J OKAYAMA ~岡山スポーツの桃源郷へ

岡山トップスポーツファミリー(ファジアーノ等)、スポーツ文化情報リスペクトブログ(共同運営)。

1年で上へ16

2021-12-12 00:10:57 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 今回、J3に降格するJ2クラブの2つ目、愛媛さんです。降格に至ったその背景について、だいぶネットで探しましたが、ほとんど情報が無かったですね。こういう情報が流れていないという事はどういう事なのか。クラブの事業規模からして、降格してもおかしくないクラブだったのか。
 ただ、地域の公共財としては素晴らしいクラブだと思います。ご当地選手制度もほぼルーツの存在。何といっても災害復興支援。確か東日本の時は選手で災害ボランティアに行かれていたのでは。同じように被災地クラブとなった豪雨災害でも地元岡山より立派な活動をされていたイメージがあります。そんな中四国で、山口さんや鳥取さんと公共財としての付加価値の高さを争うような優れたクラブがJ2を去られるのは本当に寂しい事です。
 もっとも、地元紙の愛媛新聞にはシリーズ記事が出ていたようです。ただ、フルオープンでの閲覧はできず、読者会員限定記事だったのでリスペクトを断念しました。興味がある方は以下のページで会員登録の上で、閲覧して下さい。
   
【「16年目の陥落 愛媛FC J3降格」シリーズ】
1.準備不足のスタート チーム再建へ見通し甘く
2.定まらない戦い方 結果が出ず自信も失う
3.支える企業や行政 将来ビジョン求める声も
4.J3の来季へ、フロントは 復帰構想 具体性乏しく
引用:愛媛新聞

【愛媛がJ3降格…実好礼忠監督「自分自身の力の無さを痛感」J2で16年戦うも昇格できずついに降格】
「J2の第41節が各地で行われ、愛媛と松本のJ3降格が決定した。1試合を残して残留の可能性のある19位との勝ち点差が4に開き、20位以下が確定した。愛媛の実好礼忠監督は、「自分自身の力の無さをすごく痛感しています。選手たちにも申し訳ない気持ち」と声を絞り出した。
 この日はJ1経験のあるGK岡本昌弘、MF山瀬功治、FW唐山翔自らが先発出場。前半17分にMF内田健太のゴールで幸先良く先制するも、後半に2点を奪われ逆転を許した。
 クラブは2006年から今年まで、16年連続でJ2に在籍。15年には5位に成績を収めたが、その後は徐々に順位を落としていた。今季はシーズン途中の4月、G大阪U―23や京都を率いた経験を持つ実好監督を招へい。立て直しを図ったが、1試合を残してクラブ史上初のJ3降格という現実と向き合うこととなった。」
引用:スポーツ報知

 愛媛さんはJ2歴16年なんですね。地元岡山は何となく愛媛さんとの相性は良くなかった印象がありますね。特に何年か前のアウェー戦でしてやられた記憶があります。元岡山の藤本選手にも決められましたね。
 2015年に5位となり、J1昇格プレーオフに出場されていますね。その時の監督が木山監督。この方の名前は最近ネットでなぜかよく耳にするようになりました。
 今季の昇降格劇についてはどこも、クラブの成長や変化よりも「監督」の部分が大きいイメージが強いです。愛媛さんも實好監督が頑張りましたが、残留させる事はできなかった訳です。前任監督が集めた選手構成なので、やりにかったでしょうし、途中交代した指揮官で反転攻勢で残留させたという事例は余り観た覚えがないかも。

【ウィキペディアからの今季の動き】
「開幕戦で東京Vに0-3で敗れ、2戦連続引分の後3連敗し開幕から6戦未勝利、最下位となった後の4月4日に監督の和泉が辞意を表明、コーチの實好が後任監督に就任した。第8節アウェー大宮アルディージャ戦でシーズン初勝利を挙げ、続く第9節ホーム松本山雅FC戦で連勝し16位まで浮上したが、結果的にこれがシーズン唯一の連勝となり、直後の第10節で敗れ再び同年のJ3降格圏となる19位に転落。その後は第13、15、19、26各節終了時に18位浮上した以外は常に19位以下に低迷し、第41節アウェー水戸ホーリーホック戦に敗れた時点で同シーズンの20位以下が決定、17年間所属したJ2リーグから降格することとなった。最終節ホームレノファ山口戦で引き分け、同節大敗したギラヴァンツ北九州に勝点35で並び得失点差で逆転、最終的に20位でシーズン終了。アウェーゲームでは6勝5分10敗で勝点23を獲得しながら、ホームゲームでは同年J2全22チーム中最低の1勝で勝点12しか挙げられなかったことが影響した。シーズン最終戦終了翌日の12月6日、實好監督の退任が発表された。」

 今季の降格チームの共通点が開幕ダッシュの失敗、低迷のような気がします。監督交代効果で16位まで上がりましたが、激しい残留争いの中で、降格圏からなかなか抜けられなかったようです。ホーム戦1勝のみというのは良くないですね。シーズン途中から指揮を取った實好監督は地元の愛媛県出身だったのですね。Jクラブの監督経験は昨季の京都さんの1季。翌季で残留争いの後任監督は荷が重かったのかもしれません。

【愛媛FCを応援していただいているすべての皆様へ】
「本日の水戸ホーリーホック戦の結果をもちまして、愛媛FCは来シーズンJ3リーグに降格することが決定いたしました。当クラブを応援していただいているすべての皆様のご期待に沿うことができず、深くお詫びを申し上げます。
 今シーズンは「原点回帰」をスローガンに掲げ、クラブ再生に尽力して参りました。しかし、トップチームはシーズン序盤より厳しい戦いを強いられ、最後まで思うように勝点を伸ばす事ができず、このような結果となりました。この現実を真摯に受け止めております。
 来シーズンは1年でJ2に復帰することを目標にクラブ一丸となって皆様と共に闘ってまいる所存です。愛媛FCらしさを追求し、強くて魅力あるクラブになるために再び一歩ずつ前進してまいります。」
引用:J2愛媛公式HP
   
 ネタリストに1つ、経営関係の情報が出てきました。去年10月に村上社長が私財1億円増資され、筆頭株主になっています。2019年決算で過去最大の7,500億円の赤字計上したため、債務超過を回避し、クラブを存続させるために決断したとか。一見牛耳るみたいな物騒な話ですが、愛媛さんには県内全20市町をはじめ79の企業や団体が出資。現在の筆頭株主は県と四国電力で、持ち株比率はともに9.7%。個人が筆頭株主となることについて、村上社長は「比率を高めることではなく課題解決が目的。今後も株主79団体の思いを大事にしていく」と強調され、村上社長個人の持ち株比率は24.5%と、よそのIT企業の事例とはちょっと違います。地方クラブの立派な社長さんの行動でしたね。どこだったか、代表オーナーが過半数の株を持ち、長く個人商店化していた事例を思い出しますが、えらい違いです。

 来季からJ3ですが、愛媛県民サポにおいて賑やかなシーズンになる事でしょう。同じ愛媛県の今治さんがいるからです。まさに「愛媛ダービー」が待ってます。J3では同じく因縁の深い「信州ダービー」もあるし、J3は一気に熱いリーグになりそうですね。
 愛媛さんは行政色が強い県民クラブです。一方の今治さんは岡田オーナーと民間色が強いクラブ。ホームタウンも愛媛さんは「松山市を中心とする愛媛県全県(今治市も含まれています)」に対し、今治さんは「愛媛県今治市」とかなりバランスの悪い構図(ひょっとして行政は愛媛さん寄りだったりして)。でも全く同じカテゴリに所属。
 個人的には人口の少ない愛媛県にJリーグを目指す2つ目のクラブを作った岡田氏には正直いい印象を持っていません(同様の理由でJFLのいわきさんもそう)。というか、代表監督時代からずっと、当ブログでの評価は良くないままですが。
 ずっとJ2という意味で、愛媛さんは地元岡山にとってJ2の大先輩でした。経営面やコンプライアンス面で過去にいろいろありましたが、個人的には社会・地域貢献活動が光る存在で、いつか地元岡山もああいう取り組みをして欲しいと思わせた存在。そんな大先輩がJ2を去っていくというのは本当に残念です。しかも、鳥取さん、讃岐さんに続いて中四国のクラブでJ3に行かれるのは本当に口惜しい。ぜひ1年でJ2に帰って来て下さい。
J2愛媛関連: / / / / /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /

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関西で地域・社会貢献 京都サンガ14

2021-12-11 00:56:19 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 今季、J1昇格決めたもう1つのJ2クラブは京都さんです。J1昇格おめでとうございます。京都さんのJ1時代も覚えていますが、もう12年前になるんですね。京都さんのイメージは、2大スポンサーに支えられて、資金力はあるが結果が伴わず、千葉さんとともにJ2暮らしが長い老舗クラブ。2020年度の営業収益でJ2平均で約14億円で、京都さんは21億円(地元岡山は13.6億円)と、大宮さん、千葉さん、新潟さんに次いで4位という事業規模。確か以前はもっと数字がシーズンがあったような気がしますが、ずっとこの規模だったので、いつJ1に上がれてもおかしくない状態でした。
 今回のJ1昇格劇でネット情報を探してみたところ、クラブがこう変わったからという情報は見られず、監督部分の事ばかりでした。やはり、監督という存在の大きさがよくわかりました。
   
