キンミズヒキ(金水引)の群生がこんぶくろ池自然博物公園で開花。
キンミズヒキは、北海道~南西諸島の草地や路傍に生える多年草。花の直径は6~11mm、5弁花で細い花穂に多数つく。雄しべの数は10~13本、雌しべは2本だが普通は1本のみ成熟する。果実(痩果)は萼頭と萼片に包まれて熟す。これもひっつき虫の一つ。葉の付け根には托葉がある。
参考サイト松江の花図鑑キンミズヒキ
バラ科キンミズヒキ属
2014年7月30日午後12時50分
↓ 萼頭がよく発達し、萼片5個、萼頭の縁にカギ状のトゲが多数ある。
2013/8/25撮影布引高原のキンミズヒキ
キツネノカミソリが2本だけ、こんぶくろ池自然博物公園で見られた。
花と葉を別々に出すところ、および有毒植物である点はヒガンバナに似るが、
花の形、および葉と花を出す時季が異なる。
初めてキツネノカミソリを見たのは、2008/8/20団地の斜面だったが、
ボランテァの方々が丹精込めてお世話している様子がわかり
感動したのを覚えている。
ヒガンバナ科 ヒガンバナ属
2014年7月30日午後12時30分
↓ 1本だけ開花していたキツネノカミソリ、花弁の先に昆虫が・・
↓ こちらは、1本だけ見られたツボミ。
メモ
・明るい林床や林縁などに自生し、早春のまだ他の草が生えていないうちに、ヒガンバナに似た狭長の葉を球根から直接出して球根を太らせる。
・多くの草が生い茂る夏頃には一旦葉を落としてしまう。
・概ね新盆前後(8~9月)になると茎を 30~50cm ほど伸ばし、先端で枝分かれした先にいくつかの花を咲かせる。
・雌雄同花で花弁は橙色が 6枚。
・花と葉を別々に出すところ、および有毒植物である点はヒガンバナに似るが、花の形、および葉と花を出す時季が異なっている 。
参考サイト フリー百科事典ウィキペディア(Wikipedia)より
アキノタムラソウの花が、こんぶくろ池自然博物公園遊歩道沿いに多数咲いていた。
いつも散策する場所なのだが、花が咲いている時は初めて。
アキノタムラソウは本州・四国・九州・東アジアに広く分布。茎に4稜ある。
参考サイト ボタニックガーデンアキノタムラソウ
シソ科 アキギリ属
2014年7月30日午後12時30分
2014/7/18茨城県フラワーパークで撮ったアキノタムラソウ
こんぶくろ池自然博物公園に群生しているコバノギボウシ(小葉擬宝珠)が開花。
昨年は満開を過ぎていたが、今年は咲き始めを撮れた。
2013/8/21撮影のコバノギボウシ
オオバギボウシ(大葉擬宝珠)との違いは、葉の形が膨らみが小さくて細長く、苞葉は花の上から付く。
ユリ科 リュウゼツラン亜科 ギボウシ属
山野の湿り気のあるところに生える多年草
2014年7月30日午後12時45分
↓ 弁天池から流れ出した小川の縁のコバノギボウシ
↓ 小川の横の草むらに群生
↓ コバノギボウシの花いろいろ
↓ ツボミと葉
メモ
コバノギボウシは一日花。
雄しべ6本、雌しべの柱頭と雄しべが離れているのは、自家受粉をさけるため。
花の咲き始めも、終わってうなだれていても雌しべの柱頭は外にある。
花の写真は2013/8/21撮影、こんぶくろ池自然博物公園。
参考サイト石川の植物コバギボウシ
こんぶくろ池自然博物公園には、イヌザンショウ(犬山椒)の木が多数見られる。
イヌザンショウ(犬山椒)は雌雄異株、雄株の花と若い果実が見られた。
イヌザンショウは、サンショウほど葉にも果実にも香りがない。
イヌザンショウのトゲは互生で、サンショウのトゲは対生。
ミカン科 イヌザンショウ属 落葉低木
2014年7月30日午前11時50分
↓ イヌザンショウ(その1-雄株)の花。
花弁は5枚で淡緑色で目立たない。雄しべも5本。
↓ 雄花とツボミ。
↓ イヌザンショウ(その2-雄株)の花とツボミ。
↓ イヌザンショウ(その3-雌株)の若い果実と樹皮。
10月には赤くなり、やがて割れて中から黒い種子がのぞく。
↓ イヌザンショウ(4)見上げる程に大きな木,雌株。
若い果実が見えたので、雌株とわかる。
参考サイト植物雑学辞典イヌザンショウ