森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

「大奥」

2007-01-20 19:21:29 | 映画

大奥 - goo 映画

       今年一番最初の映画館で観た映画がこの「大奥」、今日姉と観て来ました。

大奥最大のスキャンダル「絵島生島事件」を美しく脚色した、「大奥」らしい映画でした。・・・・いやいや訂正、この時代の大奥は、私たちが思っているイメージの大奥ではありませんね。

上様を巡っての女達の戦いではありません。何しろこの時代の上様、家継はなんと5歳。大奥の決まりごとはさまざまに乱れてしまっています。側用人や歌舞伎役者なんかを引き込む大奥なんかちょっと嫌だなあと言う気持ちがないわけではありません。

ですが、それぞれの思いにそれぞれのドラマを感じて、引き込まれていってしまいました。

なかなか面白かったですよ。

衣装の豪華絢爛というところもそうですが、さすが映画だ~と嬉しくなってしまったのは、その江戸市中のセットです。江戸城下の雰囲気が出ていましたよ。川辺の市井の賑やかな様子は素晴らしかったです。

この映画のお楽しみ部分は、テレビの「大奥」でおなじみのメンバーがどんな役で出ているかだと思いました。まるで同窓会のように出ていて、それも面白かったです。

絵島の仲間由紀恵は変わらず美しかったですよ。でも、金曜日も彼女の出ているドラマ見て(あれは、あまり面白くなかったな)、昨日はテレビで映画の「忍び」を観て、なんだかお腹がいっぱいという感じになってしまいました。だからといって仲間さんが悪いわけではないのですが、私には、やはり脇の方たちが支えた映画のように感じてしまいました。

特に私好みで言ってしまうと、天英院の高島礼子と宮路の杉田かおるがとっても良かったですよ。宮路を観ていて涙が出てしまいましたから。

真っ赤なもみじの中の、月光院との別れのシーンも良かったですね。

 
   

 たとえ一夜でも、その後の人生が余生に思える恋

羨ましいですね・・・って、嘘です。私はいいや、疲れちゃって。女の人生って男ばかりじゃないのよねと思ったりもする、可愛くない私です。でも、絵島がそう思えたのは救いでした。


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「相棒」Wの悲喜劇

2007-01-20 01:22:44 | ドラマ(相棒)

美和子スペシャル、食べてみたいですか?
ちょっと、私は遠慮しておきますね。

ピンクと言うか紫と言うか、色がとにかく凄まじかったですよね。イチゴミルク味なのかと思ってしまいました。でも、食べた人でまずいと言う人がいないのが、また不思議な雰囲気でした。 微妙と言いながら、くせになる味だと右京さんも褒めていましたから。角田課長は絶賛だし。その角田課長、今回セリフ多い

 いつもなら「暇か~?」しかないって感じなのに、今回自分が大忙しじゃない。右京さんの受け売りで、犯人を追い詰めようとした所なんか笑えましたね。

  大忙しと言ちゃあなんだけど、ここの所私も結構暇ではなくて、水曜日に見た「相棒」の事を、金曜日に、ああもうすぐ土曜日にパチパチキーボードを打っているなんて、いったいあたしは何のためにこんな事やっているんだいといった気持ちが、心の片隅にかすめていくけれども、それでも、こんな面白いもの見せられては、記録しておきたいと思う気持ちに勝てないわけです。

 いつものようにあらすじはコチラ。
と、いつものように手抜きして・・・と。

 美和子スペシャルのピンクの色の食べ物を見たとき、私はなぜか、昔母が話してくれたお化け屋敷の話を思い出してしまいました。

 暗いくらいその館の中を歩いていくと、世にも恐ろしい雰囲気の幽霊がお汁粉を持って勧めてくれるのです。その怪しげに湯気が立っているお汁粉の色は、ピンクだったり紫だったりしたのですって。 最高に気持ち悪いらしいのですが、食べてみると意外に美味しいらしいのです。で、食べた人だけが次のステージに進むことができるという、昭和の初めにしては随分画期的なお化け屋敷だと思いませんか。

 美和子スペシャルも一ヶ月の間に「5」まで行っていましたね。しかも、角田課長やたまきさんまでお招きしていました。でも、その一ヶ月の間にお隣の住人はトイレで大変なことになっていたのです。

 トイレで遺体として発見された時、起き上がろうと死に物狂いだったことが分かる壁に付いた血の指の跡が、ちょっと怖かったです。

毎度おなじみトリオ・ザ・捜一と鑑識の米沢さんはマージャンをやって居た所を呼び出されたみたいで、すばやく集合でしたね。

今回、会話の全てが面白くて、どこを切り取っても退屈しませんでしたね。それと対比するように、欣司の無表情さが生きていました。

でも、今回一番の驚きは、その動機でしたよね。どうしても、結婚した当初は細く美しかった妻が太りに太ったことが、嫌だったんだろうと安易に考えがちだけれど、もしそうなら、世の中に殺されそうになってしまう人ってたくさんいるんじゃないかしら。
昔マドンナ、今は・・・・

そう言えば、だんなはやたら私をちらちら見るし。

容姿が変わっても、変わらずに愛していたという欣司。しかも料理も上手で、彼女に奉仕することが幸せみたいなことを言ってくれる夫。羨ましいですね。もっと妻は夫を大事にすれば良かったのにと思ってしまいました。

だけど、この殺し方はとても愛のある殺し方ではないような気がしてしまいます。殺し方にに「愛」というのも変ですが、とっても残酷なやり方だと思うのです。ある意味最高の復讐であったかも。。。です。


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