Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

フレーム塗装の補修 チェーンステー IRIBE

2014-08-26 20:06:08 | 自転車 塗装
前回から塗装の補修を始めた IRIBE イリベのトラックフレーム
今回はチェーンに依る傷が多いチェーンステーの美装に掛かります





トラックフレームは走行中にチェーンステーに傷が付く事は有りませんが
車輪を脱着する時に気を付けていても傷が付きますね このフレームも
表裏両方に傷が有ります






ホイールを外す時に前ギアからチェーンを外し
内側に落すとこの様な傷が付きます チェーン
ガードの保護シールも貼って有りますが全てが
カバー出来ない様です






まず保護シールをドライヤーで温めながら
剥して行きます




シールを剥し残った糊もシンナーで拭き取りました






傷が付いた部分を耐水ペーパーを使い均して行きます
裏側の傷は自転車を逆さまにする整備スタンド 倒立台を
使うからですね

倒立台とはこの様な物です 【 自作 倒立台 】




チェーンステーの塗装の研磨が終わったので 
錆が発生するまでにマスキングを行いましょう








手が思う様に入らないハンガーシェル部分ですが
手早くマスキングを済ませました






時間を置かず錆止めを吹き付けました この後
しばらく乾燥させます






頃合いを見て補修の塗装も行いました 全く同じ色を
用意するのは無理なので シルバーを吹きました
自転車を組んだ時にどう見えるかはお楽しみですね




フレーム本体はシルバーが乾くまで触れません
前回サフェーサーを吹いたフォーククラウンの
塗料が乾いているのでこちらを進めます






サフェーサーのマスキングの境目 見切り部分の
段差を耐水ペーパーで無くしました






この補修部分をどの様に処理をしようかと思って
いました ボカシ塗装も頭に有ったのですがこれは
この狭いスペースでは無理なのでマスキングで
見切りを付けます






買い置きのカースプレーです フレームの色に
合せるとやはりこれくらいでしょうか ただ使い方を
間違うと とてもくどい色になってしまいます






一度に厚塗りをせずに何度か重ね塗りをします




一応選んだ色を塗り終えました





かなり主張の強い色です この上からフレームに近い色を透かして吹き
この色を大人しく見せようかとも考えています ただどの様な感じになるか
全く見当が付きません これが完全に乾燥するまでに結論を出しましょう

前回の作業 【 フレーム塗装の補修 ヘッド周り IRIBE 】

次の作業 【 上塗り塗装 ヘッド周り IRIBE 】

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フレーム 塗装の補修 ヘッド周り IRIBE

2014-08-25 20:16:25 | 自転車 塗装
組み替えの為に分解した IRIBE イリベのトラックレーサー フレームに細かな傷が目立ちます
塗装の下から錆が発生している部分も有りその辺りの補修を行います





イリベのトラックフレームです 私が乗る為にこれから組立てる予定ですが
その前に塗装の傷などの補修をする事にします






ヘッドチューブの下部ワンが圧入されていた部分です
ここに塗装の下から錆が出て来ています ワンとパイプの
間に汗が溜まるのが原因でしょう






フォーククラウンです ここにもクモの巣の様な錆が
出ています これはこれから拡がる錆です是非今の
間に補修をしておきたい部分です
その他チェーンステーにもチェーンに依る傷が有り
そこは見た目が良くないので化粧をしたいですね

ただ今回の部分的な補修はかなり難しい仕事に
なりそうです 私の手に余るかも分りませんが
取りあえず前に進みます






塗装の補修は傷や錆の研磨、均しから始めますが
シールが有っては出来ません これを剥しましょう






ドライヤーでシールを温めてからカッターでシールを
剥ぎ取ります ただこの気温の高い時期にはそのまま
でも良いかも分りませんね




残ったシールの糊をペイント薄め液で除去します




塗装を研磨する為の耐水ペーパーを用意しました






この作業は表でやります 結構周囲が汚れる作業です






耐水ペーパーは水に濡らしながら仕事を進めます
これでペーパーの目詰まりが防げます






塗装の補修は傷が小さくても 研磨する面積は
その数倍広く均して行く必要が有ります






ただ今回は次の塗装の事も考えると何処までも
研磨を拡げる訳に行きません ギリギリで終え
ました 
今回のクモの巣の様な錆は見た目以上に深く
サンドブラストでも底まで取れないと言われます
底まで研磨するとフォーククラウンの形まで変ります
手作業では有る程度の妥協も必要です