【京都サンガ12年ぶりJ1昇格、サポータと心一つ】
〔曺貴裁監督(52) J1昇格の裏に厚い信頼〕
「低迷が続き、今季も『序盤はつまらないミスで失点するチームだった』(松田天馬主将)。そうした中で、『どんな状況でも勝ち点3を奪いに行く精神力』を植え付けることを徹底し、チームは4~6月に15戦負けなしを記録した。湘南の監督時代には、パワーハラスメント行為により公認S級ライセンスを1年間停止される苦い経験も持つ。それでも、故郷の京都でサンガを率いた今季の活躍の背景には、選手からの厚い信頼があった。
『チームに合わせるのではなく自分の良さを出せ」『挑戦するミスには何も文句はいわない』と選手を鼓舞し続けた。『昇格の要因は曺さん。選手の意識が根本から変わった』とゴールキーパーの清水圭介選手は感謝を口にする。」
引用:産経WEST
   
 やはり、昇格請負人の監督が就任するとこうなるんだという典型的な例だと思います。地元岡山も来季は本気らしいという情報を耳にしましたが、この監督部分が重要だと思います。J1監督経験者では足らず、昇格請負人クラスでないと、プレーオフ(来季はありそう)出場止まりかと。「精神力を植え付ける」というキーワードがありますが、こういうハートの部分をてこ入れし、意識改革できるのが名将かなと。
 曺監督は湘南時代に、何度もJ1昇格を果たしたまさに昇格請負人。しばらく湘南の監督を続けられると思っていたのに昨季だったか、パワハラ騒動でチームを追われてしまい、どうされているのか気になっていました。その後故郷にある京都さんの監督に就かれ、1年目で結果を出され、さすがと感心しました。清水選手の「昇格の要因は曺さん。選手の意識が根本から変わった」というコメントも納得できます。
   
【12年ぶりJ1昇格の京都 昨季現役引退の安藤淳アンバサダーが見たチョウ改革とは】
「京都が12年ぶりのJ1昇格を果たした。今季就任したチョウ貴裁監督の下で、なぜ京都は昇格を果たすことができたのか。京都で計8年間にわたりプレーし、昨季限りで指定難病の脊髄空洞症などのため、現役を引退、今季はクラブアンバサダーとしてチームを内外から見続けてきた安藤淳氏(37)に、チームの成長や変化の過程を聞いた。
 今年1年、チームはチョウ監督が目指すサッカーを、選手たちが信じてひたむきにトライしてきました。芯の強さをチームに感じます。シーズンの始めは、監督が提示するチームの原則、概念、チーム内で良しとされているプレーが、細かく明確にされていきました。その上で、シーズン前にすごくいい春季キャンプができたことは大きかった。最初1、2か月の過ごし方が強烈でした。自分たちがこういうプレーをすれば、まだまだ伸びしろがある、と選手たちは感じることができていました。
 キャンプでは、監督の求めるサッカーにどんどんチャレンジして、ミスもたくさん繰り返していました。でもその期間が、チームのベースになりました。もちろん、どんなミスでもしていいわけではない。規律はありますし、わがままとは違います。ただ、このミスは許されるんだ、トライをしていったら強くなれるんだ、と選手たちは感じたはずです。特に若い選手、川崎、福岡、麻田らがのびのびできているのは、そういう背景があると思います。
 目指すべき方向に、選手が一体となって向かっていけた理由は、やはりチョウ監督の言葉の力が大きかったと感じます。魅力的だったり、ひっかかるワードは選手の耳や脳に残ると思うのですが、監督はすごくそういった言葉を考えられている。経験、頭の回転の速さに加えて、すごく選手のために準備されている。次の日、何を伝えられるか。計算されて、最高の準備をしている。ただミーティングでざっくり話すのではなく、用意していたことをいきなりやめて、違うことを始めることもあるんです。選手に今必要なことを、すぐに頭を切り替えて伝えられるのは、選手のことを常に考えているからこそできることなのかなと。
 印象に残っているのは、初めて選手たちの前で話されたときのこと。チョウ監督は「サンガを明らかに変えたい。世界に誇れるクラブにしたい」とおっしゃいました。昇格させたい、とか、優勝したい、ではなく。そこまで大きなことを言う監督は、今までいませんでした。選手のために率先して、変わるためにまず自分が大きなことを言う、という姿勢を感じました。
 その後も、監督が何事も自分が最初に行動する、というのを見てきました。ミーティングでは、まず自分が監督として何ができたか、できなかったのか、というのを話される。その上で、選手の脳に残るワードで、チームとしてやるべきことを伝えていく。言葉での伝え方がうまいことに加えて、熱意が行動として出る部分も大きかったですね。練習のオーガナイズでは、一つのコートをつくるにも、だらだらじゃなく、練習を意味ある、しまったものにするためにスタッフ全員がテキパキ動く。そういう部分にも、チョウ監督含め、コーチングスタッフの熱意が行動として現れていました。(クラブアンバサダー・安藤淳)」
引用:スポーツ報知

 京都さんは、サンガスタジアムが完成するタイミングでJ1に近づきましたが、またしても新スタジアムができるクラブは結果的に低迷(下位カテゴリに降格等)するというジンクスが実現してしまいました。資金力があっても、もう一歩足らなかった。そのあと1ピースが「監督」だった訳です。その1ピースが揃った今季は見事にJ1昇格を達成したという事ですね。
 この安藤アンバサダーの説明はすごくわかりやすいですね。曺監督の戦術イメージは、湘南時代のゴールに迫る時は何人ものFWが一斉に襲いかかるスタイル。あの時は観ている方もわくわくする、魅力的なサッカーでした。「サンガを明らかに変えたい。世界に誇れるクラブにしたい」という監督のコメントも頼もしいですね。1年でJ2に戻って来る事なく、来季はJ1を席巻するのではないでしょうか。
J2京都関連⑮:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20200214
   〃   ⑭:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190728
   〃   ⑬:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170331
   〃   ⑫:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150811
   〃   ⑪:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130608
   〃   ⑩:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130516
   〃   ⑨:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121109
   〃   ⑧:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120927
   〃   ⑦:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120318
   〃   ⑥:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100416
   〃   ⑤:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090503
   〃   ④:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20080527
   〃   ③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060415
   〃   ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060401
   〃   ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060330

 

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他スポーツの話題・事例46

2021-12-10 00:01:49 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 昨日のスポーツニュースで、V1リーグのFC東京が活動休止するというニュースを見て、ちょっとビックリしまし。なぜ? 何があったの? どうしてこのタイミングなの?と結構動揺しました。Jリーグ百年構想のイメージ動画にいつも登場する、総合型地域スポーツクラブの象徴のようなチームでした。「FC」という名前が付いていながら、男子バレーの1部リーグで長く頑張っておられました。公式HPも何度も観たし、週末の山陽新聞スポーツ欄で必ずV1リーグの試合結果に目を通しながら、「なかなか勝てないねぇ」とよく思ったものでした。
     
【バレーボールチーム活動休止】
「FC東京バレーボールチームは、2022年5月末をもってチームとしての活動を休止いたします。本チームは、東京ガスバレーボール部を前身として、2003年に活動を開始しました。これまでに、V1リーグでの活動はじめ、国体優勝2回、天皇杯準優勝1回、黒鷲旗準優勝1回など主要大会で活動し、日本男子バレーボール界のトップチームとして活動してまいりました。しかしながら、取り巻く事業環境の変化、中長期的な事業成長の可能性、Vリーグの将来に向けた事業化・高度化計画への対応等を総合的に検討した結果、活動を休止することを決定いたしました。また、同様にバレーボール教室など普及活動も休止いたします。
 バレーボールチームは、サッカー同様みなさまに大きなご声援をいただき、日本のトップリーグまで昇格出来ました。これまで多大な応援を賜りましたみなさまには、心より感謝申し上げます。」
引用:J1・FC東京公式HP

 うーむ、残念。大人の事情なのか、うかがい知る事はできず、スポーツニュースでもそれほど扱いは大きくなかったため、そのうちリスペクト記事を書いて、お疲れ様でしたとしようと思っていたのですが、今日の報道で何か背景があるようだと。読んでみるとなるほど、サッカー界の方の大人の事情である事を知りました。という事ですぐに記事にしました。

