CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

NHK大河ファンタジー 精霊の守り人 シーズン1

2016-04-12 21:16:09 | ドラマ映画テレビ感想
もちろんのこと見ておりました
鳴り物入りというか、NHK大丈夫かと
心配しながらの視聴だったわけですが、
現在における様々な制約の最大限を使った
渾身の作だったのでないかと
感じた次第であります
もともとのお話が面白いと聞いていたので、
話は無論のこと、綾瀬はるかが、まさかあんなに動くとはと
アクションでも満足したのでありました

よく実写でやろうと思ったなと
改めて思い知ったわけでありますが、
なんだろうか、随分前の映画ではあるけども、
ロードオブザリングを思わせるような、
CGの怪物と戦う様なんざ、日本のテレビで
ここまでやれるのかと感心しきりでありました
そりゃ、予算が凄いのだろうから
下手な映画よりという話はあるかもだけど
なかなか、よかったと思うのであります

個人的には、1話、2話が面白く、なんというか、
ずいずい引き込まれたというか、
とても楽しみにしていたのでありました
ぐるぐる話しが動いていくのと、
なんといっても、殺陣があったのが一番であります
映像の妙というか、うまくスローモーション使ったり
あれやこれやの工夫を重ねたうえで、
かなり派手なアクションだったように思うので
楽しくて仕方なかった

飛び方というか、殺陣の根底の部分というか
基本が、なんとなし中国映画とか、韓国ドラマのそれこれと
似た感じだったのでありますけども、
ああいうのも真面目にやったら、見栄えするし
楽しいからよいのだなと改めて見直したのであります
まぁ、ともあれ、やっぱり主演の演技というか
アクションが一番でありました
凄い、なんであんなに動けるんだ

そんなわけでありまして、
ファンタジーだからと甘めに見ていたという部分は
否めないのでありますけども、
なかなか楽しんで、続きが見たいと
本気で思うのでありました
でも、来年とか、長いよ、もうちょっと
ぱぱっとやろうぜ

【読書】奥さまはCEO

2016-04-11 22:27:39 | 読書感想文とか読み物レビウー
奥さまはCEO  作:鎌田 和彦

読みました
しょっぱい話だな…思わず呟いてしまったというか、
なんといったらいいんだろうか、読み終えて、
やってられるかと思わされるような、
うだうだなラブコメでありました
いや、ラブコメだったのか?
ともかく、思惑とまったく違う小説だったのであります

題名から、経済小説めいた、何かで、
女社長がどうしたこうしたとか
まぁ、そういう系統の話でなかろうかと
楽しみにして読んだわけでありますが、
なんといったらいいか、まぁ、確かに
話はするする転がっていくし、
要所要所にあれこれ問題や事件が起きてくると
わからんでもないのでありますけども、
なんだろうかな、全体的にこじんまりしているというか
いや、どう表現すればよいのか
ともかく、読み終えて、ずっこけたみたいな
そういう気分であります

ここまで清清しく、経済要素もちょびっとだけで、
IT業界を設定に使っただけで、
M&Aとか、会社内の雑用だとか、
まぁ、なんだ、これから商売的に面白くなるのかと
様々に見せてくれるんだけども
どれもこれも、もう、盛り上がる前に決着するというか
するっと、滞りなくはまっていくようで
なんとも、拍子抜けだったのであります
まぁ、気合を入れて読むものかと
早合点した私が悪かったわけだけども、
するする、あまりものを考えずに読むものだったなと
終わって思うのであります

出てくるキャラクタは、それぞれ
なかなか面白かったのでありますが、
もうちょっと人数絞ってもよかったんじぇねぇかと
思わなくもないところ
なんというか、色々やってんだけども、
どれも届いていないような
もやもやした感じでありまして、
なかなか、読み応えが薄いという印象でありました

真田丸  大坂

2016-04-10 21:16:02 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「真田丸」
視聴完了であります
新しい章というわけで、転換して人物が増えてと
なかなか楽しく見られたわけであります

