しむこと」】
「岡崎選手とは15年前で関係が切れたわけではなく、我々が彼の試合を観に行くのは当然として、機会があるたびに、彼はお忍びでクラブに顔を出してくれる。ブラジルW杯の後も彼とは会って話をしている」と、宝塚ジュニアFC代表が現在も岡崎と親交があるとコメント。南アフリカW杯も現地を訪れ、レスター移籍後も渡英して応援しているとか。
連帯貢献金を得る権利があることについては、「今後、我々がそのような海外移籍で移籍金を生み出すことができる選手の育成をクラブの主眼におくつもりは無く、今まで通り、当クラブを選んでくれた選手がサッカーを楽しめるようになって欲しいと希望」と、臨時収入を得ることを第一の目的として活動しているわけではないことを強調。もし岡崎選手が契約満了によるフリートランスファーでレスターに移籍した場合、連帯貢献金は3チームへの連帯貢献金は発生せず。
選手が移籍する際に移籍金を残すことは、直前に所属していたクラブだけではなく、自身が過去に所属していたクラブにも提供。なお、滝川第二高校は今回の件について回答を控えるという返答。
【日本サッカーの発展に不可欠な経済効果】
海外の選手で連帯貢献金が活用された他の事例として、スペイン代表のペドロ・ロドリゲスがバルセロナからチェルシーに移籍した際、17歳まで所属していたテネリフェ島のラキ・サン・イシドロ(5部相当)に連帯貢献金が発生。報道では約33億6,000万円とされ、計算式にあてはめるとラキ・サン・イシドロは1.5%の約5,040万円を獲得。ラキ・サン・イシドロの年間予算の4年分の金額に相当。
連帯貢献金制度はJリーグ間の移籍には当てはまらないため頻繁に発生しないが、国内の指導者の間で広く認知されているとは言い難い状況。ほとんどの指導者は利益のために選手を育成しているのではないが、多くの指導者、そしてサポーターや関係者がこの制度の存在を理解しているかどうかは非常に重要なこと。サッカー界において、経済的な側面は度外視することはできず、連帯貢献金によって日本サッカーに経済効果をもたらすことは、育成年代の発展に繋がっていくことでもあると締めくくっています。
面白い情報でした。他の本田選手や香川選手では連帯貢献金は発生しないのかという素朴な疑問にぶち当たりますが、契約期間途中で移籍した場合なので、該当しないのかな。上にあるように、契約期間満了での移籍の場合は連帯移籍金は発生しないので、たなぼたみたいな資金なんでしょうね。このFIFAの制度は、単純に下部カテゴリのアカデミークラブにも夢を与えるいい制度だと思います。連帯貢献金が出身クラブに支払われるために、その選手が顔を出しやすくなる効果もあると思います。昨年まで、いや今年も「不正な金銭の流れ」でニュースを賑わしたFIFAですが、別の面ではこういう素晴らしい制度をあるのですね。ぜひ、こういう部分をもっともっと伸ばして欲しいと思います。
リスペクト(事例紹介)コラムです。
先日、サッカーキングに、「日本サッカー界の育成にメス!…欧州式の育成評価システムが“黒船”になる!?」というタイトルで、ダブルパス社による欧州型育成システムについて記事が出ていました。以下、抜粋して紹介。
ベルギーのダブルパス社の育成システム「フットパス」は昨年秋から本格的に始動し、J1、J2各クラブのアカデミーに対する監査を開始。先日、同社より第一弾の評価を発表されたが、それが日本の育成を大きく変えるかもしれない内容。「フットパス」は、外部の第三者機関が各クラブから提出された資料の検証と訪問してのヒアリング、そして練習や試合の分析を通じてクラブの育成組織を評価するシステム。ベルギーのダブルパス社が独自に開発し、ドイツ・ブンデスリーガなどで広く採用された仕組みで、クラブの「フィロソフィー」や「カリキュラム」、「メソッド」、「ミーティング」、「選手評価」、「情報共有」などのシステムを上から下まで幅広く評価。
Jリーグでは昨年秋から今年初頭にかけて、J1の7クラブ(浦和、FC東京、川崎、湘南、名古屋、G大阪、広島)を対象として最初の監査を実施。まずは膨大な資料提出を求められとにかく細かいことが特徴で、Jリーグの松永育成ダイレクター(前J1名古屋アカデミーダイレクター)は「300件くらい回答項目があって、本当に大変だった」とコメント。
その上で実際にクラブを訪問してきた監査役がクラブの社長、GM、トップチーム監督、アカデミーのコーチやトレーナー等の他に、アカデミー出身のOB選手や現役選手からヒアリングを実施し、その上で練習と試合を視察し、さらに映像で複数試合も提供を受けてそれを分析。
その監査役はJリーグのスタッフではなく、あくまでダブルパス社からの派遣。またクラブから提出される資料に関しては、Jリーグ関係者もアクセス不可能。守秘義務がある独立機関だからこそ、人事面などを含めたデリケートなデータも提供できるという考え方。ちなみに派遣されたダブルパス社のスタッフの中には、かつて横浜フリューゲルスや浦和などを率いたゲルト・エンゲルス氏も所属。
このシステムの大きな狙いは「人が変わっても残る財産をクラブが保持。(指導法や全体の方針、選手の評価基準などを)言語化、システム化すること。監査後に行われるダブルパス社からのフィードバックは、客観的に、無感情で通達されるそうで、Jクラブのアカデミー全体として属人的という欠点が浮き彫りになった模様。