【FC東京バレー「活動休止」の背景。チーム存続は困難な状況だったか――。】
〔運営法人はサッカー・FC東京と同じ〕
「FC東京バレーボールチームは1948年に東京ガスバレーボール部として始まり、2003年から現在の名前で活動している。2009/10年シーズンからVリーグのトップリーグ(現・V1)に所属している。FC東京バレーボールチームの運営母体である東京フットボールクラブの筆頭株主が、東京ガスグループからミクシィに変わることによるものと見られる。」
「『ミクシィ(mixi)』が、FC東京から第三者割当増資で51.3%の株を所有することで筆頭株主となることが決まった。ミクシィは2018年からクラブスポンサーに加わり株主にも入っていた。主にJリーグの試合などでコラボイベントを開催していた。
 正式な承認は、12月10日の臨時株主総会の予定だ。11月22日の発表の際に、FC東京は『コロナ禍による(Jリーグ公式戦など)入場料収入などの大幅減収』を理由に上げていた。」
〔バレーボールチームに走った「激震」〕
「まず、10月中旬にスポーツ紙からミクシィによるFC東京の経営権取得が報道されたが、当時の報道等はサッカーに関するものが中心で、バレーがどこまで影響するのかわからない状況だった。ただ、11月22日に正式に発表されても、現場のスタッフや選手たちに説明がなく、いよいよ不安が広がりつつあった。」
〔バレーは東京ガスグループ社員、体育館も東京ガス所有〕
「70年にわたる歴史に幕を下ろす。JリーグのFC東京が存続する中で、バレーボールチームが活動休止となる背景には、バレーボールチームの活動が、東京ガスに依存していることこともある。
 サッカーの選手、監督スタッフはプロ契約だが、バレーボールの選手の大半は東京ガスのグループ会社で働きながら活動をしている。また、バレーボールチームのスタッフも大半が東京ガスからの出向で、江東区にある練習拠点の体育館は東京ガス所有のものだ。
 また、実はFC東京バレーボールチームの運営費の一部は、FC東京のサッカーチームがJリーグから地域振興やホームタウン活動を行う際に助成を受ける『Jリーグ地域スポーツ振興活動』から毎年数十万円の助成を受けている。バレーボールチーム側は単体での独立採算ではなく、決して潤沢でない運営資金で活動を行っている状況だった。
 報道が出てから『活動休止』の発表までに時間がかかり、バレーボールチームの選手・監督やスタッフ達に説明がされなかったのは、ミクシィ側とFC東京側が直前まで交渉していたのではないかと推察される。」
〔ミクシィは千葉ジェッツも買収〕
「ミクシィがスポーツチームを買収したケースでは、バスケットボールBリーグの『千葉ジェッツ』がある。現Bリーグチェアマンである島田慎二氏が当時会長のクラブ運営法人をミクシィが2019年4月に傘下に収めた。
 ただ、こちらは正式買収となる前に報道が出た時点で、当時の島田会長や米盛勇哉社長は社員やスタッフ達に『こういう報道は出ているけど、雇用とかは大丈夫だから安心してほしい』と説明していたという。また、選手はプロ契約であり、練習場所も当時は千葉県船橋市が所有する船橋アリーナを活用していたこともあって、運営母体が変わることによる影響はほぼなかった。
 一方で、FC東京バレーボールチームの場合は、ミクシィ側がチームを引き継ぐとなる際の、選手の雇用や、練習場所の確保など難しさがあったと思われる。活動休止の前まで記者は、危うい状況であることは理解していたが、ミクシィが持つBリーグを通じたアリーナスポーツへの知見や経験が、FC東京バレーボールチームに活かされるのではとわずかに期待していた。」
引用:HALF TIME

 70年を超える老舗のバレーチームなんですね。それが活動休止なんて、何という事だ。'03年から「FC東京」になり、12年間1部リーグで頑張っておられました。元々Jクラブを経営するためにできた運営法人は、V1チームも運営されていた訳です。まさにJリーグ百年構想を具現化するクラブでした。300の著名企業ばかりの株主一覧も見た事があります。
 そこに'18年に参画してきたのが㈱ミクシィでした。最近流行りのIT企業か。結局㈱ミクシィはVクラブの継続性を認めず、Jリーグ百年構想を軽視したように個人的に映ります。これって、他のIT企業にも共通する価値観ではないかと思ってみたり。宣伝効果の無いアマチュアスポーツは切るべきだというものだったりして。果たしてそのような存在がJリーグに必要なのでしょうかと思いそうになります。

 ただ、企業アマチュアチームという側面も強く、「Jリーグ地域スポーツ振興活動」という助成金で賄われていた面も強いです。この制度は当ブログもお馴染みの存在で、Jリーグ百年構想のシンボリックな存在。残念ながらというか、やっぱりなというか、この制度に関しては地元J2岡山はスルーでした。そういう流れで東京さんのV1チームは経営されていました。
 ビックリしたのがミクシィがB1千葉の親会社でもある事。千葉さんは市民クラブだと思ったら、「ミクシィ ジェッツ」だったのですね。ミクシィ側がチームを引き継ぐとなる際の、選手の雇用や、練習場所の確保など難しさがあったと思われるとあります。うーむ、そういうものなんでしょうか。そういう難しさがあっても70年間やって来れた訳ですよね。説得力がイマイチ。いろいろ観ていたら、地域貢献活動も立派にされていたようです。
   
【FC東京バレーボールチームと墨田区の連携に関する協定の締結】
 このたび、東京フットボールクラブ株式会社(代表取締役社長:大金 直樹、以下「FC東京」)は、3月6日(火)に、墨田区(区長:山本 亨)と、FC東京バレーボールチームが墨田区総合体育館をホームアリーナとして活動するにあたり、バレーボールを通じて墨田区民のスポーツに対する関心を深め、同区のスポーツ振興の発展に連携協力する協定を締結しましたので、お知らせいたします。
【施設概要】
墨田区総合体育館  <所在地> 東京都墨田区錦糸4-15-1 錦糸公園内
          <URL>http://www.sumidacity-gym.com/ (墨田区総合体育館)
              https://www.city.sumida.lg.jp/  (墨田区役所)」
引用:J1・FC東京公式HP

 異競技でのスポーツ振興を図っているから、墨田区と連携できたのだと思います。この連携も解消か。昨今のIT企業のJクラブのオーナー化については、これらの弊害が出てくるので、個人的は好ましくないと思います。例えば日立。J1柏もあれば、B1渋谷、Vリーグでも女子チームがあり、今回のケースとは真逆です。なので、暴論ですが、スポーツ文化に理解のないIT企業にはこれ以上、Jリーグには関わって欲しくないと個人的に思ってしまいました。ホームタウン緩和騒動もそう。ネーミングライツ騒動もそう。どれもそういうIT系のオーナー企業の意向が反映されているのではないかと思われます。
 「解散」ではなく「活動休止」という結果に、一部の可能性を残しています。今回の報道が観測気球であって、世の中の反応で考え直して、活動再開していただく事を希望します。
FC東京バレーボールチーム公式HP:https://www.fctokyo.co.jp/volleyball/
J1・FC東京関連⑱:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20210110
  〃        ⑰:
https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20200201
  〃        ⑯:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190817
  〃        ⑮https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180504
  〃        ⑭:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180120
  〃        ⑬:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170804
  〃        ⑫:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170405
  〃        ⑪:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150503
  〃        ⑩:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20121130
  〃        ⑨:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20120102
  〃        ⑧:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20101227
  〃        ⑦:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20101205
  〃        ⑥:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090712
  〃        ⑤:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20051017
  〃        ④:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20051015
  〃        ③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20051005
  〃        ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20051017
  〃        ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20050911
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers 

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岡山シーガルズ136

2021-12-09 00:01:09 | 岡山シーガルズ

 リスペクトコラムです。
 昨日、山陽新聞朝刊にいわゆる「シーガルズアリーナ」構想のニュースが出ていました。最初に出たのが3年前。その時は岡山市役所建て替えにより、市役所エリアへの建設構想でしたが、そう簡単にいかなかったのかな。現在は北長瀬エリアに場所が移っています。去年の9月に山陽新聞で報道されており、当ブログも記事でリスペクトしています。
     
【「民設民営」の新アリーナ提案 経済界とシーガルズ、岡山市に】
「岡山市の大森雅夫市長は6日、地元経済界とバレーボールV1女子・岡山シーガルズから、市営住宅「北長瀬みずほ住座」(同市北区野田)の跡地(約1・4ヘクタール)に「民設民営」で新しいアリーナを建設し、15年後に市が買い取る計画を提案されたと明らかにした。
 11月定例市議会代表質問への答弁。市長によると、9月に岡山商工会議所とシーガルズから説明を受け、必要性に理解を示した一方、自治体の財政ルールで15年後の買い取りを現時点で決定することはできず、計画を見直すよう求めたという。『初期費用やランニングコストの考え方、市民との関わりなども整理してもらいたいと伝え、回答を待っている』と述べた。
 経済界の提案は、シーガルズのほか卓球Tリーグ男子の岡山リベッツ、バスケットボール男子B3のトライフープ岡山などの利用も想定。岡山商工会議所は県内の他の経済団体とも連携し、年内にも新たな提案をしたいとしている。」
引用:さんデジ

 報道内容によれば、市議会での質疑応答で出た内容のようですが、市は計画の見直しを求めたようですね。市が簡単に買い取れないという事での新たな提案となると、まさに民間で建設して民間で維持していく、ちょうどパナスタのようなやり方。岡山の地はそこそこ人口はいて、お金のかからない署名運動はすぐに集まるが、募金の文化が低いと思われるので建設募金をやって、うまく集まるかどうか。個人的には不安がよぎります。J2岡山についても、政田を作る時に上手く署名は集めましたが、それに向けた募金活動は一切やっていない現実があります。しかも日常的に「樽募金」「応援募金」をやっていますが、募金報告も長くされてなく、職場関係にも置いてあった専用募金箱も、いつしか存在感が無くなっている現状があります。そんな県民性で、アリーナ民設募金というのはどうなのかと思います。
 ただ、個人レベルはそうであっても、スポンサー集めはどこのトップチームも上手くいっているようなので、企業の寄付はある程度集まるかもしれませんね。新たな提案を楽しみにしています。当時はこんな資料が出てきましたね。

