筑波実験植物園で見たサワギキョウ(沢桔梗)とベニバナサワギキョウ(紅花沢桔梗) 2011-09-01 | 植物 筑波実験植物園で、紫系統の花が咲く日本原産のサワギキョウ(沢桔梗)と赤系統の花が咲くアメリカ原産のベニバナサワギキョウ(紅花沢桔梗)に出会った。キキョウ科 ミゾカクシ属撮影2011年08月26日画像クリックで原寸 サワギキョウ(沢桔梗)他のキキョウ類とは花形が全くことなる。濃紫色の深く5裂した唇形の花を茎の上部に総状に咲かせる。花びらは上下2唇に分かれ、上唇は鳥の翼のように2裂し、下唇は3裂する。萼は鐘状で5裂する。キキョウと同じく雄性先熟で、雄しべから花粉を出している雄花期と、その後に雌しべの柱頭が出てくる雌花期がある。葉は無柄で茎に対生。 ↓ まるで鳥が翼を羽ばたいているように見えるサワギキョウの花箱根湿生花園で撮影(2010年9月) ベニバナサワギキョウ(紅花沢桔梗)北アメリカ原産湿原に生育する大形の多年草。花穂の高さは90cmにも達する。 ↓ 台風の影響を受けて倒れていたが、勢い良く立ち上がる。 ↓ 立ち上がれなかった茎のわきから花穂が立ち上がる。 ↓ 茎のよこから成長した花穂