森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

何もないようで何もない日はない

2015-02-11 19:08:27 | 梢は歌う(日記)
 
2014年2月8日は大雪
いつか、想い出すのでしょうか。2014年、2月8日は雪がたくさん降ったことを。 ルートが本当に疲れ果てた顔をして、昨日の夜、帰ってきました。8日の...
 

日記です。

昨年の2月8日はたくさんの雪が降り、とうとうルート君は家に帰ってくることが出来ず、凍える街を歩きネットカフェにてその日のねぐらを確保したと言う、親としては切ない日だったのです。

私はこの時の経験から、もしも大雪と予報されていた5日に電車が止まってしまったらと考えて大宮駅周辺の女性専用のネットカフェを検索なんかしていたのです。こういうことは抜かりがないんだけれど、それ以前の事がね…💦

最近の事を脈絡なくつらつらと書き綴ります。

「ハムレット」の感想は、未だ書きはじめていません。

書きたいことがいっぱい過ぎちゃって、困ります。

加えて、藤原君が23歳の頃の「ハムレット」はいかがなものかと思ったら、なんとYOUTEBUにアップしてくれている人がいて、実はそれも土日に見ていました。

なんていうか、それも藤原君は素晴らしいよ。

 

でもYOUTEBUで「ハムレット」を見ていると、相当PC前に縛られるわけで、合間合間に家事はやるものの、相当贅沢な時間だなと思いました。

 

その贅沢な時間と言うことでは、最近WOWOWのオンデマンドに入りました。

WOWOWはもともと有料なので、オンデマンドはタダです。

これを聞いて、ちょっと思うことはないですか?

そう、NHKのオンデマンドは今でも有料ですか?

私、これに対しては前からツイッターなどではっきりくっきり言わせてもらってます。

NHKは有料で、しかも結構お高いのですよ。

オンデマンドはタダにすべきですよ。

自由に使えて、NHKが大好き大好きってなれば、ちゃんと加入してお金を良識がある人は払うと思います。

WOWOWは見ない日もあるけれど、大好きなので止めようと思えません。

それでそのオンデマンドに入って、もちろん見逃したドラマを見ているのですが、昨年やってたものも公開されています。

嵌ってしまったのは「ホワイトチャペル、終わりなき殺意」。

ホラー色の強いサスペンスでこう言うのだーい好き♪

 

だけどこのように書くと「PC前で動画ばっかし見ているのか、この女は。」と思われてもしゃくなので〈ある程度事実だが〉ほかの事も書きます。

お仕事はほんのちょっとだけれど、ちゃんとやってます。ほんのちょっとになったので、PCで動画を見るような時間が出来たんですね。

仕事が少なくなってしまったので、じゃ、もっと頑張れるように何かしようとか、今の私にはとても思えないのです。思えない時にはやらないで、家の掃除をしますよ。

とうとうその順番が来たのです。

昨日やったことはドレッサー周りの掃除とお片付けです。ドレッサーぐらいなら私でも移動が出来ますから、裏側とかの埃とも格闘しました。

ドレッサー周りのお片付けをすると、もうしばらく何も買わなくて良いのだと分かるし、毎日もっとおしゃれに過ごそうとかも思えるから大事な事だと思いました。

 

まったく前の話と関係のない話です。ある時、朝ツイッターを開いたら「ココナッツオイル」の文字が並んでいました。はっきり言ってミーハーな人なので、即密林サイトで申込みしました。

ところが後からメールが来ました。

「売り切れちゃって、いつになるかわからんよ。」と言うもの。

もう、みんなもミーハーなんだから!!

ところが月曜日にピアノのお稽古に行きましたら、先生がココナッツオイル入りの珈琲をごちそうしてくれました。

ガーン。

普通に近所のスーパーで売っていたそうです、なんか値段も半分よ(ノД`)・゜・。

ちゃんと届いて使いこなせたら、また報告しますね。

 

いつ来るかは分からないものと言えば「東京駅開業100周年記念Suica」、申込みしました。

並んでまでは欲しくなかったけれど、ネットで申し込めると分かったら買いますよ。

だって東京駅loveですから。

プレミアとかの付加価値なんかいらないんです。「記念」と言うのが大切なんですよね。

そういう人きっと多かったと思いますよ。

一番わかっていなかった人たちは、東京駅の人たちだったんじゃないかなと思いますよ、これ。

忘れた頃、連絡来るのかしら。

じゃあ。毎日ちゃんとメールをチェックしなくちゃね。

 