 見方を変えて、こういう構想はどうでしょうか。「シーガルズアリーナ」ではなく、「岡山アリーナ」にしてシーガルズだけでなく、トライフープやリベッツもどんどん公式戦を興行するというもの。シーガルズの専用練習場でもいいのですが、5千人収容という事で、練習場としてはやや贅沢な印象。サブアリーナがあればそこで練習してもいいのですが、如何せんバレーの試合会場としては開催試合数が少ないのでシーガルズ専用アリーナとしてはやや贅沢に映るかな。思い切って、岡山の屋内トップチームの共用アリーナにした方が広く支援を受けやすく、市民の理解も受けやすいのではと思います。他県で見た「アリーナ祭り」とかいいですね。シーガルズとトライフープのダブルヘッダーとかすごい事になると思う。シーガルズといえば最近、宮下選手絡みのニュースが流れていましたね。
   
【2021-22 V.LEAGUE DIVISION1 ALL STAR in TOKOROZAWA 女子ファンフェスタ】
日程:    2021年12月26日(日)14:00
会場:    所沢市民体育館
スケジュール:14:00~14:10 オープニング
       14:10~14:50 第1部:チーム対抗ゲーム対決!
       14:50~15:10 第2部:プレイバック春高!
       15:10~15:40 第3部:BABY BASKETBALL
       15:40~16:00 第4部:リレーde玉入れ
       16:00~    クロージング

 面白いのが前日に開催される男子は、オールスターゲームなのに対し、女子はファンフェスタ。ファン感みたいな内容ですね。それでいいのかどうかはよくわかりませんが、試合での顔よりもイベントで緩んだ表情の方が見応えがあるかもしれませんね。
 内容として、ゲーム対決はクイズとイラスト伝言ゲーム。プレイバック春高は「春の高校バレー」とのタイアップ企画。BABY BASKETBALLはベビーボールと使ったバスケでゆるスポーツでした。出場選手はVリーグ推薦枠で24名(1チーム×2選手)及びファン投票枠で3選手でした。そのファン投票で何と、岡山の宮下選手が1位に輝いたとか。
Vリーグ特設サイト:https://www.vleague.jp/allstar2021/

【ファン投票結果】
1位: 宮下選手(岡山)519票
2位: 長岡選手(久光)495票
3位: 櫻井選手(姫路)433票
引用:Vリーグ公式HP

 Vリーグ推薦枠の方で、全日本など有名どころが次々と名前が出てきました。石川選手(東レ)、古賀選手(NEC)、石井選手(久光)、鍋谷選手(PFU)とお馴染みの名前が並んでいました。全日本クラスの佐藤選手(日立)、黒後選手(東レ)の名前は無かったです。今回、宮下選手がファン投票1位という事ですが、どういう候補者リストだったのか気になるところ。ちなみに推薦枠では岡山からは及川選手と小野寺選手が選出されました。
 あと、今のところはリアルの情報しかありませんが、ぜひオンラインでも実施して欲しいですね。シーガルズはオンラインの運営スキルが低かったですが、Vリーグは大丈夫だと思うので。
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers 

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Jリーグの話題207

2021-12-08 00:01:05 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 来月に後任が発表になるJリーグチェアマン人事ですが、昨日新たな情報が流れました。何と、札幌さんの野々村社長に内定したとか。確か少し前に島田亨氏に一本化されたという報道が流れましたが、あれは何だったの?という事になります。実は当ブログで抱いていた次期チェアマンのイメージに一番近い人材です。
 かつてJ2に常駐し、一時は岡山よりも下位にいた札幌さんで、J1復帰を果たし、その後エレベータクラブから完全に脱却し、今やACLをうかがえる立ち位置まで成長させた功労者です。野々村さんならいいと思うなぁ。
        
【札幌・野々村芳和社長、Jリーグ新チェアマンに内定…初のJリーガー&歴代最年少で就任】
「Jリーグが、次期チェアマンとしてJ1札幌社長の野々村芳和氏(49)に一本化したことが5日、複数の関係者の話で分かった。村井満チェアマン(62)が来年3月、任期満了で退任することを受け、9月から役員候補者選考委員会で候補者の選定が行われていた。新チェアマンは来年1月に発表され、野々村氏の就任が決まれば、6代目にして初めての元Jリーガー、歴代最年少での就任となる。
 Jリーグのトップに初めて元Jリーガーが就く。野々村氏の次期チェアマン就任が事実上、内定した。「Jリーグ役員候補者選考委員会」が同氏を推挙することで一本化した。来年1月末の理事会に諮られ、承認されれば、同3月に新体制が発足。野々村氏は、川淵三郎氏、村井満氏の54歳を大幅に下回る49歳でチェアマンに就任することになる。
 関係者によると、同委員会はJリーグ内部、外部問わず数十人の候補者をリストアップ。人間性、経営者としてふさわしい人材を求めて、厳格な書類審査、面談を行ったという。最終的にJリーグの木村正明専務理事、プロ野球楽天の元社長の島田亨氏(USEN―NEXTホールディングス取締役副社長)ら数人の中から、野々村氏が選ばれた。」
「次期チェアマンを待ち受ける課題は多い。長引くコロナ禍によるクラブの経営問題。そして、日程問題も避けては通れない。代表や国際大会との兼ね合いで、Jリーグのシーズンを現在の春秋制から秋春制に移行しなければ、選手、クラブ、リーグの日程に不具合が出てくることが予想される。選手、経営者として成果をあげてきた野々村氏。若く、刷新されるJリーグのトップとして手腕が期待される。」
引用:スポーツ報知

 野々村チェアマンで何が理想的な事かといえば、まずは「元Jリーガー」である事。一時期播戸理事の名前が挙がり、元選手としては適任かもと思いましたが、経営者としての経験が無い。その点野々村社長は十二分に経験がおありです。なぜ野々村社長だったのか、当ブログとしては深読みもついしてしまいます。一つふと思ったのはACLの秋春制への移行ばなし。かつて、田嶋会長が提案した時にリーグとして正式に否決した制度。ACLへの移行が現実的になれば、今までとは違った運営環境になってきます。北海道のクラブにいた元選手の経営者として、Jリーグをどこに導くのか気になります。そういう面も今回作用したのかもしれません。
 あと、前の記事で商業主義のアメリカ派、スポーツシューレを理想とするドイツ派が存在していると書きましたが、野々村社長はどう見てもドイツ派です。札幌さんを見てください。サッカー以外の競技をいくつされているのか。カーリング男子日本代表は「コンサドーレ」というチーム名。大いに期待。

【一部報道について】
「本日、一部報道機関において、次期チェアマン人事に関する報道がありました。本件はJリーグが発表したものではございません。次期チェアマン内定に関する発表は来年1月末を予定しております。」
引用:Jリーグ公式HP

 また、Jリーグでこういう声明が出ましたね。確か島田亨氏の報道の時も同様の報道が流れました。「否定をしていない」と書かれましたが、野々村チェアマンになればその前に流れた「島田チェアマン報道」が誤報となります。さぁ結果はいかに。

【次期Jリーグチェアマン内定の野々村芳和氏「否定も肯定もできない」札幌社長は退任へ】
「Jリーグの次期チェアマンに事実上、内定した野々村芳和氏(49)が6日、就任について『否定も肯定もできない。全くしゃべれることがないので、どうにもならない。今、しゃべれることは何もないというか、できない』と話した。この日、都内で行われたJリーグアウォーズに出席後、報道陣に対応した。」
「関係者によると、リストアップした数十人の候補者の中から野々村氏を次期チェアマン候補に選定。来年1月の理事会で承認されれば、6代目にして初めての元Jリーガーチェアマンが誕生する。来年3月の新体制発足に備え、野々村氏は札幌の社長を年内に退任することも判明した。」
引用:スポーツ報知
        
 おっと、先日のJリーグアウォーズで報道陣に質問されたのですね。「否定も肯定もできない」という部分が微妙ですね。次期チェアマンの期待を込めて、当ブログで過去にリスペクトした野々村社長の関連記事を掘り越してみましょう。これらを読めば当ブログが何を言いたいのかわかってもらえると思います。
J1札幌野々村社長関連⑧:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20200407
   〃           ⑦:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180919
   〃           ⑥:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180118
   〃           ⑤:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170816
   〃           ④:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20161125
   〃           ③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150923
   〃           ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150830
   〃           ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150218

 これらの事例で特に目を引いたのが、平成30年北海道胆振東部地震の時の復興支援活動、選手による災害ボランティア参加も行っています。これは同じ被災地クラブであるJ2岡山とはレベルが全然違います。こうも違いが出るものかと感心した覚えがあります。野々村社長の発想の鋭さ、行動力の高さがよくわかりました。他にもいろいろと取り組まれています。例えば「北海道コンサドーレ札幌」という名称に変えたのも野々村社長です。素晴らしい経営者だと思います。当ブログでは札幌さんについて、「Jクラブの付加価値」分析もしており、野々村社長の手腕が大きいと思います。
 また、J1で戦うためにはと年間予算を増やされていった事もよく覚えています。小野選手や稲本選手を獲得し、来場者増加にも成功され、チャナティップ選手を獲得して、タイにも市場を広げられました。そういえば地元J2岡山はマレーシアに手を伸ばしましたが、その後は何も聞こえてきませんね。ボラでお世話になったNズラ女史もいなくなったっけ。その辺の違いも感じます。最近ではミシャ監督を招聘して、勝ち試合を増やしていますね。札幌さんでの偉業を並べるのはこの辺にしておいて、来月まで吉報を待つとしましょうか。
J1札幌関連 /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  /  / 
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次に向けて頑張りましょう267

