アルママの気まぐれ日記

主に大掘川周辺のウオーキングで出会った動植物の写真を載せています。

廃屋の垣根にアケビの木

2008-04-06 | 動物

 ウオーキングの途中でフェンスに絡みついているアケビの木を見つけた。
人が住まなくなって荒れた庭で、アケビだけが元気そうに見えた。
アケビ科 アケビ属
(撮影2008年4月3日)

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 フェンスを多い尽くすアケビの木


 住宅の軒下まで這い上がったアケビの木とフェンスで咲く花


 雌花は花皮が3枚でバナナのようなメシベが6~9本つく。
雄花の中央部には6本のオシベがみかんの房状につく。


メモ
・アケビ(木通、通草)はアケビ科の蔓性落葉低木の一種(学名 Akebia quinata)、あるいはアケビ属(Akebia)に属する植物の総称である。
・茎はつるになって他物に巻き付き、古くなると木質化する。
・葉は5つの楕円形の小葉が掌状につく複葉で、互生する。
・花は春に咲き、雌雄同株であるが雌雄異花で淡紫色。
・花被は3枚で雄花の中央部には6本の雄しべがミカンの房状に、雌花の中央部にはバナナの果実のような6–9本の雌しべが放射状につく。
・雌雄異花で蜜も出さないので受粉生態にはよくわかっていない点が多いが、雌花が雄花に擬態して雄花の花粉を目当てに飛来する小型のハナバチ類を騙して受粉を成功させているのではないか、とする仮説がある。
・受粉に成功した個々の雌しべは成長して果実となり、10cm前後まで成長する。秋に熟して淡紫色に色づく。成熟した果実の果皮は心皮の合着線で裂開し、甘い胎座とそこに埋もれた多数の黒い種子を裸出する。この胎座の部分は様々な鳥類や哺乳類に食べられて種子散布に寄与する。
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