この後錆止めの塗料を吹きますが その為の脱脂を
行います 塗装ではとても大切な事です






錆止めを吹くためにマスキングをします
金属を水研ぎすると恐ろしく早い時間で
錆が浮いてきます ゆっくりとしていられません






使う塗料は車用のカースプレー これもメーカーに
依り使い勝手が違いますね 私は使い慣れた Holts
の物を使います





錆止めと塗料の食い付きを良くするサフェーサーを吹き終わりました
マスキングは完全に乾燥するまでに剥した方が良いですね






フォークのサフェーサーが乾燥するまで
ヘッドチューブの補修を始めます






ヘッドチューブのシールも剥しました




糊の除去や脱脂は状況に併せ有機溶剤も
使い分けます






今回はヘッドチューブの右側にも深い傷が有ります
何かに当てたのか少し凹みも有ります






ヘッドラグの下部だけでは無くヘッドチューブの傷を
補修する為にはさらに仕事を難しくします でも行って
しまいましょう






この様にチマチマと狭い場所を研磨して行きます






補修をしたい部分の錆落しと塗装の均しを終えました






塗装をしたい部分の脱脂とマスキングが終わりました







今回も塗装の下地と錆止めを兼ねたサフェーサーを
吹きました





サフェーサーが有る程度乾いた時点でマスキングを外します
フォーククラウンも適当なマスキングですが一応先の事は考えています
上塗りをする時にはもう一度この部分の研ぎ出しを行います

この後する事はまだまだ有ります、塗装の工程も多くなりますね
次はチェーンステーの美装に掛かりましょう

前回の作業 【 ヘッド小物の取り外し IRIBE 】 

次の作業 【 フレーム塗装の補修 チェーンステー IRIBE 】

 
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ヘッド小物の取り外し IRIBE

2014-08-24 20:21:01 | ピスト
前回ハンガー小物を取り外した IRIBE イリベのトラックフレーム
今回はヘッド小物を外します






全ての分解が終わりフレームだけになっています






ヘッド小物を取り外す為 フレームの保持をバックに
変えました




今回のヘッドの作業にはこれだけの工具を使います






まずはヘッド小物の上部から行きます ここで使う
工具はヘッドスパナ 今回は 32mm です






ヘッドスパナを上ワンと袋ナットに掛けて
袋ナットを緩めます 正ネジです
最上部の袋ナットが外れました






その下には舌が付いたスペーサーが入っています
これを外すと残っているのは上部ワンです






上部ワンはネジ込みなので緩めて行きます このワンが
外れるとフォークは下に落ちるのでフォークから手を
離してはいけません






上部ワンが外れるとフォークを下から抜きます
ヘッドチューブに残っているのは上部のリテーナーです




ねじ込み関係のパーツとベアリングを外したフレームには
ヘッドチューブに圧入された上下の金物が残っています






これを外すのにはヘッドワンポンチを使います
色々な所から発売されていますが これは
Park Tool RT-1 6000円程度のお値段です






下のワンを外します ヘッドチューブの下から
工具を差し込み上部へ貫通させます
ヘッドパイプ内で縮んでいた工具が内部で復元し
下ワンに工具の先端が当ります






下ワンに当った工具の頭をハンマーで殴ってやります
下ワンが徐々に抜けてきます 最後には飛び出すので
パーツを落さない様に注意しましょう




上部のパーツを外す時は上から工具を差し込み
同じ要領で作業を進めます






上下に圧入されていたパーツが外れました






フレーム本体の小物は外せましたが フォークにも
クラウンレースが圧入されています




最近これを外す為の工具は色々なタイプが出ています
今回使うのは私が自作した物で 鋼管を切ったり溶接し
作りました






フォーククラウンの裏側から工具を使い 工具の
先端がクラウンレースに当っています この状態で
工具の頭を殴ります






これで全てのヘッドパーツが外れました
今回のパーツは 1インチスレッドの JIS 規格です




これでフレームに組まれていた全ての部品が分解出来
フレームだけになりました





イリベのヘッド周り とても綺麗なラグワークですね
フレームの細かな部分で塗装の悪い所が有ります そこの補修をすれば良いのですが
かなり難しい作業になりそうです この後どの様に進めるか良く考えてみます

前回の作業 【 ハンガー小物の取り外し IRIBE 】

次の作業 【 フレーム塗装の補修 ヘッド周り IRIBE 】

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ハンガー小物の取り外し IRIBE

2014-08-22 20:10:28 | ピスト
長く保管していた IRIBE イリベのトラックレーサーを組み替える事にしました
前回までに各部品は分解しています 今回はハンガー小物を取り外しましょう