会社組織でありがちだが、人が変わればやり方も変わり、しかも前任者が積み上げたものが残っていないケースはしばしば見られる。2、30年ずっと同じ指導者がいる高校、大学サッカーと比べて、人が頻繁に代わるJクラブでは致命的。試合の分析ツールなどもクラブ内で統一されず、各コーチが個別にソフトを導入し、情報や課題が共有化できていないような細かい点についても指摘。
また、アカデミーとトップチームなど、カテゴリー間の連絡・連係を図るための仕組みがなく、指導者間の関係性に任されている点も問題視されたが、これもまた属人的な部分。
そもそも「育成組織での指導者採用に基準があるのか」、「コーチをどう査定していて、どういう基準があるのか」という部分も問われたとか。人脈の中でで採用され、誰かのフィーリングで評価も決まってしまうようなクラブもあるような部分も疑問提起。
同様に「会議」のあり方も指摘。カテゴリーを超越し、トップチームからアカデミーまでのスタッフが集まるような場がないこと、「一人の選手を上のカテゴリーに上げるかどうかといった重要なことを、誰がどういう責任を持って、どういう会議体で決定するのかも意外にちゃんと決まっていないという点も指摘。これはそもそも「どういう選手をどう評価するのか」という基準をクラブとして持っているのかという根本的問題にも繋がり、従来の「日本式」にメスが入った形。
「フットパス」については各種報道で「採点」や「格付け」の部分が強調されてきたが、制度の肝は格付けそのものよりも、むしろフィードバックの部分。特に諸問題が指摘されることになるフィードバックの場に育成の担当者だけでなく、クラブの社長やGMも同席することに大きな意味が存在。
監査での指導があった場合に、クラブ幹部がどう判断するのか。クラブの反応もまちまちであり、早くも指摘を反映して改革を実践し始めたクラブもあったとか。良くも悪くも外圧に弱い傾向があるのが日本人。そのメンタリティーを考えると、フィードバックの場にクラブ幹部が同席することは、意外に大きな効果を生み出していく事を今後期待。
ドイツでも導入当初は反発が強かったが、ブラックボックス化されがちな育成組織の内部が外からの視線にさらされ、客観的評価を受けること自体は貴重な機会。
今年3月から8月にかけて新たに16のクラブが、9月から来年1月にはさらに17のクラブが評価を受け、計40のJクラブが監査を受ける予定。最初の7クラブは経営規模が大きく、育成で伝統のあるクラブが中心だっただけに、この過程ではまた違った課題も見えてくる様子。
肝心なのは監査そのものではなく、フィードバックを踏まえながらいかに各クラブの育成をより良くしていけるかという点。日本の育成に対する「危機感」が叫ばれる中で、日本の中・高校生年代のタレントの多くを預かっているJクラブの責任は重大。特に、育成の現場と縁遠くなりがちなクラブ幹部に対してアプローチする機会を得たことを、現場で格闘している指導者たちが前向きに利用していってくれればと思うと締めくくっています。
という内容でした。来年1月までに40クラブが監査を受けるそうですが、J1とJ2を合わせてちょうど40クラブ。なので、地元岡山も受けるのでしょう。さて、どういう効果や反応が出るのでしょうか。個人的には、ぜひ育成力で一つ頭で抜けている某黄色いチームがどういう評価を受けるのか知りたいところです。あと、サテライトリーグやJ3へのセカンドチームの参入などはダブルパス社にはどう映っているのか気になります。
今、アカデミーで頑張っている高校生世代の選手達がちょうど、2020年には東京五輪の主力になります。東京五輪でメダルを獲るために、ダブルパス社のみなさんには頑張って欲しいですね。
サッカーキング該当記事:http://www.soccer-king.jp/news/japan/jl/20160519/444493.html
ダブルパス社関連②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160222
〃 ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20151215
リスペクト(事例紹介)コラムです。
女子バレー全日本が先日、世界最終予選でリオ五輪出場を決めました。男子は残念でした。全日本女子チーム(火の鳥ニッポン)には、最終予選では岡山から宮下、山口、丸山の3選手が出場し、TV中継でそれぞれ活躍していた姿を観ました。特に運命のタイ戦では、周りの多くの人がTV観戦していたそうで、関心の高さを感じました。最近、ネットのコラムで興味深いものを見かけました。以下、抜粋して紹介。
【女子バレー「日本を特別扱い」の理由はやっぱりジャパンマネー:女性自身】
「女子バレー会場では、画面に選手の名前が映し出され、観客のコールを先導。組織的な応援も日本の武器になっている。タイチームにとってアンフェア」と試合後、タイの監督のコメント。
先日のリオ五輪世界最終予選兼アジア予選のタイ戦のジャッジが、物議を醸しているとか。タイがアンフェアと思うのも無理はないという見方もあるが、なぜ、日本は優遇されるのか。
「観客動員も見込め、大会場で開催できるのは日本ぐらい。しかも日本のTV局は、世界と比べても高額の放映権料を払っている。国際バレーボール連盟(FIVB)は、日本に敗退してもらっては困るはず」とスポーツジャーナリストのコメント。
