CLASS3103 三十三組

しがない個人ホームページ管理人の日記です。

NHK連続テレビ小説「あさが来た」

2016-04-08 21:08:04 | ドラマ映画テレビ感想
なんだかんだ、半年また見守ってしまった
世間的にも、随分注目されて、
非常によいイメージで最終回を迎えました
面白かったし、よかった

江戸時代から始まる、
なかなか珍しいパターンだったという話でありますが、
こちとら、大河ドラマフリークで、時代物には、
なみなみならぬ期待があると、楽しみにしていたわけで
昨今の、むしろ朝ドラっぽくなってきている大河をかんがみるに、
同じ題材で朝ドラやったら、そりゃ面白くなろうと
楽しんだわけでありました

今思い返してみても、序盤はやっぱり、
大河ドラマの女性主人公的なそれと
よくよく既視感を覚える内容で満足
それでいて、商家の風がよくよく描かれていて、
時代劇的な楽しみも補完されて、
大変楽しかったのでありました
あの時代の、番頭さんが居てという感じ、
従業員はみんな住み込みだったという感じが、
本当、いい塩梅でありました
そこが、近代化というか、銀行になってというあたりから
非常に、時代感というか、移り変わりが見えて
歴史考証的にも勉強になってよろしかった

個人的には、炭鉱編なんかがかなり好きでありまして、
炭鉱の親分さんの演技が好きで、
最初から、なんとなく認めてくれそうだなという感じながらも、
荒くれどもを束ねているというイメージが
とてもステキでありました、もっといかつくてもよかったんだが、
朝だしなぁと思えばこそ、あれはあれであります

そして、もちろんのことというか、
「あさ」も良かったけども、やっぱり新次郎さんがよろしくて、
あの飄々さ、実に素晴らしいというか、
序盤から一貫しての演技と雰囲気、なのに、
後半には風格というか、それでええんやという説得力が
爽やかに出てくるのが脱帽でありました、いい旦那はんだった
こうなってくると、せっかくだから
妾を囲っての話は拾ってもよかったんじゃないかと
思うんだけども、どうだったんだろうか
結構途中まで「ふゆ」ちゃんが、そうなるのかと
楽しみにしていたんだが、
まさかの小番頭にさらわれるという残念、いや、
めでたい話であったのだが、なんだろう惜しいなぁ

あとは、近藤正臣さんのお養父さんの臨終、
いや、そもそも朝ドラで出てきたら、最高にいいお父さんだから
いまさら褒めるのもという具合なんだけども、
風吹ジュンさんとの夫婦姿が見事で、
臨終のシーンでは、本当に伊勢神宮が見えてきたようでもあり、
そしてぼろぼろ泣いたという具合でありました、よかった

そして、もう一つよかったところで、
雁助さんの扱いでありまして、雁助さんの役者さんも
凄い好きだったし、キャラもええ感じで立ってるわと
感心しきりでありましたが、
脚本で、安易にうめとくっつけないというのが
また、実によかったと思ったのでありました
本当、あの変化というか、あれがあるだけで
全体のイメージが全然違うなと、ここは白眉でありました

と、随分褒めているのでありますけども、個人的には、
ごちそうさん、マッサンの次くらいだなと
そんなイメージであります
序盤はえらい面白かったんだが、
やっぱり後半で、ちょっとまったりしすぎたというか
私の趣味とは違ったのでありましたが
まぁ、そういうのは、言ったところで意味がない
とても面白い半年間を過ごせたので
満足しつつ、また、新しいドラマに身を投じていくのでありました