今年一番最初の映画館で観た映画がこの「大奥」、今日姉と観て来ました。
大奥最大のスキャンダル「絵島生島事件」を美しく脚色した、「大奥」らしい映画でした。・・・・いやいや訂正、この時代の大奥は、私たちが思っているイメージの大奥ではありませんね。
上様を巡っての女達の戦いではありません。何しろこの時代の上様、家継はなんと5歳。大奥の決まりごとはさまざまに乱れてしまっています。側用人や歌舞伎役者なんかを引き込む大奥なんかちょっと嫌だなあと言う気持ちがないわけではありません。
ですが、それぞれの思いにそれぞれのドラマを感じて、引き込まれていってしまいました。
なかなか面白かったですよ。
衣装の豪華絢爛というところもそうですが、さすが映画だ~と嬉しくなってしまったのは、その江戸市中のセットです。江戸城下の雰囲気が出ていましたよ。川辺の市井の賑やかな様子は素晴らしかったです。
この映画のお楽しみ部分は、テレビの「大奥」でおなじみのメンバーがどんな役で出ているかだと思いました。まるで同窓会のように出ていて、それも面白かったです。
絵島の仲間由紀恵は変わらず美しかったですよ。でも、金曜日も彼女の出ているドラマ見て(あれは、あまり面白くなかったな)、昨日はテレビで映画の「忍び」を観て、なんだかお腹がいっぱいという感じになってしまいました。だからといって仲間さんが悪いわけではないのですが、私には、やはり脇の方たちが支えた映画のように感じてしまいました。
特に私好みで言ってしまうと、天英院の高島礼子と宮路の杉田かおるがとっても良かったですよ。宮路を観ていて涙が出てしまいましたから。
真っ赤なもみじの中の、月光院との別れのシーンも良かったですね。
たとえ一夜でも、その後の人生が余生に思える恋
羨ましいですね・・・って、嘘です。私はいいや、疲れちゃって。女の人生って男ばかりじゃないのよねと思ったりもする、可愛くない私です。でも、絵島がそう思えたのは救いでした。