森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

風林火山第4回

2007-01-30 00:24:39 | ドラマ (大河)

分かっていたんだよ、こうなる事は。
「風林火山」の世界ではミツがいなくなって、本当の幕が開くんだってさ。ミツがいたら「風林火山」ではなくなってしまうんだからさ。でも、うっかり祈っちゃったじゃないか。それほど、ミツは明るくて強くて魅力的。勘助の傍にいてあげて欲しくなってしまったんだよね。

 でも、私、泣かなかったんだよ。どうしてかな。二回切なくなって鼻がキーンと痛くなったんだけど、それでも涙は出なかった。涙のバーゲンセールのような私なのに、変だよね

いつものように我が家の食卓 
「今度はこいつが主人公?」不思議そうな顔で晴信を見ています。
「違うよ。」
「だって、こいつが武田信玄になるんじゃぁ・・」
「だからさぁ、『風林火山』は武田の軍師、勘助の話だから。」
「えー、武田でしょ。武田といえば信玄・・・でも彼が信玄?」

ラッタさん、何か混乱してる?分からなくもないけれど。晴信の周りだけ空気が違いますものね。でも、結構こういうのって好きなんです。なかなか味わい深いですよね。晴信の台詞回し。

勘助の思惑も、みんなお見通しの晴信の聡明さは、いつか勘助の尊敬を勝ち得るのでしょうか。あんなに怨んでいるというのに、何を境に勘助の気持ちは変わっていくのだろうかと、興味深く感じました。

私はドラマの感想なんてものは、昨年の「功名が辻」が初めてでしたので、やはりところどころで比較してしまいます。

やはり、「功名が辻」は女性が書いた、女性が主人公だったお話でした。今回の「風林火山」は男性が書いている男勘助の話なんだとしみじみ思うのです。

あんな酷い悲しいことがあったのに、さめざめ泣いて涙の川で溺れてしまいたいという心情は描かれず、悲しみを憎しみに変えて即行動に移していく、そこには男の視点がありました。私はその勘助を追いかけて、涙の一滴をながす余裕すらなかったのでした。

「気違いに刃物」と言う言葉がありますが「狂人に権力」、そんな言葉が浮かんでしまった信虎の行動でした。

大井夫人は解説係なのでしょうか。でも、いかにもと言う口ぶりの説得力ありそうな解説ですが、何かいつも、どこか微妙に騙されているような気がして、納得できませんね。

今回見ている側の私も元気がなくて、後半理解能力が著しく欠如してました。だって、大喰らいのルート少年、病気で寝込んで、家族の食卓にいません。
ドラマの良さというのは見ている側の心情にも左右されてしまいますね

 

 

コメント (14)
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