ちょっと前だけど、ちゃんと見ていたドラマであります
単発特集ドラマだけど、大河ドラマ誕生について、
面白おかしいといっては失礼ながら、
すったもんだをコミカルに描いていた、
当時の状況や、その仕事の面白さというのが描かれていて、
NHKの自作自演といってはなんだけども、
社内のそれを映像化というのは、なかなか面白い試みだなと
感じた一作でありました
当時の情勢、テレビという新参メディアの在り方、受け入れられ方というのが重要だったんだなと
思い知るような内容だったわけだけども、
まぁ、このドラマで、第一作の大河ドラマが、相当の苦労の末生まれたというのは
よくよくわかったし、速い段階から、撮影手法の確立とか、五社協定とか、
面白い当時の業界歴史が見え隠れしている部分もかなり面白かったんだが、
テレビというものが、世間に浸透していくという姿が、
今となっては、本当に歴史の一部となってんだなと思い知らされたようでありました
ドラマでは、当然のように東京周辺ばかりだったので、
実際に全国的にテレビがというのは、どういう感じだったか、
これはおそらく、映像化されてない分野になるのかなと思いつつ見てたんだけど、
それなりに裕福と思われる東京の過程にテレビが普及してきて、
そこでやっていたドラマにみんながくぎ付けになっていたというのは、
かなり進歩的だし、都会的なことだったんだろうなと思ったのである、
その下地があって、じゃぁ田舎はどうだったかというと
映画館があれば、そこの人気が凄かったということだろうから、
あの協定にある、映画というジャンルが、テレビを馬鹿にしていたでもないが、
下に見ていた感じというのも、よくよく理解できそうだと
妄想で補いながら見てしまったのでありました
そのあたり、田舎にテレビがやってくる感じというのを
なんかで見てみたいなと思うのである
ま、それはそれとして、熱い想いを持った男たちが真剣に仕事をしていた、
つまるところ、そういうドラマに仕上がっていて、
そこにまったく異論というか、そういうの久しぶりに見たと
楽しく見て終えた感じだったんだけど、
この個性あるキャラクタたちの中で、
やっぱり、抜群に上手いというか、ものすごくいいなと思わされたのが
中井貴一さんで、あのNHKのえらい人の、えらい人っぷりと面白さが、
面白おかしく演じているんだけど、それが自然というか、
ああいう感じだったんだろうなという、物凄い説得力をもって見せられて
感動すら覚えたのでありました
「他人が作ったルールを守らなきゃいけないというのはどうもね、
小便したかったら、そこらじゃダメだと言われても、したいんだからしちまうだろうよ」
「いや、僕はしません」
「俺だってしねぇよ!」
と、このやりとりのテンポの良さというか、その迫力と無茶苦茶さと、
なんだろうかな、いわんとするところは言葉と関係なく伝わるんだが、
言葉は言葉として生きているといっていいのか、
このシーン、ものすごくいいなと腹を抱えて笑いつつ、
その思いの強さみたいなのが伝わって、最高のシーンだったと思い知ったのでありました
内輪を描いたそれといってしまえば、そうなんだろうけども、
見ている側からして、その作り手が見えるというのは
面白いことだなとしみじみかみしめたのでありました
これとセットで放映されていた、第一回放送のカラー版も見たけど、
あの演技の重さが、今のテレビとはまるで違うそれというのがまた
すごく面白いというか、
色々なことが、進んできたものを、今見ているんだなと
なんか、いいもの見たという気持ちを抱く内容だったと思うのである
単発特集ドラマだけど、大河ドラマ誕生について、
面白おかしいといっては失礼ながら、
すったもんだをコミカルに描いていた、
当時の状況や、その仕事の面白さというのが描かれていて、
NHKの自作自演といってはなんだけども、
社内のそれを映像化というのは、なかなか面白い試みだなと
感じた一作でありました
当時の情勢、テレビという新参メディアの在り方、受け入れられ方というのが重要だったんだなと
思い知るような内容だったわけだけども、
まぁ、このドラマで、第一作の大河ドラマが、相当の苦労の末生まれたというのは
よくよくわかったし、速い段階から、撮影手法の確立とか、五社協定とか、
面白い当時の業界歴史が見え隠れしている部分もかなり面白かったんだが、
テレビというものが、世間に浸透していくという姿が、
今となっては、本当に歴史の一部となってんだなと思い知らされたようでありました
ドラマでは、当然のように東京周辺ばかりだったので、
実際に全国的にテレビがというのは、どういう感じだったか、
これはおそらく、映像化されてない分野になるのかなと思いつつ見てたんだけど、
それなりに裕福と思われる東京の過程にテレビが普及してきて、
そこでやっていたドラマにみんながくぎ付けになっていたというのは、
かなり進歩的だし、都会的なことだったんだろうなと思ったのである、
その下地があって、じゃぁ田舎はどうだったかというと
映画館があれば、そこの人気が凄かったということだろうから、
あの協定にある、映画というジャンルが、テレビを馬鹿にしていたでもないが、
下に見ていた感じというのも、よくよく理解できそうだと
妄想で補いながら見てしまったのでありました
そのあたり、田舎にテレビがやってくる感じというのを
なんかで見てみたいなと思うのである
ま、それはそれとして、熱い想いを持った男たちが真剣に仕事をしていた、
つまるところ、そういうドラマに仕上がっていて、
そこにまったく異論というか、そういうの久しぶりに見たと
楽しく見て終えた感じだったんだけど、
この個性あるキャラクタたちの中で、
やっぱり、抜群に上手いというか、ものすごくいいなと思わされたのが
中井貴一さんで、あのNHKのえらい人の、えらい人っぷりと面白さが、
面白おかしく演じているんだけど、それが自然というか、
ああいう感じだったんだろうなという、物凄い説得力をもって見せられて
感動すら覚えたのでありました
「他人が作ったルールを守らなきゃいけないというのはどうもね、
小便したかったら、そこらじゃダメだと言われても、したいんだからしちまうだろうよ」
「いや、僕はしません」
「俺だってしねぇよ!」
と、このやりとりのテンポの良さというか、その迫力と無茶苦茶さと、
なんだろうかな、いわんとするところは言葉と関係なく伝わるんだが、
言葉は言葉として生きているといっていいのか、
このシーン、ものすごくいいなと腹を抱えて笑いつつ、
その思いの強さみたいなのが伝わって、最高のシーンだったと思い知ったのでありました
内輪を描いたそれといってしまえば、そうなんだろうけども、
見ている側からして、その作り手が見えるというのは
面白いことだなとしみじみかみしめたのでありました
これとセットで放映されていた、第一回放送のカラー版も見たけど、
あの演技の重さが、今のテレビとはまるで違うそれというのがまた
すごく面白いというか、
色々なことが、進んできたものを、今見ているんだなと
なんか、いいもの見たという気持ちを抱く内容だったと思うのである