N/A 作:年森瑛
面白かったからいいんだけども、
タイトルと表紙から想像した内容とまったく違ってた
ネタバレでもないんだが、表紙のキャラクタが理系男性というか、博士的なそれで(白衣に見えたわけだ)
タイトルからして、エクセルのエラー表示だからそういう感じかなと思ってたんだが、
真逆といってもいいほど違う世界の話で驚いてしまった
LGBT系の物語でもあるんだろうけど、
そこよりも、以前といったらいいのか、もうちょっと深いところといったらいいのか
そういう要素を持ちつつも、それ以前、大人になる前の不安定さというのを描いているという、
至極ありふれた題材のようでもあって、とてもよかったと思うのであった
なんだかんだ、こういう青少年の話が好きなんだと
喪った青春を再度体験するような、でも、実際の内容はそういうのと
だいぶかけ離れているんだけども、
些細なというか、日常描写のリアルさともいうべき、
その世代の、その時だからの空気みたいなのが
すごくうまく描かれているように読めて、凄い好きな小説だと思ったのである
白眉というか、そうかと思わされたのは、
まだ自分が定義されていない思春期真っただ中というか、子供と呼ばれる状態において、
LGBTというあてはめが発生したり、そうかどうかもわからないという
あやふやな状態というのは、そういう言葉や、枠組みがなかったときからある話だし、
まさにそれを書いていてよかったのであります
本当かどうかわからんが、「〇〇み」だとか、「死んでほしいんだが?」とか、
セリフの軽さというか、この感じというのがよかったなと
この部分だけ、特に意味もないのに何回も読み返してしまった
こういうの含めて、特有の空気感が、実にうまく醸成されていて、
だからこその本題ともいうべきところが
いやー、よかったと、何がととらえられていないのに楽しみきった感じなのであった
かなり好きな小説だった
面白かったからいいんだけども、
タイトルと表紙から想像した内容とまったく違ってた
ネタバレでもないんだが、表紙のキャラクタが理系男性というか、博士的なそれで(白衣に見えたわけだ)
タイトルからして、エクセルのエラー表示だからそういう感じかなと思ってたんだが、
真逆といってもいいほど違う世界の話で驚いてしまった
LGBT系の物語でもあるんだろうけど、
そこよりも、以前といったらいいのか、もうちょっと深いところといったらいいのか
そういう要素を持ちつつも、それ以前、大人になる前の不安定さというのを描いているという、
至極ありふれた題材のようでもあって、とてもよかったと思うのであった
なんだかんだ、こういう青少年の話が好きなんだと
喪った青春を再度体験するような、でも、実際の内容はそういうのと
だいぶかけ離れているんだけども、
些細なというか、日常描写のリアルさともいうべき、
その世代の、その時だからの空気みたいなのが
すごくうまく描かれているように読めて、凄い好きな小説だと思ったのである
白眉というか、そうかと思わされたのは、
まだ自分が定義されていない思春期真っただ中というか、子供と呼ばれる状態において、
LGBTというあてはめが発生したり、そうかどうかもわからないという
あやふやな状態というのは、そういう言葉や、枠組みがなかったときからある話だし、
まさにそれを書いていてよかったのであります
本当かどうかわからんが、「〇〇み」だとか、「死んでほしいんだが?」とか、
セリフの軽さというか、この感じというのがよかったなと
この部分だけ、特に意味もないのに何回も読み返してしまった
こういうの含めて、特有の空気感が、実にうまく醸成されていて、
だからこその本題ともいうべきところが
いやー、よかったと、何がととらえられていないのに楽しみきった感じなのであった
かなり好きな小説だった