フレームの全塗装も終わったので今回から自転車を組立てて行きます
まずはフレームにヘッドパーツを取り付けます その圧入から始めましょう
ヘッドパーツの規格も詳しく記しておきます
全塗装が終わった COLNAGO コルナゴのロードフレーム 今回はヘッドパーツを
組付けます フォークコラムにネジが切られた 1 インチのスレッドタイプです
自転車のフレームでヘッドチューブと呼ばれる
部分です
この上下にそれぞれ 上下ワンと呼ばれる
ボールレースを取り付けます
そしてフロントフォークのフォーククラウン上部に
玉押しを取り付けます
圧入に使う工具はこの中の黒い物 2 つ そして
モンキーレンチです
ヘッドパーツは ITA 規格の物を新しく用意して
います
ここで各規格のおさらいをしておきましょう
ヘッドチューブ用 上下わん 挿入部 JIS 30.00mm
ITA 30.20mm
FRA 30.20mm
フォークコラム 下部玉押し挿入部 JIS 27.00mm
ITA 26.40mm
FRA 26.50mm
フォークコラム スレッドネジ JIS B.C 1"X 24TPI
ITA 1"X24TPI
FRA 25X1.0mm
ネジの規格が JIS ITA と同じで実際それぞれねじ込む事が出来ます
しかし ネジの角度が双方違い JIS 60° ITA 55° だったと思います
正確に言えば互換性は有りません また FRA 規格は今はほとんど
使う事は有りません
長くなってしまいました ヘッドパーツはこの様な
構成です 今回グリスはフィニッシュラインの
テフロングリスを選びました
手順に決まりは有りません フロントフォークから
始めましょう
このフォーククラウンの上部に この丸い玉押しを
圧入します 玉押しの呼称は フォーク下玉押しや
クラウンレースと言えば人に正しく伝わるでしょう
パーツを圧入する前に装着部にグリスを塗り拡げます
ここは泥や雨水が絶えず掛る部分 錆びの防止が大きな
目的です 回転性能に関係は無いのでどんなグリスでも
結構です
クラウンレースにもグリスを塗り フォークに
差込みます
ここで使う工具はクラウンレースセッティングツール
などと呼ばれますが 私が使うのは HOZAN C-435
ホーク下玉押しスライドハンマーと言う商品名です
価格は 8000円程度
これは商品名の通りホークコラムに差し込み上下に
スライドさせ 玉押しを押し込んで行きます
玉押しがフォーククラウンの根本まで隙間無く
圧入されれば完了です
ヘッドチューブの方へ進みましょう
ヘッドチューブの内部にもグリスを塗布します
これも腐食防止だけが目的なので この様な
高額なグリスを使う必要は有りません 200g
300円のイモグリスでも用は果たします
実際こんな事に結構な量を使います
ここには 上部に玉押し 下部には玉受けが
挿入されます ただヘッド小物に依り上部にも
玉受けを使う物も有ります
ここで使う工具はヘッドワン圧入工具
これはメーカーに依り価格は色々です
上下のヘッドパーツと工具を一緒にセットします
工具の下側をモンキーレンチで保持し ハンドルを
締め込んで行くと上下わんが圧入されて行きます
ワンとフレームとの隙間が無くなるまで締め込んだら
完了です その力加減は目一杯です
上部はヘッド上部玉押し 下部はヘッド下部わんと
呼べば良いでしょう
はみ出したグリスは丁寧に拭き取ります 残しておくと
塗装がグリス焼けを起し変色する事が有ります
これでフレームに直接装着するヘッドパーツの
取り付けは完了です この後は残りのヘッド小物の
組付け調整へ進みます
雨の合間のお天気の良い日 瑞々しい緑が綺麗です
これから自転車の組み立てを進めて行きます どうぞ又お付き合い下さい
前回の作業 【 マビック KISYRIUM フリーのグリスアップ 】
