―「桜の木の下には死体が眠っている。」
ねぇ、それって誰が言ったんだっけ。あたし、こんな風に夜の闇の中に白く浮かび上がるように咲いている桜を見ると、ああ、本当だなぁと感じてしまうのよね。―
義母の家から帰る夜の道、車の中で私が言った。
―誰が言ったんだろうね。でも、確かにそんな感じがするなぁ。―とだんなが言った。この春の話ではないけれど・・
「桜の木の下には死体が眠っている。」
本当に誰が言ったんだか。昔読んだ少女マンガにでも書いてあったのかも知れない。
儚い夢のような妖しいまでに美しい夜桜を、他になんと讃えよう。
でも、この言葉を他の誰かに言うと、判で押したように、「何それ?」と言われた。または、「ぜんぜん、そんな気持ちの悪い事思わない。」とも言われた。
別の年、又その公園の夜桜の横を過ぎるとき、ふとその言葉を思い出したみたいで、だんなが呟いた。
「なんだぁ、そりゃ。あぶねぇー」とラッタ少年に言われて撃沈。言う相手を間違えているよ~。
ちょっと、違う話。
テレビをつければ遠いお国で頑張っている松坂選手の話題で事欠かない。その彼が昔CMやっていたある飲料水が新発売の頃、スーパーでそれを見つけて
「なんか、このネーミング危なくない?」と私が言ったら、たまたまそこで会った友人に、「何が」「何処が」と責められたが、めんどくさいので説明なし。
家に帰って、だんなに
「今日、新発売の飲料水『ス●●ド』がスーパーにあった。」と言ったら、だんなが
「飲み物にそのネーミング? いいのか?」と言った。
―ああ、やっぱり。あなたはそう言ってくれると思ったわ。―
↑ この話が意味不明な方は、スルーしてね。
私はこんなだんなを、愛しているかと聞かれたら、
「愛している。」と即答出来る。
ただ、好きかと聞かれると、
「・・・・・・トキドキ」とか、
「う~ん、後でゆっくり考えてみるね。」とか答えちゃう。たぶんお互い様・・・
そういえば、「う~ん、後でゆっくり考えてみるね。」は、ラッタ小僧のセリフだわ。
「ママの事好き?」
「う~ん、後でゆっくり考えてみるね。」
ガーン!!
この話は、またいつか。
ねぇ、それって誰が言ったんだっけ。あたし、こんな風に夜の闇の中に白く浮かび上がるように咲いている桜を見ると、ああ、本当だなぁと感じてしまうのよね。―
義母の家から帰る夜の道、車の中で私が言った。
―誰が言ったんだろうね。でも、確かにそんな感じがするなぁ。―とだんなが言った。この春の話ではないけれど・・
「桜の木の下には死体が眠っている。」
本当に誰が言ったんだか。昔読んだ少女マンガにでも書いてあったのかも知れない。
儚い夢のような妖しいまでに美しい夜桜を、他になんと讃えよう。
でも、この言葉を他の誰かに言うと、判で押したように、「何それ?」と言われた。または、「ぜんぜん、そんな気持ちの悪い事思わない。」とも言われた。
別の年、又その公園の夜桜の横を過ぎるとき、ふとその言葉を思い出したみたいで、だんなが呟いた。
「なんだぁ、そりゃ。あぶねぇー」とラッタ少年に言われて撃沈。言う相手を間違えているよ~。
ちょっと、違う話。
テレビをつければ遠いお国で頑張っている松坂選手の話題で事欠かない。その彼が昔CMやっていたある飲料水が新発売の頃、スーパーでそれを見つけて
「なんか、このネーミング危なくない?」と私が言ったら、たまたまそこで会った友人に、「何が」「何処が」と責められたが、めんどくさいので説明なし。
家に帰って、だんなに
「今日、新発売の飲料水『ス●●ド』がスーパーにあった。」と言ったら、だんなが
「飲み物にそのネーミング? いいのか?」と言った。
―ああ、やっぱり。あなたはそう言ってくれると思ったわ。―
↑ この話が意味不明な方は、スルーしてね。
私はこんなだんなを、愛しているかと聞かれたら、
「愛している。」と即答出来る。
ただ、好きかと聞かれると、
「・・・・・・トキドキ」とか、
「う~ん、後でゆっくり考えてみるね。」とか答えちゃう。たぶんお互い様・・・
そういえば、「う~ん、後でゆっくり考えてみるね。」は、ラッタ小僧のセリフだわ。
「ママの事好き?」
「う~ん、後でゆっくり考えてみるね。」
ガーン!!
この話は、またいつか。