森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

ピンシャンと。

2015-11-10 01:53:04 | 梢は歌う(日記)

 

私の毎日は、お仕事をしていない時はフラフラとお出掛けをしているかブログを書いているかまたはピグの畑を収穫していると言ういたって普通の生活です。もちろん掃除とお片付けにも勤しんでいます。

しかしここに近頃病院通いと言うメニューが入って来て、毎日が何気に気ぜわしいのです。

どこに問題があるのかは、今はまだ検査ばっかりしているので語る時ではないと思います。

ただはっきりしているのは、すでにお財布の中が病んでおります。

病院代はお安くはないのです。

 

そして軽いお財布は、豊かな老後は私には無縁になりそうだなと未来までも不安にさせるのに十分な力を持っていたのです。

なんだか暗い顔にもなってきます。

足取りもトボトボと重くなってきます。

 

だけれど人間は本来ポジティブな生き物なのだそうです。

それは、私自身の事を思うと当たっているように思うのです。

 

先日も病院に向かう道、空は高く澄んだ青で街はすっかり秋色に染まっていました。

なんて美しいのだろうと私は思いました。

そしてこの美しさを感じる心を財産にして生きていけないわけがないと思ったのでした。

 

それでも診察が終わって次の検査の予約が入ると、

やはり私はそれにかかる費用の事を考えてしまいました。

だけどその時、ずっと昔に友人が一つの病気を引き金に会社をまとめて休み、ありとあらゆる体の不調の治療をしたことを思い出したのです。

彼女は

「メンテナンスよ。」と言っていました。

―そうか。

私にとって今がそのメンテナンスの時なんだ。

だから私もそう思うことにしました。

そう思うと少しは気持ちが楽になりましたが、ふと、今の私って凄く不細工なんだろうなと気がついたのです。

 

暗い顔、重い足取り、ちょっと猫背。

顔の造作とかは抜かして考えても、美しいわけがありません。

 

―ピンシャンと背筋を伸ばして、とっても豊かな人の顔をして歩こう。

たくさんの美しいものや素敵なものに囲まれて、あらゆるものが溢れるほどあると言うのに、その中のお金がちょっとないだけで何も貧しくなることはないのよね。―

 

 

 

トップのものは、10月に近所の公園に見に行った秋薔薇です。

 

 

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コメント (6)
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