タイトルはおどろおどろと言う感じでしたので、期待しすぎてしまいました。
もう少しどよよ~んとした、恐ろしげな内容もちょっぴり見たかったなどと言ったら、萩野に「無礼である。」などと叱られてしまいますね。
今回、主役は三条夫人です。勘助は完全に脇役ですし、今度は勘助ファンの叱られそうですが、・・・うざかったです。
あのうざさは、実はなりふり構わず姫を守っていると言う現われなんでしょうね。
でも、お方様が来たといえば急いで出て行って、その道を塞ぎ、置いていった笛を振って確認してみたり(毒が塗ってあったら、どうするの、勘助?)。
晴信に仕えるならば、少しはその妻にも敬意を払えよと思ってしまった私です。
今の時代とは、風習やそれに伴った教育も違うゆえ、自分の感覚だけで物事を見てはいけないのは分かっていますが、三条夫人の由布姫との対面シーンには、私は涙が出てしまいました。私はとりあえずは妻と言う立場の者なので、このようなシーンには弱いのです。側室と言うのは愛人ではなく、公然浮気でもない。でも、現代を生きる私には、どうしても同じだと言う感覚から逃れられず、口の中が苦くなるのです。
自分の心を押し殺して、正室としての勤めを果たそうとする三条夫人は、聡明な方だったと思います。
このシーンでちょっと笑ってしまったのは、三条夫人の
「おやかた様は、はっきり言って、見目麗しい方ではありません。」
この後
―お会いした時ガッカリするかも知れないけれど、ガッカリする必要はない。おやかた様の良さはその内面にある―のような晴信を褒め称える言葉が続くのですが、このさりげない言葉には笑えましたね。
三条夫人は、嫁いできて晴信に対面した時
―え~、この人~!?―とか、ちょっと思ったのかも知れないなぁ、なんてね。
(私も5ヶ月、本当は言ってみたかった事を、三条夫人がセリフで言ってくれたので、なんかスッキリ~!)
後半の山場は、由布姫が晴信に短剣を振りかざす所だと思うのですが、
「そなたに討たれてやるわけにはいかぬ。」
と言う、このシーンはどこかで見たことがあるので、原作にもあるような大切な場面だったのだと思います。どちらかと言うとこちらが見せ場だったんだと思うのですが、どうでしょうか。
「我らはひとりであってひとりではない・・・」以下、長台詞なので忘れましたが、説得力ありました。
このお話は、丸め込むようなセルフのオンパレードですが、聞いていて、仕方ないやーと丸め込まれてしまいました
短剣振りかざした由布姫の負けですね、いろんな意味で。
笛の音が止んだ時・・・・
なんてことを、三条夫人はそんなことまでは考えないで、笛を贈ったのだと思うのですが(たぶん)、一つ屋根の下って、嫌ですね
最後に、御付の者に笛を吹かせたのは晴信の優しさだと思うのですが、三条夫人には通用しませんでしたね。
だけど、ラストのシーン。冷静になって考えてみれば、笛を吹いている侍女と障子が映っているだけなのに~。障子がなまめかしい。
「今宵の笛の音が・・・」
って、「大奥」のナレーションが入るかと思ってしまった私でした
もう少しどよよ~んとした、恐ろしげな内容もちょっぴり見たかったなどと言ったら、萩野に「無礼である。」などと叱られてしまいますね。
今回、主役は三条夫人です。勘助は完全に脇役ですし、今度は勘助ファンの叱られそうですが、・・・うざかったです。
あのうざさは、実はなりふり構わず姫を守っていると言う現われなんでしょうね。
でも、お方様が来たといえば急いで出て行って、その道を塞ぎ、置いていった笛を振って確認してみたり(毒が塗ってあったら、どうするの、勘助?)。
晴信に仕えるならば、少しはその妻にも敬意を払えよと思ってしまった私です。
今の時代とは、風習やそれに伴った教育も違うゆえ、自分の感覚だけで物事を見てはいけないのは分かっていますが、三条夫人の由布姫との対面シーンには、私は涙が出てしまいました。私はとりあえずは妻と言う立場の者なので、このようなシーンには弱いのです。側室と言うのは愛人ではなく、公然浮気でもない。でも、現代を生きる私には、どうしても同じだと言う感覚から逃れられず、口の中が苦くなるのです。
自分の心を押し殺して、正室としての勤めを果たそうとする三条夫人は、聡明な方だったと思います。
このシーンでちょっと笑ってしまったのは、三条夫人の
「おやかた様は、はっきり言って、見目麗しい方ではありません。」
この後
―お会いした時ガッカリするかも知れないけれど、ガッカリする必要はない。おやかた様の良さはその内面にある―のような晴信を褒め称える言葉が続くのですが、このさりげない言葉には笑えましたね。
三条夫人は、嫁いできて晴信に対面した時
―え~、この人~!?―とか、ちょっと思ったのかも知れないなぁ、なんてね。
(私も5ヶ月、本当は言ってみたかった事を、三条夫人がセリフで言ってくれたので、なんかスッキリ~!)
後半の山場は、由布姫が晴信に短剣を振りかざす所だと思うのですが、
「そなたに討たれてやるわけにはいかぬ。」
と言う、このシーンはどこかで見たことがあるので、原作にもあるような大切な場面だったのだと思います。どちらかと言うとこちらが見せ場だったんだと思うのですが、どうでしょうか。
「我らはひとりであってひとりではない・・・」以下、長台詞なので忘れましたが、説得力ありました。
このお話は、丸め込むようなセルフのオンパレードですが、聞いていて、仕方ないやーと丸め込まれてしまいました
短剣振りかざした由布姫の負けですね、いろんな意味で。
笛の音が止んだ時・・・・
なんてことを、三条夫人はそんなことまでは考えないで、笛を贈ったのだと思うのですが(たぶん)、一つ屋根の下って、嫌ですね
最後に、御付の者に笛を吹かせたのは晴信の優しさだと思うのですが、三条夫人には通用しませんでしたね。
だけど、ラストのシーン。冷静になって考えてみれば、笛を吹いている侍女と障子が映っているだけなのに~。障子がなまめかしい。
「今宵の笛の音が・・・」
って、「大奥」のナレーションが入るかと思ってしまった私でした