あちこちの植え込みで、トウネズミモチの花が満開。
大堀川草地で1本だけ生えている木も花が満開。
近くに寄ると良い香りがする。昆虫にも人気の花だ。
トウネズミモチは、枝先に大きな円錐花序を付け、淡黄色の小さな花をたくさん開く。
モクセイ科 イボタノキ属 常緑小高木
2014年6月30日7時15分ころ
↓ 開花したばかりの花が多い枝。
↓ 花が咲き終わり、萎れてきたものが多い枝。
↓ トウネズミモチの花。
花冠は長さ3-4mmで、先端は4裂し、巻き込む。
雄しべは2本、雌しべの柱頭は花冠からちょうどのぞく程度。
↓ 枝先の円錐花序には、ツボミ多数。
メモ
・中国原産。日本には明治初期に渡来し、現在では暖地に広く植栽されている。
・常緑小高木。良く文枝し、高さ10~15mになる。
・葉は対生。厚い革質で、表面は濃緑色。光沢あり。
・花は、6~7月、新枝の先に長さ10~20cmの大形の円錐花序を出し、白い小さな花を多数つける。
・果実は長さ8~10mm、直径5~6mmの楕円形でネズミモチよりやや太い。10~12月に黒紫色に熟す。成熟した果実は白い粉をかぶる。
・ネズミモチより葉が大きく、先が細長くとがる。
・メズミモチは葉の中央部がもっとも幅が広いのに対して、トウネズミモチは基部近くが幅広い。
・成長が速く、丈夫なので、都市の公園や工場などの緑化樹として植えられる。塩害や大気汚染にも強い。
山渓ハンディ図鑑「樹に咲く花」より