FIVBの収入の6~8割が、日本からのスポンサー料とテレビ放映権と言われており、ジャパンマネーに加え、故・松平康隆日本バレーボール協会会長の存在も影響。'08年に退任したFIVBのルーベン・アコスタ会長とは、長年にわたる蜜月関係。アコスタ会長は、日本開催の国際大会のたびに来日。日本協会負担で、リムジン、一流ホテルのスイートルームを用意。テクニカルタイムアウトの時間や、第2、第3セットの間の休憩時間が日本の試合だけ長くなる特別ルールは、アコスタ時代に誕生。
日本は世代交代の最中で、チーム力は銅メダルを獲ったロンドン五輪時より落ちていると言われ、これほどのホームでも、スッキリとは勝ちきれず、実力のほどが割れた。今大会の結果を受け、日本はリオ五輪1次リーグで、ブラジルと同じ組に入ることが決定。五輪本番はアウェーの洗礼を受ける事になると締めくくっています。
ライブドア該当記事:http://news.livedoor.com/article/detail/11560546/
確かに、今まで全日本の試合を観てきて、どうして日本開催が多いんだろ、どうしていつも、日本は弱い国から強い国へというマッチメイクができるんだろと不思議に思っていました。なるほど、ジャパンマネーだったのですね。いくらか謎が解けました。ただ、それだけでもないとも思いました。確かに女子のタイ戦は見方を変えたらそう見えたかもしれませんが、男子はどうでしょう。あっという間に惨敗しました。なので、いくらかは記事にあるような事が作用しているのかもしれませんが、五輪出場はやはり実力で勝ち取ったものだと。ジャパンマネーとありましたが、今やACLでは中国マネーや中東マネーが席巻しているため、どこまでジャパンマネーが幅を利かせているのだろうかと。ヤフーコラムにリオまでの課題というテーマで書かれていました。以下、抜粋して紹介。
【五輪で輝くために 女子バレー リオまでの課題】
今回の女子リオ五輪世界最終予選兼アジア予選で、日本は苦戦を重ね、辛くも本戦出場を勝ち取ったが、悪い部分だけではなく、光った部分はディフェンス力の高さ。
〔際立っていた日本の守備力〕
バレーボールにおけるディフェンスとは、ブロックとディグ(スパイクレシーブ)。今大会での日本のディグは好成績。全7試合で、日本は832本のスパイクを受けたが、直接決められたのはわずか121。相手が日本にスパイクを打って得点を奪える可能性はわずか14.5%のみ。他国の比較数値は以下のとおり。
ドミニカ:15.2%、タイ:16.3%、韓国:16.4%、オランダ:16.8%、ペルー:18%、イタリア:19.2%、カザフスタン:21%
これだけでディフェンス力は計れないが、それでも、やはり日本のディフェンス力、特にディグには1歩抜けていた状況。
〔イタリア戦での手応え〕
顕著に表れていたのがイタリア戦。スタメン平均身長はイタリアが18.5cmに対して、日本は181.5だったが、日本は142本のスパイクを受け、決められたのは23本のみ。外国人は長いラリーになるとイライラするし、息も上がるし、ミスも出るという事で、守備こそが高さと攻撃力で世界の強豪に劣る日本が見いだす活路。
〔さらに生かすために〕
このディグ力をさらに生かすために必要なものはサーブ。サーブで相手のレセプション(サーブレシーブ)を崩すことで、相手の攻撃の選択肢が減少。それで、日本のブロッカーがマークを絞りやすくなり、1人のアタッカーに対して複数人でブロックが可能に。相手がスパイクを打てるコースは限定され、ワンタッチも取りやすくなれば、日本の持ち味のディグがさらに生きる。実際に、イタリア戦ではイタリアは99本のサーブを受けて、セッターの1.5m以内に返球できたのは36本のみ。サーブで攻められれば、日本の守備力を存分に発揮。
昨年のW杯では、ベストサーバー部門のトップ10に、長岡選手(2位)、古賀選手(4位)、宮下選手(5位)の3人がランクインしたが、今回は誰もランクインせず。どの対戦国も日本のサーブが研究されたのが今大会で苦戦した要因の一つ。
リオ五輪で好成績を残すための「四つの世界一」方策はサーブ、レセプション、ディグ、ミスの少なさ。レセプションとディグは、この大会で全チーム中トップの成績であり、あとはサーブ。日本のずばぬけたディグを生かすために、サーブをさらに磨き上げるべきと締めくくっています。
ヤフーコラム該当記事:http://bylines.news.yahoo.co.jp/karayamasaki/20160526-00058093/
守備力ですね。あとはサーブという事ですが、確かに最近の日本の試合ではサービスエースとか、相手が打ち損じるというシーンが少なくなりました。それだけ研究されたのかもしれません。4つの世界一いいですね。特にミスの少なさは必須です。サッカーでもどのスポーツでも、ミスプレーが目につくチームは決して勝ち上がれません。リオ本番ではぜひ、ミスの無い戦いっぷりを見せて、メダルを取って欲しいです。
今はワールドグランプリ・予選ラウンドが行われており、第1週リオ大会最終日が日曜日にあり、日本は1勝2敗で終わっています。最後のイタリア戦は、岡山から丸山選手は全セット、宮下選手は第2.4セットに出場。全日本は次週に予選ラウンド第2週がロングビーチ大会(アメリカ)に出場するそうです。その後、 ワールドグランプリ・予選ラウンド京都とタイでありますが、この大会はTV中継が無いのが残念。どこかでやらないかなぁ。
生観戦レポです。今朝の0時からさっきまで、gooブログのメンテナンスで更新できずでした。