2021-12-07 00:01:11 | ファジアーノ岡山

 生観戦レポです。
 昨日、Cスタで開催されたファジのホーム千葉戦の観戦に行ってきました。今季最終戦。いつも使うグッズバッグから先日もらった椋原さんのデニムバックに衣替えです。気が取られて、うっかりデジカメを持って行くのを忘れてしまいました。なので、必死にスマホの写メで頑張る。写真は一部issanにお世話になりました。
 先日の語る会に来た丹氏が参戦予定でしたが、所用で欠席と残念。いつものように1時間前くらいに総合グランドに到着。ちょうどピッチから創志学園高マーチングバンド部の生演奏が聞こえてくる。また、試合の時に聴けるだろと思っていたら、その後は無しと知り、ちょっと残念。まずはシマカズ氏と合流して、先に席位置を確定しに、Fゲートに向かう。後から、松ちゃん君(この後にフットサルで骨折って)合流。
     
 シマカズ氏の好みでかなりアウェー側に寄った位置に着席しました。ふと、あれっ今日はワクチン席ないんだと。結局1回だけの実証実験だったのか。本来ならば毎試合コロナ収束に向けて、そういう席が増えていくべきなのに単発事業で終わってしまう。もっともよそも同様なのでしょうが。あの席に座ってみたかったなぁ。
   
 再入場口から出て、再びスタジアム前広場に行く、「岡山県障害福祉課ブース」に立ち寄る。ダーツゲームをやっていました。スマホスタンドになるキーホルダーをいただきました。隣のブースでは東京パラリンピックのリレートーチが展示されていましたね。他は特に目についたブースは無かったです。少し離れたところに「2021シーズン来場試合数別特典引換ブース」がありました。基本ホーム試合は行っていますが、ボラの日もあったし、まぁいいやと。
    
 この日のイベント情報です。試合前に高校サッカー全国大会に出場する学芸館高校サッカー部の壮行会が行われていました。また、チアリダンススクール生の子ども達のパフォーマンスもやっていました。あと、この試合ではハーフタイムに、MDPに振られた番号によるハーフタイム抽選が行われました。もちろん当たりません。松ちゃん君は1番違いだったようですが、世の中甘くないよ。まぁハーフタイムにこういうイベントがあるのはいいですね。今回はそんなところか。やはり行政サンクスデーとは違う。この日はNHKでも中継がありましたね。
   
 この日の入場者は7千人近くで、試合が近づいてくるとどのゲートも長い列ができていました。Eゲートではアウェーサポ向けに「ようこそ岡山へ」看板が立っていました。こういうウェルカム看板は元々は手作りのものばかりで、アルウィンなどではボランティアがそういう看板を作られたりと、手作り感が良かったのを覚えています。今回クラブが正式に作ったものはしゃんとしていいですが、見方を変えたら官製看板なので何となく距離感が味気ない印象。個人の主観ですが。

 試合前ですが、まずはボランティアメンバーの100回参加者表彰セレモニーがありました。今回は古参サポでもある金氏と、女性の高女史。ボランティア現場ではいつもの顔です。今回も「指名されてもあそこに立つのは辞退するよ。ボラは裏方。ああいう所に立つものではないと思ってる」と、横の2人にカッコつけてまた言ってしまいました(苦笑)。参加年数は16年と年数では誰にも負けないのですが、如何せん1年あたりの回数が少ない。JFL時代には一応皆勤賞になったのですが、説得力ないか。
   
 次はヨンジェ選手のJリーグ通算200試合出場達成セレモニーがありました。試合ですが、今回は完敗でした。岡山のメンバーは完璧だったはずなのにやられました。千葉さんはハイラインハイプレスで、足元も岡山よりも全然上手く、プレーの速度も速かったですね。10何試合負け無しが消し飛んだ負けっぷりでした。一番の敗因はやはり相性の悪さかな。昔からポゼッションの上手い相手には歯が立ちませんから。ヨンジェ選手が一矢報いましたが1-3の負け。有馬監督の最後の試合に花を添えられなかったですね。
   
 試合後、まずは今季で退団する椎名選手のセレモニーがありました。気持ちのこもったいい挨拶でした。その言葉の中で印象に残ったのは「皆さんお願いです。助けて下さい。ここに応援に来て、頑張れだけじゃなくてもいいんです。喝も入れて下さい。もっとしっかりしろ、もっと走れ、いつまでも倒れてんじゃねえ、早く立てって言って下さい。J1に行くためには選手だけでは無理です。選手とサポーターが一つになって私はJ1に行けると思っています。」という部分。どう思われるかは読者の皆さんにお任せします。
   
 そして、セレモニー。有馬監督がシーズン終了&退任の挨拶をされました。シマカズ氏が「これでセレモニー終わるんじゃないすか」と。まさかと思いましたが、社長も主将の挨拶が無く、その通りになりました。寂しいですねー ちょうど前日J1の試合数試合をDAZNで観ていますが、そんな試合は無かったなぁ。クラブを代表して社長、チームを代表して監督、選手を代表して主将というパターンはJ1のスタンダード。横から「確か木村さんの時は挨拶してたでしょ」「ちょっと我々軽視されてません?」と。後味がちょっと悪かったですかね。典型的な「岡山スタイル」なのでしょうが、J1にふさわしいクラブというのはそういう細かい気持ちの部分も不可欠なのではないでしょうか。
   
 その後にバックスタンド、10番ゲート付近で濱田主将がマイクを持って挨拶をしていましたが、公式に会場全体に対して主将挨拶をして欲しかったですね。その後場内一周して終了でした。来季はぜひ代表3者の挨拶でシーズンを締めくくって欲しいと思います。よそのクラブから観られて、首を傾げられないようにお願いしたいです。
   
 ネットの戦評です。【ハイライト:後日】
「序盤から両チームの守備陣が奮起し、あまりチャンスが生まれない締まった展開が続く。しかし、ホームの岡山は前半終了間際にセットプレーから一瞬の隙を突かれ、先制点を許してしまう。迎えた後半は反撃に出たかったが、逆にセットプレーとカウンターから2点を失い、苦しい展開に。終盤に1点を返すが、反撃も及ばずに試合終了。」引用:スポーツナビ
速報!サッカーEG採点
石毛選手 5.5 いい場所に入っていき、最後までゴールに向かう

 今朝の山陽新聞朝刊の「ファジ3失点 優秀飾れず」というタイトルの記事の戦評です。
「自慢の堅守がほころんだ。前半45分はFKのこぼれ球をフリーで蹴り込まれ、後半4分は直接FK後の混戦から決められた。今季はCKkら失点を許さないなどセットプレーの守備で無類の強さを誇ったが、この日は集中を欠いたようだった。」
「主導権争いの鍵を握る球際の戦いで後れを取り、危険な位置で何度もFKを与えたことが悔やまれる。リードを奪われた焦りからか攻撃ではミスが目立ち、終了間際にイ・ヨンジェが挙げた1得点にとどまった。」    
 シーズンお疲れ様でした。順位ですが1つ落ちて11位フィニッシュ。当ブログでは開幕前に12位からギリギリ残留という予想でした。それは補強前のチーム戦力から出たものだったので、予想から上振れしたのはひとえに補強の賜物だと考えています。そして、有馬監督、お疲れ様でした。実は元柏選手OBでした。
 昨日の試合で、北Qさんと相模原さんのJ3降格が決まりました。そして、岩手さんのJ2初昇格、熊本さんのJ3優勝とJ2復帰が決まりました。おめでとうございます。個人的には熊本さんの復帰がうれしい。1万人動員したそうですね。また、ロアッソくんが見れる。そして、キヅールくんがJ2に登場。読者の皆さんで知らない方が多いと思いますが、楽しみにしておいてください。インパクトが半端ないですから。来季が楽しみです。読者の皆さん、お疲れ様でした。
   
【J OKAYAMA MOM(マンオブザマッチ)】
1位:椎名選手    2位 :  該当者なし

issan: 該当者無し。最後が締まらないのもファジらしいですね。
山やん君: 椎名選手。出場はわずかでしたが、試合途中から声と存在でスタジアムを支配していました。
シマカズ氏: ヨンジェ選手。最終戦ゼロで終わらせなかったというところですね。
浅口・メグミさん: 椎名選手。13年間ありがとうございます。最後、感動しました。
松ちゃん君: 該当者無し。結果は3失点での負け。最後に気持ちを見せましたが90分戦って欲しい。
oketsu氏: ヨンジェ選手。最後に意地のゴールを決めた。

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1年で上へ15

2021-12-06 00:01:16 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 1年で上へシリーズ、今回は2季ぶりにJ2降格してしまった横浜FCさん。あれから日にちも経って、何かいいコラムが出てるんじゃないかと探してみましたが、余り無かったですね。当ブログはJリーグサポ歴が長いので、クラブがどのようにできたか、今でもはっきり覚えています。横浜フリューゲルスの消滅後、サポーターが作り上げたクラブ。特別なクラブなのです。J1ではなかなか強さを発揮できなかったですが、J2時代の一昨季は強かった覚えがあります。なので、来季のJ2は苦しめられると思います。で、どうだったのか。
   