前回、どうするつもりだろうと思っていた
石川数正の扱いも、ちゃんとなされて終わったので
ほっと一息というか、そうか、
実は真田にそそのかされていたのか
なんて、唸るではないけども、よくできてるなぁと
素直に感心したのであります
だから、やたら最初から出ていたわけでありますね
序盤から、ネタをまいておいて、ちゃんと回収していく
こういうところは大好きであります
どんどんやってほしい

新しい人物たちも、いい塩梅で説明が終わって
意外と清正が、この時期は三成と仲良かったというか
まだ、ねね派というくくりだったみたいな具合で
さらっと描かれているのはよかった
あれが、仲たがいするところを、哀しそうに描くんだろうなと
今後が大変期待されるところでありました

あとは、きりの扱いが随分よくなったというか、
なじんだ感じになってきているのがステキだと思った矢先に
同じような感じで茶々の登場が非常に気になったというか、
後半ががっかりな感じになりそうだと
思わなくもないというか、感じてしまったのでありました
天真爛漫と、ああいうのはジャンルが違うと思うのだけど
まぁ、わざとやってんだろうと思えばこそ
なんか、がっかりしてしまうのでありました
いや、ひょっとしたら、いい塩梅になるのかもしれない
秀頼がどう描かれるか次第だと
思うところでありました

そんなわけで、相変わらず景勝のなんともいえない感じ
それを押さえ込むように、日増しに存在感が増していく兼続が
いい塩梅だと、しばらく上杉を見守りながら
楽しんでいきたいと思わされたのでありましたとさ

【読書】不機嫌な職場 なぜ社員同士で協力できないのか

2016-04-09 22:31:17 | 読書感想文とか読み物レビウー
不機嫌な職場 なぜ社員同士で協力できないのか  
著:高橋 克徳、河合 太介、永田 稔、渡部 幹

8年前の新書であります
古い新書という、悪趣味な楽しみ方をしていると
われながら浅ましく思うのでありますけども、
時折、当時、当節一等の問題とされたことについて、
さらさらっと書いた本というのが、
後から読んでどう思えるかと、そういう答え合わせめいたことをしたくなって
読んでしまうという感じでありまして
今回のも、その試みであります
まぁ、正直、経済状況というか、閉塞感というのは
当時から今に至るまで、さほど変化はないように思うのでありますが、
当節問題とされていた、「社員の協調性がない」という事象について
あれこれと、先進例をあげつつ説明
そして、打破のための処方箋が記されておりました

先進例が、Google、サイバーエージェント、ヨリタ歯科と三社で
それぞれのクリエイティブな感じやら、取り組みやらが
簡単に紹介されておりました
なるほどなと思わなくもないところでありますが、
この本で危機感をなんとかしたいという
いわゆる昭和からの中小企業には、まったく合わないのではないかと
思ったりなんだったりしてしまうところ、
なんだろう、例の三社が優れているのはわかるんだけども、
そうなるためには、その本質を説明することではなく、
そうなれない本質を解き明かすことではないか、
つまるところ、社風がすでに確立されている、
曲りなりに歴史というか、時間が経過した組織では、
こういう取り組みは、導入できないんじゃないかしらなどと
思ったりしたのであります
なんとなし、こういう話と平行して、こういう先進事例を
旧来からの会社がうまいことやりました、とかで、
サントリーとか、ソニーとか出てきそうな気がするんだけども
どうなんだろうかな、そういう例のほうが
むしろ正しいようにも思ったりしたり