家を独立して出て行ったラッタ君のツイッターを時々覗いています〈了承済み〉

カルボナーラを作ったり、ネギ塩チキンを作ったり、そして今回はザッハトルテを作ってました。

姉の今年の目標の一つは、我が家のレシピを作ることだそうです。

ちょっと私、それ真似しちゃおうと思いました。

ラッタッタ小僧に負けるわけにはいかん。

 

ところが昨日からワタクシ、体調がすこぶる悪く、キャベツを切った段階で夫に変わってもらいました。

どのようにと言うのは、これからお食事中の方もいるかもしれないので…ってこれがヒントかしら。

うんうんと唸って寝てましたら、ルート君から電話が入りました。買ったばかりの彼の車がぶつけられてしまいました。

彼は彼で凄く落ち込んでいたと思うけれど、おかーちゃんは、ルート君が無事ならそこはどうでもよくて、やっぱりうんうんと寝てましたとさ。

 

今年は私にとって「元年」。そう名付けたのです。

そう名付けても、何をしたらいいのか何から始めたらいいのか迷うばかりです。

とりあえずお勉強です。

「東葛地方を旅した人々」と言う講座に出たのもその一つでした。これはこれでかなり面白かったのですが、そこから次にと言うのは難しいような気がしました。

半年かけて行う有料講座と、3月からの無料講座に一応申し込みました。

私はこの年になったらアウトプットの方が大事な事だと思うんです。でも時にはうまくインプットしながら、明日を夢見ていきたいと思います。

 

タイトルと内容があってないような気もするのですが、日々ささやかに毎日本当に何かあるなと思っている私なのです。

コメント (2)
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花燃ゆ第6回「女囚の秘密」

2015-02-11 11:29:30 | ドラマ (大河)

※ この記事は日曜日の夜から書きはじめ、ちょっと書いては止めていたら、今日はもう水曜日ではないですか。もう、こうなりゃ意地でも終わらせたいと思います。^^

 

ちょっと大河とは関係のないお話からさせてください。

先日の日曜日、「東葛を旅した人々」と言うタイトルの講座を受講してきました。吉田松陰が東葛を抜けて会津に行く様子が書かれている「東北遊日記」に興味があったものですから。講師は千葉県立中央博物館の方だったのですが、その方が言うには、もう少し大河の中でも取り上げられるかと思ったら一言で終わってしまってがっかりしたのだそうです。お気持ち、分かります。少しだけですが講座の中で紹介された「東北遊日記」は凄く分かりやすい旅行記なんですね。そして目の前に広がった筑波山を見て、感動したのかそれとも何か心が動くものがあったのか彼はその風景を見て漢詩を詠むんです。

講義をしてくださった方は流れるようにお話をしてくださるかなり聡明な方と思いました。でもその人が「このような詩を即座に詠めて羨ましい限りです。」とかおっしゃったとき、寅次郎は藩主に「藩の宝」と言わしめた男だったなと思いました。半端じゃないんですよね。

でもこの方が寅次郎の脱藩の件に触れた時に、「短慮のあまり」と言った時には、ちょっと苦笑、ちょっと共鳴。

どんなに素晴らしい能力のある方でも、最初から完璧な人はいないのです。

その成長の物語は、やはり面白いものがあると感じます。

因みに東葛と言うのは、東葛飾郡の属したすべての市町村の事で野田市、流山市、柏市、我孫子市、松戸市、鎌ケ谷市、市川市、船橋市、浦安市の事を指します。

 

 

ちょっと余談ですが、東葛を旅した人の中には小林一茶がいます。この人の経歴では少年期の10数年がまったく不明です。

もしもこの人の小説を書くとしたら、この不明の10年をいかに描くかで小説の面白さが変わってくると思うのです。

史実と史実の点と点を結ぶ不明の部分をいかにどのような線で結ぶのか。

物語の醍醐味はそこにあると思います。

 