【横浜FC、来季J2降格…外国人5選手獲得テコ入れも空しく 現有戦力維持で再昇格目指す】
「横浜FC、仙台、大分の来季J2への降格が決まった。横浜FCは神戸に0―2で敗れ、仙台も残留を争う湘南との直接対決を0―2で落とし、大分は鹿島と0―0で引き分けるも力及ばず。3チームとも残り2試合でJ1残留圏の16位に入る可能性が消えた。」
「昨季は昇格1年目ながら18チーム中15位と奮闘。今季は10位以内を目標に掲げ、ゴール前で“最後の仕事”ができるクレーベ、渡辺ら実績あるFW4人を補強し、戦力を拡充したはずだった。
 しかし、まさかの開幕6連敗。守備のまずさが露呈し、補強の目玉だったFW陣までボールがつながらない。監督交代に踏み切るも、過密日程のさなかでの交代とあって基盤を組み直すだけの練習時間が確保できず、“劇薬”投入のタイミングとしてはあまりに悪すぎた。第20節終了時でわずか1勝。」
「関係者によると、今季は十数億円程度の人件費で予算を組んだが、残留を目指して当初の予算外資金から5億円以上を夏の移籍市場に投入。外国人5人の獲得で残留争いを演じるまで持ち直したが、序盤で失った勝ち点があまりに多すぎた。」
引用:スポーツ報知

 今季はFW4人を獲得して戦力アップしてシーズンを迎えられたはずだったですが、シーズン序盤で負けが込んでしまし、下平監督の更迭を実行。そして夏に外国人選手を獲得されたが、序盤の不振が響いてそのまま降格に至った訳ですか。確かに後半から出て来た外国人選手は強烈でしたね。J1、J2に限らず、降格など不振のチームに共通するのは得点力不足ですね。今季浦和さんに入ったユンカー選手など、助っ人で得点力がアップして成績が上昇する例もありました。横浜さんはいい守備からいい攻撃につなげる流れで、いい守備ができず、攻撃に繋がらなかったのか。いくら得点を取っても失点が多かったら勝てない。失点が多いのは失速の原因ですね。
   
【横浜FC、降格決定…早川知伸監督が語る原因「現状把握、ハード面、個の質」】
「試合終了後の記者会見で早川監督は以下のようにシーズンを統括した。
『ここで答えが出るかというのは難しいですが、自分が率いてから現状の把握までに時間がかかってしまいました。連戦が続いたことで練習が満足にできず、そのなかでチームを作っていかなければならない難しさを感じました。チームとしても新型コロナウイルスの影響で選手が欠場することがあり、メンバーの固定や主力を決めるところがうまく行きませんでした。
 ただ、シーズンの中断明けから少しチームとして練習と試合を重ねられて、補強選手が活躍してくれて、J1残留というミッションに向かっていけた部分もありました。クラブがJ1に定着するためには、その土台となるハード面も含めて必要になると思います。ピッチの中での質ももっとやらなければならない事があると痛感しました。J1ではいくら組織で守っていても個の力で打開されてしまう。そのような場面が多くありました。我々はその点での質をもっと求めていかなければならないと思います』」
引用:Qoly

 早川監督のコメントにあるように、監督交代のタイミングで現状の把握に時間がかかり、その間の成績を犠牲にしてしまった面もあるのかもしれません。また、8月頃に数名の選手がコロナの陽性になってしまい、出場できなかったダメージもありましたね。ガンバさんや柏もそうですが、コロナ禍での打撃がそのまま今季の不振につながってしまった事も言えると思います。そういう面で今季は特別なシーズンであり、もろに影響を受けてしまったのかな。ガンバさんや柏は何とか立て直して降格圏を脱出できましたが、クラブの経営規模で劣る横浜さんは、脱出できなかったと。

【横浜FC、代表取締役社長COOとゼネラルマネージャーが退任…J1最下位でJ2降格】
「横浜FCは4日、代表取締役社長COOの上尾和大氏、服部健二ゼネラルマネージャー(GM)の退任を発表した。GM職の後任については『決定次第お伝えさせていただきます』とした。」
引用:スポーツ報知

 他にも4人のコーチが退団するそうです。横浜さんは責任を取られるのか社長とGMが揃って退任されるそうですが、よそとはちょっと違う流れですね。そういえば昨日の山雅さんはそういう情報は聞こえてこなかったな。岡山で言えば北川社長と鈴木GMが揃って辞められるという事か、もしJ3に降格になっていたら、果たしてそうなるのかなぁと思ってみたり。
 あと、横浜さんといえば、レジェンド2選手の存在ですね。カズ選手と俊輔選手。俊輔選手はいいとして、カズ選手は来季もプレーされるんでしょうね。スポンサー対策でしょうが、確かに退団したら撤退するスポンサーが出るでしょうし。まぁその話はこの辺で。来季、J2でまた暴れられる予感がします。
J2横浜FC関連⑱:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20191202
  〃     ⑰:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20171124
  〃     ⑯:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170108
  〃     ⑮:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/201502
17
  〃     
⑭:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140830
  〃     
⑬:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20140826
  〃     
⑫:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130607
  〃     ⑪
https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130318
  〃     ⑩:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20130221

  〃     ⑨:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20110612

  〃     ⑧:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20100314

  〃     ⑦:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20090324

  〃     ⑥:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20070410

  〃     ⑤:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20061130

  〃     ④https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20061124
  〃     ③:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060530
  〃     ②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20060311

  〃     ①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20051202

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1年で上へ14

2021-12-05 00:24:48 | サッカー(Jリーグ(J1・J2)・国内)

 リスペクトコラムです。
 いやぁショックですね。あの山雅さんがJ3へ降格するなんて。未だに信じられません。当ブログでもずっと、山雅さんと長野さん(J3)はかつて信州ダービーでしのぎを削ってきたライバル。そのライバルと同じカテゴリには所属せず、絶対に上のカテゴリに居続けるプライドを感じていたので、長野さんがいるJ3に山雅さんが行くというのはありえないと個人的に思っていました。来季はJ3で信州ダービーが再び実現してしまう。J1時代でも市民クラブとして席巻し、その観客動員力でマスコミでの露出が多かった覚えがあります。そんなプライドが高かった山雅さんに何が起こったのか、どうしてJ2最下位(今日現在)のチームになってしまったのか。
   
【なぜ松本山雅はわずか2年でJ1からJ3へ転落したのか? 反町監督後のクラブにビジョンは…】
〔2020年の営業収入、人件費もJ2では上位〕
「2年前までJ1を戦っていたクラブが2年でJ3に落ちるのは、2015年の大分トリニータ以来の出来事である。大分の場合は2009年の財政問題に端を発した部分があるものの、松本山雅の場合、運営規模が一気に縮小したわけではない。コロナ禍に直面したのは事実だが、2020年も営業収入は19億2800万円とJ2・6位。チーム人件費も10億900万円とJ2・5位の資金規模を誇っている。そのクラブがJ3に落ちるのはやはり異常事態と言わざるを得ないのだ。実際、今季も「J1昇格を目指す」と公言していた。」
「ふたを開けてみると、2019年まで8年間率いた反町康治監督時代からの課題である得点力不足は相変わらずで、逆にクロスなどからの不用意な失点が目立つようになった。停滞感は続き、19節終了時で柴田監督が更迭されてしまう。クラブ側は4月21日の愛媛FC戦で最下位に転落したことに加え、『勝点84・総得点84』に到底届かない状況を重く見て決断に至ったのだろう。ただ、この時点では勝点19・総得点16・総失点30の17位。まだ立て直しの可能性がないわけではなかった。」
〔反町監督体制の8年間に強調され続けた「細部にこだわる」部分も徹底されず〕
「それだけに後任人事は重要だったが、白羽の矢が立ったのは名波浩監督。古巣・ジュビロ磐田以外で指揮を執ったことがなく、2年間現場を離れていた。その彼がJ2残留という仕事を確実に遂行できるのか……。そこは未知数と言うしかなかった。」
「彼が第一に考えたのが、前向きにボールを動かし、攻撃力をアップさせることだった。そのアプローチが奏功し、結果が出た時もあったが、8月22日の愛媛戦から続いた下位同士の6ポイントマッチを立て続けに落としたのは痛かった。「サッカーをしすぎたなと。もう少し数字を追い求めながらやらなきゃいけない時期があった』と指揮官自身も理想を追いすぎたことを後悔したが、まさにそれが8~10月だったのではないだろうか。」
「反町康治監督体制の8年間に強調され続けた『細部にこだわる』部分も徹底されていなかった。相模原戦の失点シーンも終盤投入された梅井大輝のマークがおろそかになり、最終的に児玉駿斗に決められた。こういったミスはかつての松本山雅にはなかったこと。」
〔今季の戦いを見ているとハングリー精神が足りなかったのかな…〕
「指揮官交代に踏み切った他のライバルチームが勝点を上積みし、立て直しの成果を出す傍らで、名波体制の松本山雅は22試合で15ポイントしか稼げなかった。シーズン終盤を迎えても降格圏から抜け出すどころか、最下位に沈み続けた。重要局面でセルジーニョやルカオら助っ人FWがケガで離脱し、得点力を伸ばせなかったのも痛かったが、最後まで強固な守備を構築できなかった点は見逃せない。」
「彼を呼んできたフロントに明確なビジョンが見えてこなかったことも直視すべき問題だ。『守備的』『リアクションサッカー』と揶揄された反町体制のスタイルから主導権を握るポゼッションサッカーへの転換を図ろうとしたこと自体は理解できるが、布啓一郎、柴田、名波と短期間で3人もの監督交代を繰り返したことへの説明が十分とは言えない。この2年間、『山雅らしさ』を体現できず、クラブの方向性も明確にしきれなかったことで、ファンも戸惑った。その事実からは避けて通れない。あらゆる面を徹底的に検証し、復活へのシナリオを早急に示すべきだ。」
引用:SOCCER DIGEST Web