と、のっけから喧嘩腰な感想で忍びないというか、
よろしくないのであります
内容は、社員が協力する姿勢、意思をはぐくむことが大切で、
その手段というか、根幹には心から、情熱、感情として
そうしたいと仕向けなくてはならないという所が
連ねられておりました
まったくその通りであります
そう感じ入ったというか、解説と処方については
まったく異論がないのであります
そのための取り組みみたいなところについては、
まぁ、さらりと流しただけという具合でありますけども
トップが、指針を見せて、それに沿う実が伴わなくてはというのは
なるほどであるが、そこが難しいと
結局解決にならない問題をあぶられたようでもあるけど、
人事入れ替えをするという観点からすると
到達点を極左とするなら、極右の社内と折り合いをつけられる中道を選ぶべきで
少しずつ人員を入れ替えていくというのが
肝要じゃないかしらなんて、偉そうに感じたのでありました
感想が長い

NHK連続テレビ小説「あさが来た」

2016-04-08 21:08:04 | ドラマ映画テレビ感想
なんだかんだ、半年また見守ってしまった
世間的にも、随分注目されて、
非常によいイメージで最終回を迎えました
面白かったし、よかった

江戸時代から始まる、
なかなか珍しいパターンだったという話でありますが、
こちとら、大河ドラマフリークで、時代物には、
なみなみならぬ期待があると、楽しみにしていたわけで
昨今の、むしろ朝ドラっぽくなってきている大河をかんがみるに、
同じ題材で朝ドラやったら、そりゃ面白くなろうと
楽しんだわけでありました

今思い返してみても、序盤はやっぱり、
大河ドラマの女性主人公的なそれと
よくよく既視感を覚える内容で満足
それでいて、商家の風がよくよく描かれていて、
時代劇的な楽しみも補完されて、
大変楽しかったのでありました
あの時代の、番頭さんが居てという感じ、
従業員はみんな住み込みだったという感じが、
本当、いい塩梅でありました
そこが、近代化というか、銀行になってというあたりから
非常に、時代感というか、移り変わりが見えて
歴史考証的にも勉強になってよろしかった

個人的には、炭鉱編なんかがかなり好きでありまして、
炭鉱の親分さんの演技が好きで、
最初から、なんとなく認めてくれそうだなという感じながらも、
荒くれどもを束ねているというイメージが
とてもステキでありました、もっといかつくてもよかったんだが、
朝だしなぁと思えばこそ、あれはあれであります

そして、もちろんのことというか、
「あさ」も良かったけども、やっぱり新次郎さんがよろしくて、
あの飄々さ、実に素晴らしいというか、
序盤から一貫しての演技と雰囲気、なのに、
後半には風格というか、それでええんやという説得力が
爽やかに出てくるのが脱帽でありました、いい旦那はんだった
こうなってくると、せっかくだから
妾を囲っての話は拾ってもよかったんじゃないかと
思うんだけども、どうだったんだろうか
結構途中まで「ふゆ」ちゃんが、そうなるのかと
楽しみにしていたんだが、
まさかの小番頭にさらわれるという残念、いや、
めでたい話であったのだが、なんだろう惜しいなぁ

あとは、近藤正臣さんのお養父さんの臨終、
いや、そもそも朝ドラで出てきたら、最高にいいお父さんだから
いまさら褒めるのもという具合なんだけども、
風吹ジュンさんとの夫婦姿が見事で、
臨終のシーンでは、本当に伊勢神宮が見えてきたようでもあり、
そしてぼろぼろ泣いたという具合でありました、よかった

そして、もう一つよかったところで、
雁助さんの扱いでありまして、雁助さんの役者さんも
凄い好きだったし、キャラもええ感じで立ってるわと
感心しきりでありましたが、
脚本で、安易にうめとくっつけないというのが
また、実によかったと思ったのでありました
本当、あの変化というか、あれがあるだけで
全体のイメージが全然違うなと、ここは白眉でありました

と、随分褒めているのでありますけども、個人的には、
ごちそうさん、マッサンの次くらいだなと
そんなイメージであります
序盤はえらい面白かったんだが、
やっぱり後半で、ちょっとまったりしすぎたというか
私の趣味とは違ったのでありましたが
まぁ、そういうのは、言ったところで意味がない
とても面白い半年間を過ごせたので
満足しつつ、また、新しいドラマに身を投じていくのでありました

