アルママの気まぐれ日記

主に大掘川周辺のウオーキングで出会った動植物の写真を載せています。

シナマンサク(支那万作)の花

2012-03-23 | 樹木

つくば実験植物園のシナマンサク(支那万作)の花。
中国原産のまんさくで、前年の大きな茶色い枯れ葉を残しながら、
黄金色の花が満開。
マンサク科 マンサク属
撮影2012年3月20日
画像クリックで原寸

 


  シナマンサクの花は、花弁4枚で、マンサクより長く、1.5~2.5cmのリボン状。
中心部の萼は黒味が強く赤黒い色をしている。


  前年の大きな葉をつけて咲く。

 


  シナマンサクの大きな木


昨年の シナマンサクの花  撮影2011年2月27日


大木になったアセビ(馬酔木)に満開の花

2012-03-23 | 樹木

つくば実験植物園のいたるところでアセビ(アシビ・馬酔木)が開花。
遊歩道からみたアセビ(アシビ・馬酔木)は巨大な木になっていた。
ツツジ科 アセビ属
撮影2012年3月20日
画像クリックで原寸

 
 
 


  可愛い壷状の花がびっしり

 


  昨年の果実も残る

 


アセビは夏から花序の準備を始める。晩秋に紅葉するころ、ツボミも赤くなっている。
早春に開花するまで、大変長い期間をかけて準備をしていることがわかる。
アセビのツボミが赤く色づいた様子  
撮影2010年12月10日



メモ

・本州、四国、九州の山地に自生する常緑樹。
・やや乾燥した環境を好み、樹高は1.5mから4mほどである。
・葉は楕円形で深緑、表面につやがあり、枝先に束生する。
・早春になると枝先に複総状の花序を垂らし、多くのつぼ状の花をつける。
・果実は扇球状になる。
・有毒植物であり、葉を煎じて殺虫剤とする。
・有毒成分はアセボトキシン。
・馬酔木の名は、馬が葉を食べれば苦しむという所からついた名前であるという。
・多くの草食ほ乳類は食べるのを避け、食べ残される。そのため、草食動物の多い地域では、この木が目立って多くなることがある。たとえば、奈良公園では、シカが他の木を食べ、この木を食べないため、アセビが相対的に多くなっている。逆に、アセビがやたら多い地域は、草食獣による食害が多いことを疑うこともできる。
参考サイト フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


オニシバリ(鬼縛り)の花

2012-03-23 | 樹木

つくば実験植物園(広葉樹林)のオニシバリ(鬼縛り)。
ジンチョウゲの花に良く似た黄緑色の花が、葉腋に数個束生していた。花びらに見えるものは、萼。樹皮が丈夫で鬼でも縛れることから命名。
ジンチョウゲ科 ジンチョウゲ属
別名「ナツボウズ(夏坊主)」
撮影2012年3月20日
画像クリックで原寸

 
 


  花びらにみえるが萼。萼筒は長さ5~9mm、先は4裂する。

 


  葉は互生、夏には落葉する。そのため別名でナツボウズ(夏坊主)と言われる。


  オニシバリの木の全形。成長すれば高さは1m位。


民家で咲いていた立派な オニシバリ(鬼縛り)の花   撮影2009年2月19日



メモ

・落葉小高木、高さ1m以下。
・生育地は落葉樹林内。
・葉は互生。葉身は長さ5~13cm、幅1~3cmの長楕円形。側脈は7~9対、不規則に分岐する。
・葉は夏には落葉する。
・花は雌雄別株。2~4月に葉腋に黄緑色の花を数個束生する。
・萼筒は長さ5~9ミリ、先は4裂する。萼片の長さは萼筒の2分の1。
・果実は液質の核果。長さ約8ミリの楕円形。5~7月に赤く熟す。
参考文献 山渓ハンディ図鑑「樹に咲く花」より


トサミズキ(土佐水木)の花

2012-03-23 | 樹木

つくば実験植物園(低地林)のトサミズキ(土佐水木)。
池の近くで、黄色い花が沢山垂れ下がって、ゆらゆら揺れていた。葉が展開する前に開花。前年の葉腋から垂れ下がった穂状花序に、約1cmほどの花が7~10個ついている。暗赤色に見えるものは雄しべの葯。
マンサク科 トサミズキ属
撮影2012年3月20日
画像クリックで原寸

 
 
 
 


  トサミズキ(土佐水木)細い枝に沢山の花


参考サイト
植物雑学辞典  トサミズキ(土佐水木)



メモ

・落葉低木または小高木
・花は、葉が展開する前に開花。前年の葉腋から垂れ下がった穂状花序に7~10個つく
・花序は長さ約4cm、軸には毛が密生する。
・花は約1cm、雄しべは花弁とほぼ同長、葯は暗赤色、花柱は2個、花弁よりやや長い
・果実は果、熟すと2裂し種子を2個出す
・土佐の蛇紋岩地や石灰岩地に特産することから命名
参考文献 山溪ハンディ図鑑「樹に咲く花」