アルママの気まぐれ日記

主に大掘川周辺のウオーキングで出会った動植物の写真を載せています。

タケニグサ(竹似草)

2013-07-15 | 植物

タケニグサ(竹似草)がぐんぐん成長始めた。荒れ地でも、高さ1~2mにもなる生命力旺盛な植物だ。大型の円錐花序に小さな花を多数つけるが、なにしろ成長が早いので、1本の茎先に、ツボミ・花・果実が同時に観察できる楽しみの多い植物だ。
ケシ科タケニグサ属
別名「チャンバ菊」

茨城県フラワーパーク 猪よけの電線脇で、ここはツボミが多い。
2013年7月12日午前8時頃






↓ フラワーパークの低い山の斜面
細い茎にはもう果実まで出来ていた。




↓ 上から白いツボミ、
中 開花中の花(花弁無し、雌しべと雄しべのみ)
下 薄いオレンジ色の果実


↓ こんぶくろ池自然博物公園、他の野草より早く成長
5月15日撮影




↓ こんぶくろ池自然博物公園 ツボミ
6月28日撮影








↓ タケニグサの花は、花弁はない。
先がハート形に割れた雌しべと多数の雄しべ。
後に見える白いものが2枚の萼片が閉じたツボミ、
この萼片は開花するとすぐ落ちる。

 

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タケニグサメモ
・山野の荒地に多い多年草。
・和名は竹と煮ると竹がやわらかくなるからという。
また茎が中空で竹に似ているからともいう。
・別名の「チャンパ」はインドシナの古い国の名で、
渡来植物と考えたことによる。
・高さ1m~2m。茎や葉の裏は粉白色。
葉は長さ20cm~40cmで互生する。
・大型の円錐花序に小さな花を多数つける。
・花には花弁がなく、顎片2個は白く長さ1cmで早く落ちる。
参考文献 山渓「日本の野草」