昨日、Cスタで開催されたファジのホーム松本戦の観戦に行ってきました。今回、中健隊長の元、やや多い人数でCスタに向かう。途中、メンバーの白評議員さんから、「OFAデー」だから寄って欲しいとの連絡が入る。その時点ですでに雨に濡れていました。見ると、中健隊長も土社長も傘も何も持っていない。どうせ濡れているからと口にされるが、おおらかな方達だと。今回は平氏のお仲間も同行して、我々のグループは総勢9名になりました。
お誘いプロジェクトのブースに行ったり、県協会のブースへ行ったりと忙しい。その中で、この日はナイトゲームという事で、ファジフーズの中で、前から目に付けていた新しい(正確にはまだ食べた事が無い)ご当地メニューを食べる事にしました。そのご当地メニューとは、「も貝の海鮮塩焼きそば」「作州黒豚チャーハン」「ヨメナカセ炒め」の3品。思えば、以前よりご当地メニューが増えましたね。いい事です。美味しかったですね。量も味も値段も当初のイメージよりも良かったです。また、食べるとしよう。
この日残念だったのが、サッカー検定で選手が来なかった事。まあ雨予報だからしょうがないか。次に期待。あと、ファジステージの周りにすごい人だかりがありましたが、ちょっと観ている角度が違う。何とその横に特設ステージが設けられ、そこでオール岡山ウインドオーケストラの演奏が行われていたのです。確かにこれだけの大人数、ファジステージには乗り切れません。
今回の席はS席アウェー側、放送席の下側でした。いつも白評議員さんの指定席だとか。一度着席して再びBゲートからスタジアム前広場を散策。この日は「岡山市民デー」という事で、消防車が展示されていました。試合前に大森市長がサポーターに向かって挨拶をしていました。岡山市ブースでは「小型家電回収」をされています。確か、他のところではクラブ主催でこういう活動をされていましたね。試合前に美化推進重点区域の清掃活動も行われたとか。この日も「ハーフタイム抽選会」が開催され、果物等が当選者に進呈されたそうです。
この日はずっと雨という事で、2Fコンコースではグッズ売り場と総合受付がちょっと移動していました。募金箱ブラザースに挨拶に行くと、LARK氏が「ついに熊本の募金箱が撤去されましたよ」と。確かにいつものTEAM AS ONE募金箱君しかいない。確か、よそのクラブでは公式HPに何度も熊本支援募金活動の記事が載っていましたが、違うものだなと残念に思う。「支援はブームじゃない」という川崎さんのセリフがちょっと脳裏をよぎる。たまたま無かったという事で個人的に祈っています。カードフェスタも盛り上がっていました。今回メインスタンドの席という事で、いろいろな方から挨拶をしていただきました。懐かしい顔がいくつも。
試合ですが、やはり順位が岡山よりも一つ上の山雅さんは、サッカー自体が上手かったです。シマカズ氏と「プレーのスピードが早い。さすが、去年までJ1で戦っていたチーム」と感心していました。岡山もこの日はミスも少なく、両チームレベルの高いプレーでとても見ごたえがありました。前半があっという間に過ぎました。岡山がOKを獲得し、矢島選手が決めて先制。その後、CKから澤口が得点を決めましたが、その後山雅さんの流れるような攻撃で1点返される。こちらで観た印象は試合運びが一定していて、J1のような落ち着いた攻撃だが、最後の精度が低い。ここがJ1強豪チームとの違いなのかなと。
元岡山の喜山選手と石原選手が先発でしたが、2人とも頑張っていました。特に石原選手に関しては、メンバーさんからも「成長したね」と褒められていました。でも最後に勝利を収めたのは岡山でした。これで、暫定首位に立ちました。帰路も雨に濡らされても、みなさん機嫌がいい。暫定でありながらこの時期での首位というのは初めての快挙です。
ネットの戦評です。【スカパーハイライト】
セットプレーで何度も岩政選手と相手の飯田選手がやり合っていたことが、PK獲得へ。後半には松本が2試合連続で失点を喫しているCKから、澤口選手が追加点を奪う理想的な展開になったが、猛攻に出た山雅さんに1点返される。その後、篠原選手が投入されてDFが強化され、全体でリードを守り切って上位対決で岡山が勝利。
今朝の山陽新聞「ファジ力強さ」という記事での戦評です。
6戦負けなしの山雅さんに対して、岡山は今季3度目の挑戦で初の3連勝。一進一退の勝負を分けたのはセットプレー。J2最多のセットプレー12得点で並んでいた両チーム。互いに警戒し、岡山は対策を練った成果が出た。これまではリード後に相手の反撃に苦しむ展開が多かったが、この試合では試合を終わらせられた。第18節での10勝到達は’14年を上回り、クラブ史上最速。7戦ぶりに先発した澤口選手は、3シーズンぶりの得点。
「J2首位」という言葉に昨日から今日にかけて多くの岡山サポが喜んだと思いますが、今日の夜、1日天下で終了しました。いや、シーズンはまだ終わってはいませんが。1位の札幌さんと4位の京都さんは1試合少ない状況。まだまだ混戦模様です。次節、勝てば最良で首位ですが、負ければ最悪6位まで落ちます。次は最下位の金沢さん、普通に考えれば勝てそうですが、昨日メンバーさんが言った「昔から上位相手にはいい試合をするが、下位相手には相性が悪いのが岡山というチーム」と。その通りにならない事を祈念しております。お疲れ様でした。
【J OKAYAMA MOM(マンオブザマッチ)】
1位: 澤口選手 2位: 矢島選手
issan: 澤口選手。2点目のゴールそうですが、石原をはじめ、相手の突破をよく防いでいました。
雉楽・シンジ氏: 矢島選手。山雅の圧力に負けることなく、攻撃を牽引していました。
雉人・F原氏: 伊藤選手。雨のなか攻守に貢献!