 年間予算は、決してJ3降格を招くレベルではなく、J1を狙えるレベルだったようですね。それはJ2におられるいわゆるメガクラブ、企業クラブもそうなので、クラブの強さは決して資金力だけではない事が頷けます。なので、来季1年でJ2に戻れるかどうかが重要になってくると思います。もし戻れなかったら、スポンサーが離れる心配があります。ただ、岡山だったらまさにそうなる状況でしょうが、山雅さんの違いは地域に根が張れている事。同じく地域に根が張れている大分さんも個人寄付金が確か何億円も集まった事を覚えています。たぶん、山雅さんもそんな存在なのでしょう。どうしても地元岡山と比べてしまいますが、岡山では署名はいくらでも集まっても、募金は「いつも樽募金やってるいじゃないか」とそれほど効果が出ないと思われます。そこが岡山との違いと個人的に感じています。
岡山と山雅さんの比較資料(2015):https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20150216
   
【「奇跡のクラブ」J3降格…松本山雅の根深い闇と2つのターニングポイント】
〔クラブ史上初のJ3降格〕
「41試合を終え、7勝13分け21敗。シーズンの半分で敗戦し、積み重ねたゴールは35と下から4番目、積もりに積もった失点は69と断トツの最下位。驚いたのは、シーズン途中の監督交代で成績を持ち直すどころか、むしろ悪化させてしまっていたという事実だ。19節の大宮アルディージャ戦までチームを率いた柴田峡監督体制下では、19試合で 4勝7分8敗、勝ち点19。16ゴール30失点、クリーンシートは6、平均ボール支配率47.5%で平均チャンス構築率は10.2%だった。
 しかし名波浩監督が就任した20節以降から直近のSC相模原戦の前までの22試合では、3勝5分13敗で得た勝ち点はわずか14。18ゴール38失点、クリーンシートはなんと1試合のみで守備が完全に崩壊、攻撃サッカーを掲げながら平均ボール支配率は47.3%、平均チャンス構築率は10.3%と監督交代前と変わらなかった。繰り返された『勝たなければならない』という言葉に重みはなく、最後は10試合勝ちなしで終幕。残留を期待できる要素は、ほとんどなかった。」
〔噛み合わなかった現場とフロント〕
「歯車が狂い始めたのは今シーズン開幕前のシーズンオフからだろう。2020シーズン途中からチームを率いた柴田監督について松本山雅の神田社長は当初、『柴田はあくまで暫定』『柴田のベストは現場を少し離れたところから見るポジション』と述べ、新しい監督探しをしていく上での『繋ぎ』であることを公言していたが監督探しは難航し、なかなか後任を見つけられなかった。また2020シーズン後半戦の好成績も相まって2021シーズンも続投が決まった。
 昨季後半戦の躍動の要因は強固なプレッシング戦術にあり、それを実現させていたのは当時在籍していた選手たちへ戦術を浸透させられたことが大きかったが、強化部が今季開幕前に彼らの多くを引き抜きや契約満了で放出。新たに21人の新加入選手を迎え、35人の大所帯で新チームをスタートさせた。強引すぎる刷新だった。
 さらに開幕前のキャンプでケガ人が増えてしまい、チーム戦術を浸透させることができなかった。結果、反町康治氏が根付かせた受動的なイメージから脱却するためにクラブが要求した『攻撃的かつ能動的』な新戦術の浸透に失敗。そんな状態で開幕したシーズンが上手くいくはずもなく、最終的に山雅はクラブに長く貢献してきた柴田監督も切ってしまった。」
「誰しもの目に明らかだった最重要補強ポイント、不安定で未熟なセンターバック陣には一切手を加えることはなかった。後ろの憂いを断つことができなければ前進できない。現場とフロント、特に強化部が噛み合っていないことは明らかだった。」
〔降格の匂いがした2つのターニングポイント〕
「山雅の今季の低迷と降格を予感させたターニングポイントはいくつかあったが、その内2つだけ上げるとするならば、シーズン前半戦と後半戦それぞれの栃木SC戦だったように思う。シーズン前半戦の栃木SC戦では0-3の完敗という結果もあったがそれ以上に、山雅のゴールキーパー村山智彦の頭を思いっきり蹴り上げた栃木SCのラフプレーが話題に。村山は自身のSNSで公に批判した。」
「クラブが村山をサポートしていくという姿勢を公に示すことはなかった。選手を応援しようという趣向が強い松本山雅のファンやサポーターにとっては非常に後味の悪い出来事となり、フロントへの不信感が強まった。」
「さらに競技面でも残留が厳しいことが決定的になったのは、シーズン後半戦の第33節栃木SC戦だったのではないだろうか。残り10試合となった重要な一戦で因縁の相手をホームに迎えた山雅は0-1で敗れた。しかしこの日、山雅が見せたのは素晴らしい攻撃サッカーだったのだ。」
「しかし次のファジアーノ岡山戦では、出場した選手も栃木SC戦とほとんど変わっていないにもかかわらず、せっかく手に入れたこの可変システムを完全に放棄してしまっていたのだ。」
「せっかく見つけた最適解を試すこともせず、攻撃で圧力を加えられないため結果守備も崩壊。0-3の完敗で高揚していたムードが一気に萎んでいった。栃木SC戦をきっかけに得た希望を自ら手放してしまった。」
〔「奇跡のクラブ」はどこへ向かうのか〕
「降格が決まったその日の夕方、『松本山雅が名波監督への続投を要請した』と地元紙が伝えた。『攻撃的なスタイルを示してくれている』と名波監督を評価しているという。順番が違うだろう。」
「まずはスポンサーやサポーターへの説明責任を果たすべきではないか。なぜJ2でも上から5番目の人件費予算を誇り、熱烈なサポーターや地元企業からの応援を受け急成長した『奇跡のクラブ』が2年連続で低迷し、ついにはJ3降格となってしまったのか。」
 同じタイミングでJ2降格したジュビロ磐田は今年J2優勝を決めたが、なぜ山雅は最下位なのか。何が上手くいって、何が上手くいかなかったのか。前述したような不備を修正できず前任の柴田監督よりも成績が悪い名波監督を『攻撃的』と評価する理由は何か。フロントはどう責任を取るのか。」
引用:SPAIA
   
 まずは監督の部分ですか。やはりここは大きいですね。大分さんは監督の部分の大きさで一気にJ1まで駆け上がれましたが、その監督依存の強さで今回のJ2降格劇を招いたという事。そうして見ると、反町監督(現JFA強化委員長)の存在は大きかったのかと。名波監督も来季も続投なのかな。シーズン途中からの就任で、自分が選んで作り上げた選手達ではなかったので気の毒な面もあります。サポーターの中には反町監督の第2次政権待望論があるようですが、J1柏のネル監督を見ても、そう甘くないと思われます。
 そしてフロントの距離感ですか。あくまで個人的な想像ですが、ひょっとしたら風通しの悪い部分もあったのかもしれない。現場もそうですが、フロント部分も刷新すべき部分があるのかもしれません。勝手な憶測なので気にしないでください。
 先日のCスタでのホーム松本戦で感じていましたが、とても残留争いをしているチームとは思えなかった弱さでした。勝利への執念というか、気持ちが感じられませんでした。「こりゃ山雅さん、やばいかも」と感じたのを覚えています。上のコラムにハングリー精神云々と書かれていますが、まさに同じ事を感じていて、それが現実になった印象です。
 一つだけ言えるのは、山雅さんは地域の宝、優れた公共財という存在なので、カテゴリがどこだろうがその付加価値は揺るがないと思います。今の三位一体の支援体制を維持すれば、大分さんのように一気にJ1まで駆け上がると思います。長野さんとの信州ダービーも興味がありますが、やはりJ1に戻って欲しいですね。市民クラブの雄として。
J2松本関連:
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選手等による復興支援活動