【読書】ペンギン・ハイウェイ

2016-04-07 21:55:19 | 読書感想文とか読み物レビウー
ペンギン・ハイウェイ  作:森見 登美彦

童話というほどではないけども、
不可思議な物語をさらさらと読んだ
そういう感想を抱いて終わったのであります
あらすじだとか、そういうのをきわめて捉えにくい
でも、なんか面白いような気分で
ずっとずっと、この世界観を堪能してしまうと
そういう具合でありました
なかなか面白かったんだけど、これだとたとえられない

街中にペンギンが発生した
そんな奇妙奇天烈な事件から、
小学生が、なんだかんだとこましゃくれた感じで、
夏休みを謳歌していくお話だと、
書いてみるけど、やっぱりこれでもない
なんといえばいいか、
ボーイミーツガールでもないんだが、
お姉さんと、小学生の少年が織り成す
なんともいえない、お姉さん萌え小説だったような
そういう印象であります

もう少し若い頃に読んでいたら
だいぶやられていたかもしれないと
思わなくもないほど、よくできたお姉さん像が見事で、
作者独特の世界観と、台詞回しが
ぴたっと決まった感じでよかったのであります

結局のところ、何か意味がということではなく、
感傷といったらいいか、なんともいえない、
形容しがたいもやもやしたものが、
読んでいるだけで、なんとなし
味わえたようでもあるので、
これはステキな文章だろうと
合点するわけであります
面白いというか、楽しかったというのが正解だろうか
おもいきり笑うということもなく、
どきどきはらはらがあるはずもなくと
そういう具合なんだけども、なんとも楽しく読み終えたと
思ったりなのでありました

思考がまとまらない感じが
まさに、この本の要点というか、
肝心要だったのだろうと思いつつ
理解できないけども、なんだか物悲しいと
そういう気持ちを味わえた
よい小説でありました

【読書】虚栄

2016-04-05 20:47:17 | 読書感想文とか読み物レビウー
虚栄  作:久坂部 羊

長い小説だった
そのわりに、非常に読みやすくて、
はたはたと話が進んでいき、何より理解しやすいと
大変優れた小説でありました
ありましたけれども、
なんだろうか、読み終わって思うとというか、
読んでいるさなかから思ったことだけども、
物凄いメッセージ性というか、伝えたいことが明確な、
いや、露骨なという言い方がふさわしい
そう感じるような、随分、論理的といったらいいか、
分別、理屈がまかりとおった読み応えだったのであります
なんだろう、面白かったんだけども、
なんか、しっくりこない、
小説を読んだという、独特の高揚感が得られなかったのであります

内容は、ガン医療についてのお話で、
そこにまつわるありとあらゆる問題や、課題、
夢や希望に、研究と医局政治というのが
まさに網羅されておりまして、
なんだろう、ガンをとりまく、全てのキャラクタを
なんとか総動員したといったらいいのか、
パターンを網羅することを目的としたような具合で、
設定が固いといったらいいのか、
なんとも、キャラクタなんだけども、愛着がもてないというか
どうにも、居心地の悪い登場人物ばかりでありました

もっとも、これだけ網羅されると
本当に問題となっている部分なんかが、
大変わかりやすく示されていまして、
それでいて、最終的には、ガンはわからないと
そこに終着するわけなんだけども
読み終わって、すかっと爽快なんてのとは程遠い
夢があるかというとそうでもない、
なんか、妙な説教を受けたような気分すらあると
私にはどうにも、あわなかったのでありました

とはいえ、読み物というか、
小説仕立てで、ガン医療の体系網羅ができるというのは
かなりステキなことでありまして、
ガンに関する読み物というジャンルとしては
きわめて秀逸だったんじゃなかろうか、
こんなに色々あるのかと、ためになったように感じるのであります