シマカズ氏: 澤口選手。決勝点をあげたことですね。
山やん君: 矢島選手。足を痛めながらも最後まで気持ちでプレーを続けました。
oketsu氏: 澤口選手。 久々のスタメンで3シーズンぶりにゴールを決めたから。
リスペクト(事例紹介)コラムです。「事例紹介」という言葉は堅苦しく、まさに自分と読者の方にリスペクトして欲しいので、今後はこういう表現でいきたいと思います。
先日、スポナビコラムに木崎さんという方のコラムが載りました。マリノスさんの事例紹介は久しぶりですね。SNSは今Jクラブが導入しなければならない必須アイテム。ライト層の取り込みもJクラブの永遠の課題。現在のJクラブの状況がよくわかるコラムです。以下、抜粋して紹介。
【横浜F・マリノスが秘めるポテンシャル フロント戦略でライト層をスタジアムへ】
〔新しいことに挑戦する横浜FM〕
J1横浜は、イベント力の高いJ1川崎とは違う形でオリジナルイベントに挑戦。4月のホーム浦和戦において、Instagramを活用したイベント「#emptyNissanStadium」を開催。横浜で活動するインスタグラマーを招待し、ピッチ、VIP席、ロッカールームなどの写真をインスタグラムに投稿してもらうという企画。人気インスタグラマーによるピッチ横でホウキにまたがった浮遊写真や、試合直前のロッカールームに置かれた中村選手のスパイク写真など、独自の視点で試合当日の現場を切り取り。集客の即効性は高くないが、J1横浜が新しいことに挑戦しているという姿勢をPR。
「クラブとしてSNSの活用に積極的に取り組んでおり、とある機会にInstagramの運営会社であるフェイスブック社の方と交流。それ以来、積極的に情報交換をするようになり、今回の企画を実現」とクラブ広報室長のコメント。
「実は横浜FMの試合には、芸能界をはじめ多くの著名人の方来場。過去に横浜FMのアカデミーに子どもを通わせていた事も影響。Jリーグはプロ野球と違って、どこを応援しているか言いづらい雰囲気があるのかもしれないため、観戦体験をSNSに投稿する機会は限られている印象。もっと気軽にSNSに発信できるような空気作りを続けていきたい」と、クラブ事業統括本部長のコメント。
〔工夫次第で観戦0回を1回に〕
このホーム浦和戦では、もう1つ興味深いプロモーションとして、FMヨコハマと組んでラジオショッピングでのチケット販売を実施。通常のチケット代金の中に、試合前のトラックウォーク(ピッチレベルに降りてトラックを一周できる)、弁当、そして人気DJじゅんごとの観戦がセット。今年は約800人が、「ラジショピ」経由でチケットを購入。
「3年前に始まった時は、ラジオ経由の販売がこれほど発展できず。購入者の年代は極めて幅広い。トラックウォークにも魅力を感じた様子。当然広告費がかかるが、800人なら十分に黒字。2回目をできないか交渉中。ホーム開幕戦では、携帯電話のライトで照らすイベントであるスタジアムの暗転を実施。クラブカラーの青と赤のセロハンを配り、携帯のライトで照らしてもらうとスタジアムがトリコロールで浮かび上がるという内容。相手サポーターも参加し、相手サポーター(仙台)は黄色のペンライト等を用意。成功したイベントだが、ただの「暗転」だと味気ないので「トリコロールギャラクシー」と名付けて、ホーム湘南戦でも実施したところ、湘南サポーターも緑色のペンライトを持参。こういった体験型・参加型が、ホーム・アウェイに関わらずライト層に関心を持ってもらううえですごく重要だと認識」と、クラブ事業統括本部長のコメント。
Jリーグにとって、ライト層に観戦してもらうのは最重要テーマの一つだ。観戦0回を1回に導くのは困難。J1横浜はその壁を越えるために、トラックウォークのような「体験型」の企画に注力していると締めくくっています。
スポナビ該当ページ:http://sports.yahoo.co.jp/column/detail/201605270001-spnavi
実際のInstagramページを探していたら、アスキーで更に詳しく別の面から取り上げた紹介ページがありました。以下、抜粋して紹介。
【空っぽの日産スタジアムでインスタ撮影する“#empty”プロジェクト 横浜F・マリノスがInstagramをスポーツで活用:アスキー】
J1横浜のホームである日産スタジアムで、試合開催前の観客が入っていない、誰もいない空っぽのスタジアムで撮影するInstagramの“#empty”プロジェクトを開催。この企画は閉館日や営業時間外など、誰もいない状態の美術館やスタジアムなどで、通常撮影できないような写真をインスタグラマーたちが撮影できるというもの。
〔空っぽのスタジアムで撮影を楽しむインスタグラマー〕
スタジアムという大規模な施設での実施は、日本では初めて。試合開始の4時間前に、来場者がいないスタジアムでは横浜を中心に活動するインスタグラマーが、ふだんなかなか撮影できない状況を体験。実際に撮影された写真は、“#emptyNissanStadium”のハッシュタグがつけられInstagramに投稿。試合前の様々な場所で撮影会を実施。
撮影されたコンテンツは試合前にスタジアム内の大型ビジョンやコンコースのディスプレーで上映され、また公式ハッシュタグの“#fmarinos”で投稿されたサポーターの写真を応援メッセージとして掲載。
〔InstagramのCEOが選手に直撃〕
この日は、InstagramのCEOとCTOも観戦に来場し、試合後に選手2名とインスタグラムの活用について対談。その下平選手と前田選手はともにInstagramの愛好者。CEOはInstagramが日本の市場で伸びている事、スポーツとの相性の良さについてとコメント。
〔Instagramを使った、プロモーションマーケティング〕
実際にJ1横浜はアジア各国のクラブとの提携や、マンチェスター・シティを運営するシティ・フットボール・クラブとも資本提携するなど、海外戦略を推進。Instagramの非言語コミュニケーションは、そのような戦略での有効な手段のひとつになるのではないか。取材ではクラブも、Instagramを「試合時の選手写真や各種インフォグラフィックなどを中心に今後も積極的に活用。選手についてもクラブのアカウントでフォローし、当該選手の写真にはタグ付をすることで、選手の認知度向上にもつなげたいと認識」とコメント。
