森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

M.ナイト・シャマランは好きですか

2006-10-10 00:48:08 | 映画だい好き☆☆

9月30日から「レディ・イン・ザ・ウォーター」が始まっているらしい。

監督は M .ナイト・シャマランだ。                              

  今度の映画は、彼自身もメインのキャストで出演するらしい。

 

ところで、シャマラン監督の作品は好きですか。

 

彼の作品には1999年にシックス・センス、2000年アンブレイカブル、2002年サイン、2004年にヴィレッジがあるが、私はアンブレイカブル以外は映画館で、しかも、ほぼ同じメンバーで,全部の作品を観ている。

先日そのメンバーの一人といつもの長電話の途中、映画を観に行こうということになった。
「レディ・・・何とかとか言うのがあるじゃない。あれどうかな。」と友が言う。
「そう、見たいんだよね、あれ。予告の中の女の人、凄く綺麗で妖しい感じでいいよね。でもサ、あれシャマランだよ。サインとかヴィレッジのシャマランだけどいいの。」と私。

「サイン」とか「ヴィレッジ」のシャマランだと、なぜか確認し、「わかっているんだな。」と念押ししたくなる私だ。

 話は変わるが、映画を誰かと観た後、普通は観た映画の話を、一緒に観た人とあれやこれやとおしゃべりするのはとっても楽しみな事だ。

 話はますます逸れるが、前にある方と観に行ったときに、その後入った喫茶店で、その人がすぐに自分の子供の話ばかりするのでがっかりしてしまったことがある。何度も話を振り直しても、その返事もしないで自分の話が始まる。私も懲りない人なので、その後も何度もご一緒したがいつも同じだ。
 そういえば、知り合った頃確か言っていた。
―近所の人と一緒に映画に行くのは嫌い。だって、あの人たちは講釈を垂れるから。―
―講釈―   面白い言い方だけど、その時もどんなことを言うのだろうと興味があったが、今思うと、私はその人の近所の方たちとご一緒して、ぜひその講釈とやらを聞きながら盛り上がったりするほうがあっているなあと思うのだ。

それで、一緒に行く事が一番多い私のほうの近所の友達、このブログの中ではオカルト倶楽部のメンバーとか呼んでいるのだが、映画を観た後はお茶などしながらかなり盛り上がる。

監督名も俳優名さえ詳しくない私たちの盛り上がり方は、いたってシンプルだ。
「良かったね。」「あそこで泣いちゃったわ。」「あの人素敵ね。」「凄かったね」そんな程度。でも、楽しい。

が、シャマランの映画を観終わった後、なぜか私たちは口数が少なくなってしまう。微妙に盛り下がる。しばらくは食べているケーキの感想などを言い合ってから、誰かが口火を切る。
「アレはあれで面白かったような気がする。」「うん、良かったよ。」
「しみじみしたわ~」

高いケーキは意地でもおいしいと来たもんだ。

 それで、私もそれなりの感想を言ってしまうわけだ。例えば「サイン」。

―本当の現実って言うのはアレが近いよね、たぶん。アメリカ人も日本の家の床の間には、当たり前のように刀が飾ってあるぐらい思っているかも知れないけれど、私たちもさぁ、アメリカの家ではキッチンのテーブルの上に珈琲と並んで銃なんて置いてあるようなイメージがあるじゃない。
 
だから、最初はメル・ギブソンの行動が、ハリウッド映画を見慣れてしまった目から見ると、もの凄く、物足りないんだよね。シュワちゃん目線ではない、普通の御家庭目線のSFと思うと、なんか納得できるし、今起きている事には何かの意味があるというテーマも悪くないよね。―って、よくしゃべるね、私。みんなもよく聞いてるよね。ありがと

例えば「ヴィレッジ」

―あれはさ、最後にもっと、ヒキで見せて欲しかったよねえ。ガーンと目線を上まで持って行っちゃって、そこには丘かなんかがあって、その丘の向こう側には、ドビャ―ンと大都会が広がっているの。そのぐらいのインパクトが欲しかったわぁ~。でも、最後は驚いちゃったよねぇ。―

 見た直後は、あの宇宙人はあまりにお粗末で、アメリカの低予算のテレビドラマっぽくて笑っちゃったねとか、森の奥に引きこもるのに準備悪すぎだよとかは極力言わない。せいぜい「ヴィレッジ」は、てっきりホラーかと思っていたからちょっとがっかりしちゃったねなんて言うぐらい。

 レンタルビデオで見た「アンブレイカブル」は、発想がついていけない。まあ、いろんな人がいるものねえと言うのが感想で、これも映画館の予告編はとても面白そうだったので、それに引っ張られて映画館に足を運ばないで良かったとしみじみ思ってしまったのだった。
 だけど、この前テレビでやっていた。うつらうつらしてみていたら、意外に面白かったりして・・・

 「シックス・センス」は、誰もが傑作と思っているのではないだろうか。私も、そう思う。面白いし、最後は泣ける。何度でも見ることが出来る。が、いやな思い出がある。映画本編が始まる時、真っ暗な画面に「この映画は最後に秘密があります。ご覧になった方は、その秘密を他の人に話さないでください。」と文字が浮き上がってきた。

実は私には、普段は何にも役に立たないストーリーの先読みと言う特技がある。その「秘密」と言う文字が嬉しくて、ついうっかり言ってしまった。

「判ったわ、きっとブルースが幽霊・・・なーんちゃって」なーんちゃって・・なーんちゃって・・

あ~ぁ     「シックス・センス」はそんな私のセリフから始まった映画だった。

 

友人と一緒に行く時間の打ち合わせの電話も済んで、今週「レディ・イン・ザ・ウォーター」を観に行く事が決まった。決まった途端、ワクワクしている私はきっとシャマラン監督の作品が好きなのかもしれない。

どうして?  絵がきれい、しみじみ、しっとり、さあ、なんだろう。

―あなたは、M .ナイト・シャマランは好きですか?―

 

 

 

 

 

 


 

コメント (2)
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