個人的には、ガンは治るものは治るし、
治らないのは治らないんだから、
わざわざ手術をする必要はないという暴論が、
けっこうステキな考え方だなと思いつつ、
それでいて、ガンになると抵抗するということがひとつ
生き方にもなってしまうという
人間のあり方なんかも見えてきて
なるほどなぁと、素直に感心もさせられるのでありました
考えさせられる内容ながら、
ちょっと疲れたと感じたのであります

【ドラマ】ダウントン・アビー 4

2016-04-04 21:07:33 | ドラマ映画テレビ感想
長編海外ドラマシリーズ「ダウントン・アビー」
第四シーズンも、固唾を呑んで見ておりました
相変わらずといっていいのか、
とてもとても面白かった
本当、やっていることはなんていうことはない
ただの、痴話げんかだったり、下世話な噂話だったりと
ろくなことないのに、なんであんなに面白いんだろうか

前シリーズが衝撃の結末だったこともあって、
どうなってしまうのかと
不安に駆られながら見ていたところ
案の定というか、初っ端からフラグというか
不安を回収しまくる展開に、もう、ずいずい引き込まれる
トムのよろしくない行状が案の定、
よろしくなく転がっていくかと思うと
存外簡単に解決してしまったり
シーズンが改まるたびに、新たな不幸に見舞われるイーディスが
もう、そういうネタの人なんだなと
かわいそうも通り越えてきた感じになったり、
相変わらずバローは悪いやつだなという印象のまま
取り立てて活躍がなかったりと
まぁ、あれこれ堪能したのであります

今シリーズでは、モールズリーさんが
やたら面白かったというか、変にクローズアップされていて
頼りない男が、なんだかいい感じで収まるという
本当絶妙なラインを見事に描かれていて
見ていて楽しかったのでありました

そうかと思うとというか、
イーディスに負けないくらい、アンナがまたかわいそうで
どうして、あんな美人さんばっかり酷い目にあうんだろうか
プロデューサーに嗜虐趣味の人物がいるんじゃないかと
思ったり感じたりしたところであります
まぁ、このアンナの可憐さが素晴らしかったあと、
ベイツさんの凶暴さが、恐ろしいというか
アレはなんだ、やっぱり元妻殺してんじゃねぇかと
そういう描写をかっこよさげに書いてしまうあたり
情勢とみるべきなのか、あるいは、
この後のシリーズで報いを受けることになるのか
なんだろう、もやっとしたのであります

もやっとというと、トーマスが連れてきた
新しい侍女の人も、結局なんだか
よくわからんまま、1シーズン終わったという印象で
これについては、なんとなく使いどころを誤ったというか
もっと描きたいことが増えすぎたから
複線だけはって、回収しなかったのか
よくわかりませんけども、ちょっぴり残念というか
不思議に思ったのであります

と、書くだけ書いて満足な具合なわけでありますが、
やはり、見た人と、どうだったかと
そんなことを、他愛もなく語り合いたい
そういうドラマでありまして、
一見さんには厳しくなってきたんだろうかなと
また、キャラクタものというジャンルになりつつあるなと
もう、バイオレット婆さまの奇天烈さというか、
いわゆる古風さというのが、たまらなく好きになったなんて
イギリスジョーク的な言い回しといい
とてつもなく楽しんだという、本当に私個人にとって
大満足のドラマでありましたとさ

たぶんこれで、次のシーズンをNHKはやってくれないんだろうと
思うほど哀しいのですけども、まぁ、よかったのかもしれないと
あとはあらすじだけどっかで読みたいなんて
思うのでありましたとさ

真田丸  決戦

2016-04-03 20:42:37 | NHK大河ドラマ感想
NHK大河ドラマ「真田丸」
視聴完了でありました
予算大丈夫か、これは大阪役はロケないんじゃないか
そんな不安で仕方ないほど、ふんだんにトリックを使った
なかなか大変豪壮な一話でありました
面白かったけども、なんだろうかな、
風雲たけし城とか、ドリフとか
そういう単語を思い出してならない具合だった