マリノスさんの公式HPを観てみました。上の方にズラっとSNSのアイコン(公式Twitter、公式フェイスブックページ、公式Instagram、公式YouTube、公式Googleプラス、公式Vine)が並んでいます。J1クラブでファンサービスに特に力を入れているところほど、こういう部分をしっかり導入している印象があります。この辺はファンサービスの一つとして、J1クラブとしての品格の一つではないのではないでしょうか。JクラブのSNSといえば、地元岡山はこちらの記事のとおり残念ながら、Instagramの他、公式ツイッターも公式フェイスブックもまだ開設されていませんね。昨年末のサポカンでSNS未開設に関しての質問が出て、こちら(P27)のようなやり取りがありました。今シーズンで先日、SNS絡みのスタジアムイベントが行われましたが、公式SNSページ(LINEのみ開設済)があってこその企画だと思います。公式HPのリニューアルとともに、早く実施して欲しいと個人的に思っています。マリノスさんの事例同様に、即効性は無いでしょうが、確実にライト層を開拓し、観客動員増に貢献すると思いますよ。
アスキー公式HP該当ページ:http://ascii.jp/elem/000/001/151/1151894/
J1横浜公式ツイッター該当ページ:https://twitter.com/search?q=%23emptyNissanStadium
〃 公式Instagram該当企画ページ:https://www.instagram.com/explore/tags/emptynissanstadium/
〃 公式Instagramページ:https://www.instagram.com/yokohamaf.marinos/
J1横浜関連⑫:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160508
〃 ⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20141106
〃 ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140210
〃 ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110910
〃 ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100909
〃 ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100829
〃 ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100418
〃 ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090627
〃 ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090527
〃 ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070615
〃 ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070212
〃 ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060914
話は変わり、今日Cスタで開催されたファジのホーム松本戦に行ってきました。その模様は明日。
TV生観戦レポです。
今日は何と、ラグビー日本代表の国際試合のTV生中継があります。久しぶりのラグビー日本代表です。でも、もうエディージャパンではありません。今日の相手はカナダで、試合会場もW杯会場だったバンクーバーで、いわばどアウェー戦です。さあ、ルールは覚えているのでしょうか。先発が出ました。7人がW杯戦士。今日はあの五郎丸選手は右肩の脱臼、リーチ・マイケル主将は親指の脱臼で欠場。カナダはW杯メンバー10人を起用。サンウルブズのマーク・ハメット代行HCが務めています。何とかという代表HCはスーパーラグビーのHCとして出場しているので不参加だそうです。よくわかりません。日本は世界リンク10位、W杯8戦出場。4勝2分22敗。一方のカナダは世界ランク18位、W杯8戦出場。日本とは2大会連続で引き分け。キックオフ。
何とカナダの背中スポンサーはクボタです。胸スポンサーは、浦和さんにあったDHLで、赤いユニだし、一瞬浦和さんと戦っているように見えました。対する日本はセカンドジャージはガンバさんみたい。ガンバ対浦和戦みたいです。今日も画面下にルールが表示されます。ありがとう。ノットリリースザボール。タックルを受けたらボールを離さなければならないんだと。日本陣営に攻め込んできました。カナダのトライで失点:0-5。先制を許しました。ビデオ判定もありましたが、0-5。コンバージョンゴールは外れました。日本はタックルが高いようです。オフサイドでPKです。ペナルティエリアってあるんだっけ。田村選手が蹴ります。サンウルブズでもあります。PKを決めて3-5。
W杯のようにスクラムでボールを奪う。ポスト五郎丸に名乗りを挙げている松島選手。ジンバブエ人のハーフだとか。カナダはパワーがあります。今日のレフェリング早いです。日本のスクラムは低く、下から突き上げていこうというスクラムです。カナダのトライで失点:3-10。コンバージョンゴールで3-12。カナダとはエディーHCからは3連勝中。
18日と25日に日本が唯一負けたスコットランド戦2連戦があります。27年ぶりに来日するとか。ピッチはサッカーと同じ縦100m×横70mになります。ふと思いましたが、ひょっとしてカナダのピッチって人工芝じゃないかって。そういえばそう見えます。足に来そうなピッチですね。やはりそうです。マークハメットHCは今シーズンで退任予定です。辞めるHCが代行を務めるこの試合は意味合いが薄くなってきましたね。エディーさん、そろそろ日本が恋しくないですか? ボールを持った状態のスクラムのモールで押し込む。トライで8-12。コンバージョンゴールで10-12。キッカーはW杯戦士の田村選手です。