「私はあなたを憎みます。」
だけど糸は久子の手に触れて
「憎んでいる相手の事は忘れないと思いますから。」と言うのでした。

怒らせても憎まれても、そうしてここに乗り込んでくればいい。そうまでしてただ会いたいんだと言う母の心。それに応えるかのように言う糸。

うわーと、私は思いました。

このシナリオ、上手いです。

思わず涙がジワーッときました。

 

「ありがとう。」と告げる久子に文は
「お二人の事はワタクシが覚えていますから。」

またもそのセリフが私の寸止め涙に追い打ちを掛けるのでした。

 

べそをかく寸前で帰った文を、母はまたも笑顔で迎えます。

「ちょっと待ってね。」と縫物を脇に寄せて、文が泣きつく場所を作る母。

「あなたは泣くと長いから。」

「違います。肩をもんで差し上げようと思ったのです。」

だけれど、文はその母をそっと背中から抱きしめるのでした。

―お母さん、大好き。

そんなセリフはありませんが、「憎む」と言う言葉が繋がりの凄まじくも切ない母と娘の対面を目の当たりにした文には、母の温もりと笑顔はどんなにか心を癒すものであったかと感じたのです。

 

今回のお話、タイトルは「女囚の秘密」と、なんとなくつまらない感じがしたのですが、中身はかなり私的ツボにはまりまくりました。

そしてすべてのエピソードがうまく絡み合っていたようにも感じました。

 

小田村伊之助も江戸から呼び戻され明倫館で講師を務める事になりました。殿の面前で今必要な事を学ぶ重要性を説きますが却下され、松陰の力が必要だと野山獄に会いに行くのですが、松陰は金子の死から立ち直ってはいませんでした。

なんとなくうじうじとしている寅次郎。

その松陰に家族は差入れの本などを欠かしません。その欲しいものリストに紛れていた達筆のふみ。

だけれどその掠れ具合から、文は誰ともわからぬ人に筆を一本差し入れるのでした。

 

偏屈な感じの富永有隣でしたが、この贈り物は彼の心を鷲掴みしました。書を教えてあげようかとおもちかける有隣。それを聞いて獄中の者が見な燃え上がりました。我も我もと有隣に教えを乞い、野山獄が何とも言えない楽しいカルチャースクールになってしまいました。奇妙な連帯感と言うのでしょうか。

そこに高須久子のエピソードも絡んできて、久子がやはり文の差し入れたお手玉をなぜ捨てたのかと言うことを、全員で耳を澄ますシーンは流れ的に不自然でなく良いなと感じました。

すでにまったく正確なセリフは言えませんが、久子が

「たとえムチ打たれるような人生でも、それでも生きていくのは良い。」ようなことを言い〈もしかしたらカスってもいないかも^^; 〉

寅次郎はその言葉でうじうじワールドから脱出を図っていくのですね。

 

その後、寅次郎がなんか素晴らしい事を言うのです。

孟子の言葉だっけかな?

解説付きだけれど、女性に孟子かってちょっと思った…💦

でもその言葉で、眠れる囚人大深虎ノ丞が感銘を受け獄から出て来て、もっと何か語れと言うのです。

「今日はとっても気分が良い。」

眠れる虎は説得力がある感じで、みなうんうんと従います。

 

そこに差し入れを持ってきた伊之助と文。

皆に講義をしている姿を見て、伊之助は

「私には私のやらねばならぬことがある。」とくびすを返して帰っていきます。

 

これは立ち直った寅次郎を何とかするための行動と見るべきなのかもしれませんが、私には、伊之助の心にこれもまた火が付いたような気がしたのです。

誰かが頑張っている姿からは勇気と言うものが与えられ、行動する原動力になるものなのですよね。

 

そして一人残された文さんはいきなり立ち直っている寅次郎の姿が不思議に思えて

「なんでこのような事が・・・」と呟きます。

すると司獄の福川が

「強いてあげるなら一本の筆かな。」と言います。

「筆!?」

やっぱり文さんには何のことかさっぱり分かりません。

 

実はこういうささやかなエピソードの絡み合いが、私は好きなんですよ。

歴史にその名を残す。

それが出来るのはほんの一部の人だけ。

 

だけれどきっとこのようなエピソードが山のようにあって、それらがああなってこうなってと大きな出来事を支えているに違いないと、私は思っているからなんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


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