2021-12-04 00:03:30 | ファジアーノ岡山

 リスペクトコラムです。
 よそと比べて、まだまだ少ないと個人的に映るJ2岡山の地域・社会貢献活動。それでもここ数年では、岡山市内小学校への訪問活動など、いい取り組みをやっているとは思います。でも正直、それはよそではスタンダードなレベルだと思われます。
 よそでは、巻さん(元選手)など特に頑張る選手の名前が出てくるし、ヴェルディさんではそういう選手ばかりで公益法人(当ブログも賛助会員登録)を発足させています。振り返って地元岡山の過去を見ると、クラブが規制している訳でもないでしょうが、普段のチャリティー活動などそういう活動はほとんど見られなかった(特に木村社長時代)。でも喜山選手だけは以前から熱心に取り組み、他の選手にも声掛けを行い、頑張っていました。
 チャリティーグッズの収益で豪雨災害で被災した小学生を、ホーム山形戦で招待したと聞き、すぐに記事にしようと思いましたが、もう1回その活動があるという事だったので、その後にと思っていました。すると、2回目は報道が無かったので、あれっと思っていてこんな遅いタイミングになりました。
   
【豪雨被災の子ども招待 喜山選手、グッズ収益充てる】
「Jリーグ通算400試合出場を達成したサッカーJ2ファジアーノ岡山の喜山康平選手(33)は7日、シティライトスタジアム(岡山市北区いずみ町)で行われた山形戦に、2018年の西日本豪雨で被災した子どもたちを招待した。
 倉敷市真備町地区の5小学校と岡山市東区の平島小学校に通う児童とその家族で計13組26人。試合前に喜山選手が『けがで残念ながらプレーは見せられないが、仲間が勝利のために頑張ってくれる。目に焼き付けて帰ってほしい』とあいさつし、サイン色紙やグッズを一人一人に手渡した。観戦前には、ピッチサイドでウオーミングアップの様子も見学。」
「400試合出場の記念グッズの収益を充てた。喜山選手は豪雨の後、避難所を訪問して子どもたちとサッカーで交流したこともあり、『大変な光景は今も覚えている。コロナ禍で2年間、訪問などの活動ができていないが、サッカーを通じた支援を続けていければ』と話した。
 クラブは災害発生の直後から、募金活動やチャリティーマッチを開催するなどの支援を行っていたが、昨季は新型コロナウイルスの感染拡大で活動を断念。今季は、感染状況が落ち着いてきたことから、11月のホーム2試合に招待することにした。」
引用:さんデジ①さんデジ②

 今回は自分の通算400試合出場記念グッズという事で、以前の記事で紹介しています。真備とともに平島の小学生も対象だったようです。喜山選手は豪雨災害の時に避難所を訪問もしているのですね。この11月というタイミングも少し感染者数が減少してきたのもあったのかな。現在も感染者数が少ない状態が続いていますが、もし来季開幕後もこの少なさだったら、こういう活動をクラブも先頭に立ってして欲しいですね。あと、よそのクラブの選手がよくある「シート」もいいですね。「喜山シート」、いい名前じゃないですか。
   
【被災地小学校児童とのオンライン交流】
「昨日(11/25)、平成30年7月豪雨災害で被災された倉敷市真備地区にある倉敷市立川辺小学校、倉敷市立薗小学校、倉敷市立二万小学校と岡山市立平島小学校を対象に、全選手が各小学校5~6名に分かれて、児童の皆さんとオンラインで交流しました。
 小学校のある地区が現在はどのようになっているか、児童の皆さんから近況報告や、選手たちへ質問が飛び交い、交流は盛り上がりました。」
引用:クラブ公式FBページ

 この取り組みについては、公式SNSで一瞬投稿されただけで、今回もこっちもあったと思い出して探しましたが、結構時間がかかりました。掲載内容もよりあえず書いとけのような義務的な書き方なので、クラブとしての姿勢がにじみ出ていました。当ブログでは大昔の大昔から口にしているように、いくら立派な活動をしていても情報開示・公開しなければやってない事と同じ。社会貢献活動での貢献部分は情報開示で世の中に知らせる事も含むという事。
 クラブ公式HPの「ホームタウン活動」ページも10何年更新されなかったものが、やっと更新されましたが写真ばかりの固定ページ。よそのようにこういう活動を一つ一つ丁寧に報告していけば、例えばスポンサーに対しても好感度が上がると思います。とにかく、こういう貢献活動をされたら、公式SNSはもちろんの事、更に丁寧に情報開示して欲しいと思います。
   
【ファジと小学生がオンライン交流 夢持ち、努力する大切さ学ぶ】
「岡山市立の11小学校で22日、サッカーJ2・ファジアーノ岡山の選手とのオンライン交流会が開かれた。選手へのインタビューを通じ、夢を持ち、努力することの大切さを学んだ。
 箕島小(南区箕島)では、6年生43人がビデオ会議システムで井上黎生人、金山隼樹、上門知樹の3選手に質問した。夢を諦めない方法を聞かれた3人は『サッカーが大好きだという思いを持ち続けている』『つらいときも楽しむ努力をしている』『小さな目標を一つ一つクリアすればゴールに到達できると思う』と答えた。」
引用:さんデジ

 コロナ前にはリアルで「岡山市内全小学校への全選手一斉訪問」という活動で、素晴らしい取り組みだと思います。コロナになってからオンラインになりました。選手への感染リスクを考慮した対応という事で、それはそれでいいと思います。しかし、今後もこれでいいじゃないかという価値観になってしまい、コロナ収束後もオンラインのみになってしまう懸念があります。J2岡山ならありうるぞと個人的にそんな思いがよぎります。
 来季、コロナが収束したらぜひリアルに戻して欲しいと思います。実際にシーガルズやトライフープは最近では、リアルでじゃんじゃん選手が訪問しています。そこまで普通にリアルにされていると、なぜファジはできないのか、やろうといないのかとつい思ってしまいます。Jリーグでのある程度のルールがあるからかもしれませんが。ぜひその辺りお願いしたいと思います。
岡山市内全小学校への全選手一斉訪問関連2020:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20201211
   〃                      2019:
https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20190527
   〃                      2018:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20180712
   〃                      2017②:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20171022
   〃                      2017①:https://blog.goo.ne.jp/kataru-kai/d/20170928

#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers 

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サッカーを語る会

2021-12-03 00:01:46 | サッカーを語る会

 語る会レポです。
 先日28日に数年ぶりとなる語る会岡山会場を開催しました。コロナ禍のために、ウルトラス岡山店&スポーツカフェ12などのウルトラスグループが岡山市内から撤退した時期に合わせて、語る会も岡山市内ではやらなくなり、倉敷会場をごくたまに極めて少ない人数でちょこっとやっていた状態です。コロナ禍のために、告知しては中止しという状況が続き、感染者数がかなり減ったタイミングで、個人的に行ってみた、でも来店客はほとんどいなかったという記憶ばかり。
   
 それでも通常は倉敷会場なのに、なぜ岡山会場をやる事になったのか。それはトライフープ岡山の笠岡大会での出来事がきっかけ。たまたま隣に座った男性ファンと話が盛り上がり、ブログをスマホで見せて、語る会というものをやっているから今度ご一緒しましょうという流れ。こういう流れはかなり久しぶりですが、実はいつもの光景でした(笑)。それがサッカーを語る会の真骨頂。
  その声掛けした相手は若手備前焼のM氏、HN:宝山氏(宝山窯から)です。感染者数もすっかり減り、備前市在住なので、倉敷では遠かろうと思い、久しぶりに岡山市内でやる事にしました。参集したのは5名。Fリーダーの他には松ちゃん君(岡山会場しか行く気無し)、フットサルに参加した事がある企業勤務弁理士の丹氏も来ました。若手備前焼作家が来るというのはインパクトあったようですね。ギャラリー巡りが好きというボラの奥氏も興味があったようですが、仕事日で都合が合わず。
   
 会場はAngle Sports Bar(岡山市内では他に思いつかず)で、久しぶりの利用になりました。ソーシャルディスタンスでリクエストしたら、1席空けの席を用意してくださり、結果的には2テーブル使わせてもらいました。この日は来店客が多かったようで申し訳ないです。なぜ多いのかと思ったら、この日は日本シリーズで、オリックスで備前市出身の山本選手(沢村賞受賞)が先発だったのです。みんなオリックスを応援しているのがちょっと意外な光景でした。
 宝山氏登場。1つ作品を持って来られました。焼酎器で筆者が注文(そうすれば来られると思って)したものでした。元はファジの勝ち試合映像を観るつもりでしたが、今日は日本シリーズだろという事で、他のテーブルと同様に日本シリーズを観戦しました。
   
 宝山氏はやはり面白かったですね。窯元何と19代目。初代は室町時代ってすご過ぎです。新しい販路開拓で、風鈴や楊枝入れなど小物を積極的に制作され、トライフープともコラボして、キーホルダーやマグネットなどをFC入会サービス品だったり、グッズ販売されています。当ブログもFC入会サービス品でキーホルダーとマグネット持っています。
 また地元地域でJCに所属され、前理事長さんという事で地域のお役でも大活躍。SNSを拝見しても奉仕活動や教育活動に積極的に参加されています。ひたすら備前焼談義に花が咲きました。GWとかに体験コースもあるようなので、語る会で行ってみても面白いという話も出ました。

 日本シリーズは結局延長戦に入ったのでその時点でお開きとなりました。次はいつできるかな。というか一応毎月開催告知はするのですが、第6波(オミクロン株)が心配です。楽しかったですね。なぜスポーツ観戦に熱心に行くか、ボランティアに参加するか、その大きな理由は仕事ではできないネットワークづくりができる事。面白い人材と出会える事です。また、語る会をやりたいですね。
#がんばろう日本 #ThankYouHealthcareWorkers #ThankYouCaregivers 

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