不機嫌な職場 なぜ社員同士で協力できないのか
著:高橋 克徳、河合 太介、永田 稔、渡部 幹
8年前の新書であります
古い新書という、悪趣味な楽しみ方をしていると
われながら浅ましく思うのでありますけども、
時折、当時、当節一等の問題とされたことについて、
さらさらっと書いた本というのが、
後から読んでどう思えるかと、そういう答え合わせめいたことをしたくなって
読んでしまうという感じでありまして
今回のも、その試みであります
まぁ、正直、経済状況というか、閉塞感というのは
当時から今に至るまで、さほど変化はないように思うのでありますが、
当節問題とされていた、「社員の協調性がない」という事象について
あれこれと、先進例をあげつつ説明
そして、打破のための処方箋が記されておりました
先進例が、Google、サイバーエージェント、ヨリタ歯科と三社で
それぞれのクリエイティブな感じやら、取り組みやらが
簡単に紹介されておりました
なるほどなと思わなくもないところでありますが、
この本で危機感をなんとかしたいという
いわゆる昭和からの中小企業には、まったく合わないのではないかと
思ったりなんだったりしてしまうところ、
なんだろう、例の三社が優れているのはわかるんだけども、
そうなるためには、その本質を説明することではなく、
そうなれない本質を解き明かすことではないか、
つまるところ、社風がすでに確立されている、
曲りなりに歴史というか、時間が経過した組織では、
こういう取り組みは、導入できないんじゃないかしらなどと
思ったりしたのであります
なんとなし、こういう話と平行して、こういう先進事例を
旧来からの会社がうまいことやりました、とかで、
サントリーとか、ソニーとか出てきそうな気がするんだけども
どうなんだろうかな、そういう例のほうが
むしろ正しいようにも思ったりしたり
と、のっけから喧嘩腰な感想で忍びないというか、
よろしくないのであります
内容は、社員が協力する姿勢、意思をはぐくむことが大切で、
その手段というか、根幹には心から、情熱、感情として
そうしたいと仕向けなくてはならないという所が
連ねられておりました
まったくその通りであります
そう感じ入ったというか、解説と処方については
まったく異論がないのであります
そのための取り組みみたいなところについては、
まぁ、さらりと流しただけという具合でありますけども
トップが、指針を見せて、それに沿う実が伴わなくてはというのは
なるほどであるが、そこが難しいと
結局解決にならない問題をあぶられたようでもあるけど、
人事入れ替えをするという観点からすると
到達点を極左とするなら、極右の社内と折り合いをつけられる中道を選ぶべきで
少しずつ人員を入れ替えていくというのが
肝要じゃないかしらなんて、偉そうに感じたのでありました
感想が長い
著:高橋 克徳、河合 太介、永田 稔、渡部 幹
8年前の新書であります
古い新書という、悪趣味な楽しみ方をしていると
われながら浅ましく思うのでありますけども、
時折、当時、当節一等の問題とされたことについて、
さらさらっと書いた本というのが、
後から読んでどう思えるかと、そういう答え合わせめいたことをしたくなって
読んでしまうという感じでありまして
今回のも、その試みであります
まぁ、正直、経済状況というか、閉塞感というのは
当時から今に至るまで、さほど変化はないように思うのでありますが、
当節問題とされていた、「社員の協調性がない」という事象について
あれこれと、先進例をあげつつ説明
そして、打破のための処方箋が記されておりました
先進例が、Google、サイバーエージェント、ヨリタ歯科と三社で
それぞれのクリエイティブな感じやら、取り組みやらが
簡単に紹介されておりました
なるほどなと思わなくもないところでありますが、
この本で危機感をなんとかしたいという
いわゆる昭和からの中小企業には、まったく合わないのではないかと
思ったりなんだったりしてしまうところ、
なんだろう、例の三社が優れているのはわかるんだけども、
そうなるためには、その本質を説明することではなく、
そうなれない本質を解き明かすことではないか、
つまるところ、社風がすでに確立されている、
曲りなりに歴史というか、時間が経過した組織では、
こういう取り組みは、導入できないんじゃないかしらなどと
思ったりしたのであります
なんとなし、こういう話と平行して、こういう先進事例を
旧来からの会社がうまいことやりました、とかで、
サントリーとか、ソニーとか出てきそうな気がするんだけども
どうなんだろうかな、そういう例のほうが
むしろ正しいようにも思ったりしたり
と、のっけから喧嘩腰な感想で忍びないというか、
よろしくないのであります
内容は、社員が協力する姿勢、意思をはぐくむことが大切で、
その手段というか、根幹には心から、情熱、感情として
そうしたいと仕向けなくてはならないという所が
連ねられておりました
まったくその通りであります
そう感じ入ったというか、解説と処方については
まったく異論がないのであります
そのための取り組みみたいなところについては、
まぁ、さらりと流しただけという具合でありますけども
トップが、指針を見せて、それに沿う実が伴わなくてはというのは
なるほどであるが、そこが難しいと
結局解決にならない問題をあぶられたようでもあるけど、
人事入れ替えをするという観点からすると
到達点を極左とするなら、極右の社内と折り合いをつけられる中道を選ぶべきで
少しずつ人員を入れ替えていくというのが
肝要じゃないかしらなんて、偉そうに感じたのでありました
感想が長い