あ~、一豊、齢を取ったなあ。
昨日の昼間、なんとなく今回はどんな話しだったかなと思って「功名が辻」のHPを覗いてみた。そこにあったこの写真を見ていて、しみじみとそう思った。
別に「老いる」と言う事がテーマではないが、人生を駆け抜けると言うようなドラマでは、どうしてもその「老い」を見せ付けられてしまうことがある。前回の秀吉の最後は顕著だった。が、一豊も若く溌剌とし、川向こうに立っていた彼ではない。
「功名」=夢を追い求めるだけの時代は過ぎていってしまった。
だが、齢を重ねた一豊はそれ相応に知恵を付けていったと思う。守らなければならないものがあるからだ。助けた三成にこれからも我が側に付けと言われても即答せず、千代にどうするのだと迫られても巧く交わす。がんばれがんばれ、おとうさん。
こんな所で応援なんかしていたら終わってしまう~
千代の知恵も一豊の武器の一つなので、有効に御活用だ。さりげなく聞き出して、御採用ですね。周りの様子をよく見て方向を決めると言う作戦。まだまだ、結論は出そうもナイ。山内家最大の「辻」だ。そう簡単には決まらないのも当たり前だ。
愚直な男の一豊が、豊臣で突っ走らなかったその過程が興味深い。
つき物が落ちたようになっていた茶々、さすが貫禄の高台院のシーンも良かったが、これからの「どっちが主役だか?」の主役達は、やはり三成と戦国最大のたぬき家康だ。
11月に後編が公開の「デス・ノート」も真っ青な戦国頭脳戦は見応えあった。予告編ではなんで三成は家康の所に逃げ込むのだろうと思ったが、成程だ。凄いなとは思うけれど、今の私には一豊さんのようなポヤッとキャラのほうがいいな。
なんか、私疲れてる?
堀尾吉晴は、済まぬと言って去っていったが、先見の明があったということだよね。