次の作業 【 ヘッドパーツの組付け COLNAGO 】
まずはフレームにヘッドパーツを取り付けます その圧入から始めましょう
ヘッドパーツの規格も詳しく記しておきます
全塗装が終わった COLNAGO コルナゴのロードフレーム 今回はヘッドパーツを
組付けます フォークコラムにネジが切られた 1 インチのスレッドタイプです
自転車のフレームでヘッドチューブと呼ばれる
部分です
この上下にそれぞれ 上下ワンと呼ばれる
ボールレースを取り付けます
そしてフロントフォークのフォーククラウン上部に
玉押しを取り付けます
圧入に使う工具はこの中の黒い物 2 つ そして
モンキーレンチです
ヘッドパーツは ITA 規格の物を新しく用意して
います
ここで各規格のおさらいをしておきましょう
ヘッドチューブ用 上下わん 挿入部 JIS 30.00mm
ITA 30.20mm
FRA 30.20mm
フォークコラム 下部玉押し挿入部 JIS 27.00mm
ITA 26.40mm
FRA 26.50mm
フォークコラム スレッドネジ JIS B.C 1"X 24TPI
ITA 1"X24TPI
FRA 25X1.0mm
ネジの規格が JIS ITA と同じで実際それぞれねじ込む事が出来ます
しかし ネジの角度が双方違い JIS 60° ITA 55° だったと思います
正確に言えば互換性は有りません また FRA 規格は今はほとんど
使う事は有りません
長くなってしまいました ヘッドパーツはこの様な
構成です 今回グリスはフィニッシュラインの
テフロングリスを選びました
手順に決まりは有りません フロントフォークから
始めましょう
このフォーククラウンの上部に この丸い玉押しを
圧入します 玉押しの呼称は フォーク下玉押しや
クラウンレースと言えば人に正しく伝わるでしょう
パーツを圧入する前に装着部にグリスを塗り拡げます
ここは泥や雨水が絶えず掛る部分 錆びの防止が大きな
目的です 回転性能に関係は無いのでどんなグリスでも
結構です
クラウンレースにもグリスを塗り フォークに
差込みます
ここで使う工具はクラウンレースセッティングツール
などと呼ばれますが 私が使うのは HOZAN C-435
ホーク下玉押しスライドハンマーと言う商品名です
価格は 8000円程度
これは商品名の通りホークコラムに差し込み上下に
スライドさせ 玉押しを押し込んで行きます
玉押しがフォーククラウンの根本まで隙間無く
圧入されれば完了です
ヘッドチューブの方へ進みましょう
ヘッドチューブの内部にもグリスを塗布します
これも腐食防止だけが目的なので この様な
高額なグリスを使う必要は有りません 200g
300円のイモグリスでも用は果たします
実際こんな事に結構な量を使います
ここには 上部に玉押し 下部には玉受けが
挿入されます ただヘッド小物に依り上部にも
玉受けを使う物も有ります
ここで使う工具はヘッドワン圧入工具
これはメーカーに依り価格は色々です
上下のヘッドパーツと工具を一緒にセットします
工具の下側をモンキーレンチで保持し ハンドルを
締め込んで行くと上下わんが圧入されて行きます
ワンとフレームとの隙間が無くなるまで締め込んだら
完了です その力加減は目一杯です
上部はヘッド上部玉押し 下部はヘッド下部わんと
呼べば良いでしょう
はみ出したグリスは丁寧に拭き取ります 残しておくと
塗装がグリス焼けを起し変色する事が有ります
これでフレームに直接装着するヘッドパーツの
取り付けは完了です この後は残りのヘッド小物の
組付け調整へ進みます
雨の合間のお天気の良い日 瑞々しい緑が綺麗です
これから自転車の組み立てを進めて行きます どうぞ又お付き合い下さい
前回の作業 【 マビック KISYRIUM フリーのグリスアップ 】
次の作業 【 ヘッドパーツの組付け COLNAGO 】