私の友人が競輪競走で使っていた自転車を 私が乗れる様に組み替えます
ここからすでに各パーツは取り外しています







分解前のセッティング状態も計測し そこから
分解を進めました 今回はこのハンガー小物を
取り外します




使う工具を用意しました この作業ではこの他にも
使える工具は有りますが今回はこれらを使いましょう




ハンガー小物の取り外しは左側から行います
今回の規格は JIS で 巾は 68mm 左は正ネジ
右は逆ネジです







左側のロックリングから外しますが それに
使う工具です 爪が 5 本付いています






5本の爪をロックリングの切り欠きに掛けます
外のプレートが工具を安定させ失敗の少ない
工具です ここは正ネジです






ロックリングにはこの様なフックレンチも使えます
こちらは爪が一つでこの様に使います このタイプは
ロックリングの切り欠きを傷める確率がとても高いですね




ロックリングも正ネジです 一気に力を加えるのでは無く
じわっと力を掛けて行きましょう






ロックリングが外れました






次に外すのは左ワンですがこの様な工具を使います
カニ目レンチです






ワンの穴に工具の突起を差し込み使います






同じ目的の工具にこの様な物も有ります
ピンスパナとも呼ばれます あまり大きな
力が必要の無い時はこれでも充分です






カニ目レンチで左ワンを緩めて行きます




ワンが外れました 中にベアリングが入っています






次はクランクシャフトを抜きます 引っ張れば
簡単に抜けますよ




SUGINO 75 の小物が使われています
四角テーパーの ISO 規格です






ハンガーシェル内のウォーターシーフを取り出します 
これの防水、防塵効果は大きいですね






さらに奥まで指を入れ右側のリテーナーを
取り出しました




左側から出来る仕事はここまでです




ハンガーの右ワンを外します こちらは逆ネジです






右ワンは良く締まっているので強靭な工具を使います
これは HOZAN C-358 右ハンガーわん回しと言う工具です






工具をセットします






ハンドルを取り付け緩めます ここで直ぐに緩む
右ワンは中々有りません 良く締まっています




今回は腕の力だけでは緩みません ハンマーで殴ります






無事に外れました 今回はプラハンマーで済みましたが
固い物はホイールを付けて 大きな鉄のハンマーで
力一杯殴る時も有ります





今回の作業はどうしても専用工具が必要です この作業を良く行うのであれば
是非工具は揃えたいですね でも最近はこのタイプの小物は少なくなりました
次回はヘッド小物も取り外しましょう

前回の作業 【 IRIBE トラックレーサー分解 ハンドルとサドル 】

次の作業 【 ヘッド小物の取り外し IRIBE 】

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サイクリー 宝塚店

2014-08-21 20:19:12 | よもやま話
主に中古部品の買取・販売を全国展開している サイクリーと言うお店が有ります
そんなお店の宝塚店を覗いてみました





兵庫県宝塚市の国道 176 号線です 中国自動車道と並行した国道で
この写真の右側のフェンスの向こう側が中国道です 左に見える
つるやゴルフの向こうにサイクリーの赤い看板が見えています






ここは自宅からも近くこの道路も良く通るのですが
全く気が付きませんでした 今年の 4月頃の開店
だったそうです




この貸店舗、直前は靴屋さん 何年か前はインドアの
ゴルフ練習場だった事もありその時は良く通いました

神戸市の三ノ宮と言う繁華街に有ったお店がここへ
移転したそうです 神戸店は駐車場に困りましたが
ここは数台分の駐車場が有り良いですね






店内を見せて頂きましょう 柱の無い使い勝手の良い
空間ですがあまり活気が感じられません まあ活気を
買いに来る訳じゃないし品物が有れば良いですね






何故かトラック用のパーツが豊富に有りました
私の手持ちと良い勝負だな(笑)




中古パーツの値段設定はそれ程お得感は無いのですが 
近くにこの様なお店が有れば色々と便利です また
必要な物が有れば覗かせて頂きましょう






私のロードにはスペアホイールから本チャンに
交換しました 青いハブに青いクイック この
不安を感じるクイックも今の処問題は起こって
いません





この日はとても陽射しの強い日でした眩しいです・・ 新しく張ったタイヤ
TUFO JET PRO も調子良くコロコロと転がっていました スペアホイールも
同じ仕様で組んでいますが乗り味が違うのはホイールの面白い処ですね

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