森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

龍馬伝1回「上士と下士」

2010-01-04 02:20:13 | ドラマ (大河)
2010年、大河の始まり。
もう今年は大河の感想は止めようと思っていました。
でも第一回の今回、あまりに面白くて感想を書きたくなってしまいました。

「坂の上の雲」が終わってしまって、レベル高いドラマは終了なのかと、ちょっと勝手に思ってしまっていました。でも、やるじゃない、NHK。

感想と言っても、本当に感想だけ。詳しいあらすじや解説などは他の方にお任せと言う事で。

最初に吃驚したのは、龍馬の子供時代の子役ちゃん。濱田龍臣君と言う名前らしいのですが、福山雅治さんになんかよく似ていました。あの子から大人の龍馬に変わっても何の違和感がないでしたね。
HPで子役ちゃんの名前を知ったのですが、名前に「龍」の字が?!
この役の話が来た時に、ちょっと嬉しかったのではなんて、余計な想像をしてしまいました。可愛かったですね。

次に思ったのは、映像です。詳しい事は知らないのでなんとも言えませんが、写し方とかフィルムととか、何かが違っているように感じました。特に子供時代なんですが、意識して作っているのだと思いました。記録八ミリのようなそんなイメージ、なかったですか?

ところで、私が最近よく言っていることなんですが、今一番売れている役者さんは香川照之さんなんじゃないかなと、やっぱり思ってしまいました。もう何でも出ていますよね。

「子規~、まだ死なないで。」と思っていたのは先週のことではありませんか。

いったい、なんでこんなに汚くなってしまったんだ、って違う人でしたね。

ペンで自分の戦場で闘っていた子規から、今度は経済で闘っていくのでしょうか。


龍馬の生まれ育った土佐の上士と下士の格差と差別。半端なものではありませんでしたね。あんなものが存在しているのでは、安定した世界など望むべきもない事。下士の間には不満が飽和状態、爆発寸前になるのも分かります。

岩崎弥太郎の父は喧嘩ばかりしていますが、それは武士のプライドゆえ、そんな父を持つ弥太郎ゆえに彼もまた、非常にプライドの高い人だと感じました。今はそのプライドが暴走していて、偏屈な捻じ曲がった人と言うイメージもありましたが、この先はどんな感じになって行くのでしょうか。

龍馬は、誰が見ても母は上士に殺されたのだと感じてしまう所なのに、その悲しい現実から、もっと奥深い事を学んだ人でした。振り上げた刀を下ろさせる力、すなわち世界を変える力を見たということなんですね。

いつか上士も下士もなくなる世界が来る。それにはどうしたらいいんだろうと日夜考えているのだと言う龍馬。

狭い世界の土佐を出て、龍馬は江戸へ・・・・


細かい感想を書こうと思ったら、今回はたくさんあるみたいですが、止めておきます。ただ良かったシーンは母と子供龍馬の語らいのシーン。子供を信じている母の言葉は土佐を囲む海よりも深く、優しげでした。
何か反省をしてしまいました。
でも今頃、自分の子供達に
「お前を信じているよ。」と言おうとするならば、「キモッ!」とか言われるのが関の山。ああ、・・・・と何かを思う私なのでした。


追記
朝、目が覚めて、書き忘れていたことを思い出しました。
「なぜ、目くそは目尻からではなく目頭から出るんぜよ。」って。
なんだか凄く面白く感じました。
コメント (13)
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