カナダのバックスラインは怖くないそうです。カナダはミスが増えてきました。とにかく持っているボールを落としてはダメなんですね。日本は規律を守ってオフサイドをしないというルールです。面白いですね、ラグビーは途中で時計が止まります。ビデオ判定もあるし、ある意味サッカーよりフェアかも。PKを決めて13-12。ここで前半終了。ラグビーやっぱり面白いですね。皆さんも観ましょう。
後半スタート。解説によると、日本はボールを取れば勝負できるとか。日本初のスーパーラグビーに出場した先駆者・田中選手はさっきのけがか途中交代。それにしても、日本でのスコットランド戦、ぜひ生中継で観たいですね。トライで失点:13-17。タックルで行ってもフィジカルで日本は劣り、重量感があるカナダに押し切られます。カナダはコンバージョンゴールを外しました。
カナダは日本の早い球出しを嫌がっているようで反則につながっています。日本の早いプレーに疲れてきているのか。PKを決めて16-17。今日は田村選手が光っていますね。よく怒っていたエディーさんも田村選手はあまり怒っていなかったとか。ラグビーはスゴイですね。審判同士の声もマイクが拾っています。フェアな競技です。おいおい、初代表の細田選手、デンジャラスプレーでレッドカード。つぶれている相手選手に体ごと突っ込んでいきましたが、頭が首に当たっています。1人ビハインドになりました。サッカーでは1人少なくても勝つ事は多いですが、ラグビーではどうか。
解説では日本の方が力が総合的に上と言っています。ポスト五郎丸を狙っている松島選手が抜けてフィニッシュ。トライで21-12。コンバージョンゴールで23-12。田村選手も正確なキックです。カナダは1/5、日本は5/5のキック成功率です。カナダはかなり運動量が落ちてきました。しかし、HCは別の部屋で机上でパソコンを観ながら指揮を執るという光景は新鮮ですね。バレーもタブレットを片手にやってるし、ピッチ横で腕組みしながら指示をするサッカーは、何か時代遅れの様にも見えます。
ラグビーはキック力に加えて、スクラム力が重要な事がよくわかりました。やはり日本選手のサンウルブズでの経験は大きいようで、レベル2つくらい上のプレーをしています。PKを決めて26-17。これで決まったか。と思ったら、トライで失点:26-22。カナダはモールが持ち味の様子。最後にPKを与えるが、カナダはトライを狙ってくる。ラインを越えましたが、ホバリング(ボールを地面に着けていない)でノーゴール。危なかったです。ここでノーサイドのホイッスル、辛くもギリギリで勝てました。
ラグビー関連⑪:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20160507
〃 ⑩:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20151224
〃 ⑨:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20151028
〃 ⑧:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20151013
〃 ⑦:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20151008
〃 ⑥:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20151004
〃 ⑤:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150924
〃 ④:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150921
〃 ③:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150829
〃 ②:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20141130
〃 ①:http://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070623
事例紹介コラムです。
おととい、ビッグなニュースが飛び込んできました。来シーズンから巨額な放映権料がJリーグに入る事になったそうです。まずはスポニチの情報。
【J来季放映権は年間130億円 パフォームと複数年契約へ:スポニチ】
Jリーグが17年シーズン以降の放映権について、世界最大手のデジタル・スポーツコンテンツ配信会社パフォーム(本社ロンドン)と契約を結ぶ方針を固めたことが判明。複数年で推定年間130億円の大型契約になる見通し。’12~’16年の5年契約を結ぶスカパー!との契約は年間30億円で、4倍以上の放映権収入増の見込み。
イギリスに本社があるパフォーム社はスポーツを軸とした動画コンテンツ配信と動画広告で世界最大規模の規模。’07年の設立から事業を拡大し、世界40カ国以上でサービスを展開。世界最大のサッカー情報専門サイト「GOAL.com」、NBA日本公式サイト「NBA.co.jp」、米国プロゴルフツアーの日本公式サイト「PGATOUR.COM」などを運営。
関係者によると、スペインリーグやプレミアリーグの放送権を取得したソフトバンクもJリーグに興味を示していたが、条件面で上回るパフォーム社がNTTグループと組んで契約。スカパー!はパフォームから放送許可を得るサブライセンスを取得して来季以降も中継を続ける方向で調整。JリーグはACLで苦戦しているが、Jリーグから各クラブへの配分金の原資である放映権料が膨らめば、高年俸選手の獲得など活性化を期待。
スポニチ該当記事:http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2016/06/09/kiji/K20160609012748270.html
このニュースを知ってからずっと考えています。どうなのかと。確かにスポンサー収入が増えるのはいい事だが、本当のところどうなんだろうかと。続いて、日刊スポーツの情報です。推定金額(今季も)が微妙に違っていますね。以下、抜粋して紹介。
【J放送権料倍増500億円 英企業と5年大型契約へ:日刊スポーツ】
