超バカの壁 著:養老 孟司
珍しく新書を読みました
しかも、相当に古い
新書は時代に乗った読み物だから、
出たすぐに読まないといけないと
誰かに教えてもらったような気がします、が、
まぁ、今時分に読んでもなかなか面白い本でありました
内容は、どうやら、壁シリーズという本の第三弾ということで、
前段の本を読んでいないと、いくつかわからないというか
前提の思想展開みたいなのがありまして、
ちょっとこれだけで読むと不親切と感じるところがあるものの
おおむね、理解に関する壁といいますか、
なぜ他人に理解されないか、理解しようとしないのか、できないのか
そんなお話が書いてありました
特にこれがすごいとかいうこともなく、
なるほどねぇと、ぱらぱらめくって読むといった様相で、
とてつもなく面白いとか、シニカルな笑いが痛快とか
そんなことは一切なく、この著者の生き方というものが
つらつらと書かれている、そんな具合でありました
ただ、読んでいてふと思ったのが、
先日読んだ「君に友だちはいらない」の作者と
考え方がよく似ているというか、そっくりというか、
つまり、東大を出て、何かしらこういった思想と呼んでいいのか、
講釈の本を出す人は、あんな考え方をしているのではないか
そう思ったりしたのであります
他人について、必要以上に期待しないというか、
あまり気にしても仕方ないといった具合でありまして
最終的には、間違ったことをいわれても訂正することすらない
面倒だもの、それで損をするのは相手だもの
なんてことに帰結しておりましたが
ちょっとさすがに、そこまでやってしまうと
どこかしら損を蒙るのではないかなと
不安になったりしたのであります
ま、とはいえ、高等遊民的なすごし方というか
生き方ができる、それは自分がどうなっても
何かしら食えるという自信があるからなんだろうか、
なんか、わからんが、ともかく
立派なようにも思う考え方ながら、
真似は難しいなぁなんて、ありていな感想を抱いたのであります
珍しく新書を読みました
しかも、相当に古い
新書は時代に乗った読み物だから、
出たすぐに読まないといけないと
誰かに教えてもらったような気がします、が、
まぁ、今時分に読んでもなかなか面白い本でありました
内容は、どうやら、壁シリーズという本の第三弾ということで、
前段の本を読んでいないと、いくつかわからないというか
前提の思想展開みたいなのがありまして、
ちょっとこれだけで読むと不親切と感じるところがあるものの
おおむね、理解に関する壁といいますか、
なぜ他人に理解されないか、理解しようとしないのか、できないのか
そんなお話が書いてありました
特にこれがすごいとかいうこともなく、
なるほどねぇと、ぱらぱらめくって読むといった様相で、
とてつもなく面白いとか、シニカルな笑いが痛快とか
そんなことは一切なく、この著者の生き方というものが
つらつらと書かれている、そんな具合でありました
ただ、読んでいてふと思ったのが、
先日読んだ「君に友だちはいらない」の作者と
考え方がよく似ているというか、そっくりというか、
つまり、東大を出て、何かしらこういった思想と呼んでいいのか、
講釈の本を出す人は、あんな考え方をしているのではないか
そう思ったりしたのであります
他人について、必要以上に期待しないというか、
あまり気にしても仕方ないといった具合でありまして
最終的には、間違ったことをいわれても訂正することすらない
面倒だもの、それで損をするのは相手だもの
なんてことに帰結しておりましたが
ちょっとさすがに、そこまでやってしまうと
どこかしら損を蒙るのではないかなと
不安になったりしたのであります
ま、とはいえ、高等遊民的なすごし方というか
生き方ができる、それは自分がどうなっても
何かしら食えるという自信があるからなんだろうか、
なんか、わからんが、ともかく
立派なようにも思う考え方ながら、
真似は難しいなぁなんて、ありていな感想を抱いたのであります