ただひたすらに、説明書どおりの上田合戦を
映像化してくれたということは、大変グッドジョブでありまして
用意できる限界までやってくれたようにも思えて
非常に楽しかったのでありました
映画だと、13人の刺客がやったのとだいたい一緒だけど
なんというか、楽しげでありましたね、
また、ああやって実際に見せられると
考証がはかどるというか、ちょっと話に無理があるなという
検証ができちゃったりして、大変楽しかったのでありました
挑発の方法はもうちょっとなんとかならんのかと
思わなくもないというか、
あれでは追ってこないだろうと感じたんだが
そこはおいておきましょう
あんだけ走らされると大変だなと思うところ

城から昌幸が出てきたシーンがやっぱり
最高によろしいなと、いつだったかの再現なのかと
感心しきりだったわけでありますが
あの怖さというか、あのタイミングで真田昌幸が来たというのが
恐怖しか感じないと、そういう具合に見えたので
楽しかったのであります
そこまで知名度があったとは思えないけども、いい、
草刈さんが男前すぎるせいもあって、超強そうだった

ほぼ完勝といった具合で、お兄ちゃんもすげぇがんばってたというか
初めてというくらい、見事な立ち回りで長男凄いと
思わされて、なかなか楽しかったわけでありますが
まさかのオチに、なんというかな、えー。と
思わず声が漏れてしまったのでありました
なんだろう、しっくりこんなぁと
正直なところ感じてしまったわけですけども
黒木華の死体っぷりに救われたというか、
目を見張ったのでありました
死後硬直を意識してたのか、たまたまかわからんが
体を変な形に固定したままで起き上がってたのは凄いと
ちょっと感心してしまったのであります

あそこで喋らないで死んでいるというところが
真田丸でありますね、こういう演出の違いは
凄い素敵だと感じた一話でありました

【読書】水底の棘 法医昆虫学捜査官

2016-04-02 19:46:28 | 読書感想文とか読み物レビウー
水底の棘 法医昆虫学捜査官  作:川瀬 七緒

このシリーズも、なんだかんだ三冊目であります
あんまりシリーズものは読まないようにしているけども
なんだか、ついつい読んでしまうわけであります
しかも読む順番が間違っているような気がする
とはいえ、やっぱり楽しいもので
ミステリ小説としても
エンタメ小説としても充実した一冊でありました

キャラクタの転がし方が、かなり軽いというか
事件や、事象は陰惨なのに、どうもコミカルを通り超えて
漫画じみた登場人物たちの右往左往が
なかなか楽しく読めるというわけでありまして
多分、私が合ってるんだろうと思うのだけども
なかなか楽しく読めるのであります
くだらない会話劇とかも、なんだか好きなのであります
ヌートリアを食べることで食物連鎖の頂点に立つくだりは、
正直、相当に笑ってしまった
変な生態系を作らないでくださいという
この秀逸きわまりないつっこみがステキすぎる

と、まぁそんな感じながらも
日ごろ発生しない不可思議なハエの登場によって
事件がどこで起きてどうだったか
それを遡って解いていくという話なわけだけども
なんだろうオチの部分は、前回読んだやつと
パターンが一緒じゃないかと
思わなくもなかったんだが
それはそれとして、久しぶりにミステリで
謎に迫りながら、一喜一憂するという
いい読書体験ができたのでありました
こういうエンタメは、定期的に摂取したくなるのである

そんなわけで、非常に楽しめたのであります
あまり深く考えず、進むままにまかせておいて
謎が解けていくというのが
まぁ、よく考えてみると楽ちんに
何か大切なことのフレームワークを利用してんじゃないかと
ちょっと気づいたようにも思うけど
やはりまた、考えないようにしつつ
面白かったとメモっておくのでありました