Jリーグが、年間100億円の放送権料契約を結ぶことが判明。英国のパフォーム・グループを中心にNTT、スカパー!を加えて、100億円×5年の推定総額500億円の大型契約を結ぶ見込み。今季の放送権料収入は50億円。増額分は、世界のスター選手や名監督の獲得資金に充て、J全体の活性化とレベルアップを推進。
今季でスカパー!との放送権契約が切れるJリーグは、昨年末から契約先を選定。パフォーム・グループと大筋で合意し、NTTとスカパー!を加えて、地上波、ネット、海外版権など、年単位では倍増となる100億円の5年契約で放送権の包括契約を締結。高額契約は、Jリーグの価値が認められた証し。
この契約は、Jリーグの活性化につなげる狙いもあり、放送権料の正式契約を結んだ後、原副チェアマンを中心に発足するプロジェクトチームで、Jクラブが有名選手、名監督と契約する際に、J事務局もしくは関連会社が契約金の一部を負担する、特別ルールを構築する予定。
Jリーグは、有望選手の海外進出などで空洞化が進み、同時に不景気の影響などで、海外からのスター選手の移籍が激減。現在は中東や中国マネーに太刀打ちできず、ACLでも低迷している状態。
〔主な海外の放送権料〕
・プレミアリーグ 来季から3年契約で1年あたり間で約4,300億円。
・スペインリーグ 来季から3年契約で1年あたり約1,103億円)。
・ブンデスリーガ 来季の1年で約1,040億円。
・セリエA 今季の1年で約1,460億円。
・MLB 全国放送は3社で1年平均約1,650億円。各球団の各地テレビ局との契約もあり、ヤンキースは約424億円。
・NBA 2社で年間約1,020億円。
・NFL 7年間契約で1年あたり約785億円。
・NHL NBC社が10年契約で1年あたり約220億円。
日刊スポーツ該当記事:http://www.nikkansports.com/soccer/news/1660293.html
【パフォーム社とは】
'07年英国で設立。様々なスポーツのデータや映像などのコンテンツを提供する英国の会社で世界最大の規模。'11年にサッカーサイト「Goal.com」を買収した後は、データを扱う「Running Ball」や「Opta Sports」も買収して規模を拡大。現在ではスペインやドイツなど欧州以外にも日本、米国、ブラジルなど全世界24カ国で動画を提供。スポーツニュース映像に特化した動画プレーヤー「ePlayer」は世界の有力メディア1,200サイトで採用され、年間120億回近い再生で利用。昨年1月にロイター通信と動画コンテンツ領域における包括的なパートナーシップを締結。
という内容でした。年間100億円というのはジャンプアップであり、3大欧州リーグの放映権を持ってる会社と契約できるのはいいですね。Jリーグでは有名外国人選手の獲得時に、契約金の助成制度を設けるそうですね。これはJクラブがACLで強くなるための施策に見えます。他国の放映権料と比べたら1/10とかですが、それはしょうがないか。という事で当ブログなりに気になる点を並べてみました。
①ソフトバンクを断り、パフォーム社がNTTと組んでいる点
今もスカパー!をスマホで視聴できますが、ソフトバンクと契約せずにドコモと契約するというのは「違和感」があります。本来ならば、どの携帯メーカーとも等しく契約会社に入れるべきではなかったのではないでしょうか。本当に、ファン・サポーターの事を考えていたのでしょうか。
②契約時期について
どうしてこのタイミングなのかとずっと思っていたところ、一つの考えに行きつきました。日本では4年後五輪があります。その上での5年契約。五輪や日本代表での映像とは直接関係ないですが、パフォーム社がそういう部分を意識したのかもしれません。という事は5年後契約を継続してもらえるのか、ダメな場合の反動を考えると怖いですね。
③有名外国人選手の契約助成制度について
ルールを決めてうまくやらないと、クラブ間で後指を指される格差が発生し、リーグの低下につながります。そこは原副チェアマンの手腕にかかっています。メガクラブができるのはいいですが、「どうせ優勝はあそこでしょ」と魅力低下につながっていかないでしょうか。本当に面白いのはサプライズ。この前のレスターの優勝がいい例ですね。まあ、プレミアでも奇跡が起こっているので、日本にメガクラブができてもジャイキリが起こるかもしれません。
④Jリーグ百年構想から更に距離が開いてしまう懸念
今でも距離が開いていると思います。リーグ自体が売上・利益主義に偏重している傾向が感じられ、公共財から単なる興業会社にどんどん偏向していく印象があります。「公益社団法人」という公益法人なので、昔に戻って公共の福祉の精神(社会貢献活動、地域貢献活動)をもう一度見つめなおし、Jクラブにもしっかりその部分を指導すべきではないでしょうか。
そんなところです。全体的にはいい話ですが、なにぶん初めての事なので、舵取りの責任が問われると思います。ブンデスリーガをお手本にしてはどうかと思います。同じ有名外国人選手でも、ドイツでは若手を中心に獲っており、クラブはしっかり公共財として機能していると思います。それにしてもドコモだけと契約するというのはどうなんだろと、やっぱ思います。そうこうしていると、この秋にBリーグが開幕し、ソフトバンク(スポナビ)で、プラス500円負担で全試合中継します。'93年に停滞したプロ野球のようにJリーグがならないかとちょっと気にしています。
パフォーム社公式HP:http://eplayer.co.jp/
Jリーグ組織問題関連 (その他):31 / 30 / 29 / 28 / 27 / 26 / 25 / 24 / 23 / 22 / 21 / ⑳ / ⑲ / ⑱ / ⑰ / ⑯ / ⑮ / ⑭ / ⑬ / ⑫ / ⑪ / ⑩ / ⑨ / ⑧ / ⑦ / ⑥ / ⑤ / ④ / ③ / ② / ①
Jリーグ組織問題関連(2ステージ関係):39 / 38 / 37 / 36 / 35 / 34 / 33 / 32 / 31 / 30 / 29 / 28 / 27 / 26 / 25 / 24 / 23 / 22 / 21 / ⑳ / ⑲ / ⑱ / ⑰ / ⑯ / ⑮ / ⑭ / ⑬ / ⑫ / ⑪ / ⑩ / ⑨ / ⑧ / ⑦ / ⑥ / ⑤ / ④ / ③ / ② / ①