時には冒険少女のように〈その3〉そして、『赤羽』のお出掛け日記です!いきなり「そして」と言う接続詞もないもんだと言う感じですが、地名を出しておきながらお出掛け日記ではなかった前々回の記事「赤羽、気を付けて。」...
上の囲みは昨年の11月22日に、11月15日の赤羽でのオフ会の事を書いた記事です。
そしてこの記事は〈その4〉と書いてありますが〈その3〉の続きではありませんし、〈その3〉も〈その2〉の続きと言うわけではありません。
ただこれらの記事は皆、同じ言葉から始まっているようなものです。
それは、
―私は時々、ネットの窓から手を振って知り合った方々と会ったりもします。
11月18日にも私はお会いできることを凄く楽しみにしていたコトさんとお会いしました。
縁とは不思議なものです。
本当に不思議です。強く思っているので思わず繰り返してしまいました。
この方とはアメーバーピグと言うゲームで知り合いました。そのゲーム世界のお庭に、ある日ある方が突然いらっしゃいました。
「なぜ」と聞いたこともないのでどういう経路で来たのかは分かりませんが、その方は海外在住の方で心惹かれた私は勇気を出してお声がけをしてお友達になって頂きました。その方のご縁でコトさんとも知り合ったのです。
因みにコトさんのハンドルネームはコトではありません。この方のHNに何か意味があるのかなとふと調べたら、ある国の言葉でこの「コト」を連想させるものがあったので、それを使わせていただいてます。
ところで我が家の愛猫ももは、飼っている私たちには何とも言えない可愛らしさのある愛おしい猫なのですが、オメメパッチリの猫とは程遠く、一般的には「ぶすねこちゃん」の部類に入ってしまうのかと思っているのです。
でもコトさんは、我が家のもも吉の事を凄く可愛いといつも褒めてくださるのです。
時々、こちらのブログにも、もも吉の事を載せますが、アメブロの方にも稀に載せるのです。それらの記事は→こちらです。
そしてコトさん、この度今まで住んでいたドイツを引き払って一時日本に帰って来ることになったのですが成田から真っ直ぐ我が家のもも吉に会いに来てくれたのです。
たまたまその日仕事がオヤスミだったルート君が一緒に駅まで迎えに行ってくれました。
ルート君曰く。
「しかし、あの猫の良さが分かるとはお目が高い人だな。」
服とか荷物とかの特徴をお電話で聞いていたので、改札から出てきたコトさんはすぐに分かりました。
そして家で用意していた私のつたないお料理でお昼を頂くことにしたのです。
なんだか余裕がなくて〈いつも余裕はない私〉画像を撮り忘れてしまったのですが、メニューは
おでん、かぼちゃサラダ、塩麹鶏のお肉、ミニおにぎり。
まあまあだったと思います〈自画自賛・笑〉
コトさんの滞在時間は短かったのです。それでもその間、私はずっと彼女の話に耳を傾けていたいと思いました。彼女は「時には」ではなく「ずっと冒険少女」です。
「それでどうしたの。」「その次、どうしたの。」「その後、どうしたの。」と煩い私。
だって「ずっと冒険少女」のオハナシは本当に面白かったんです。
その時、私はぼんやり考えていました。
ずっと昔のそのまた昔、まだ20歳だった私があの時、
「いろいろと欲しいものはあるけれど、まずこれが一番容易いような気がするから、これから手に入れるわ。」と思わなかったら、私にも同じような人生の可能性はあったのだろうかと。
そう思うと目の前にいるコトさんが、いくつもあった私の可能性の一つの道を歩んだ人に思われ、彼女の今までの人生がとっても愛おしいものに感じたのでした。
手に入れるのは一番簡単に見えたのに、それを手に入れるためにフウフウ言い、とうとう今までの私の人生を費やしてしまった「これ」と言うのは、温かい普通の家庭の事です。
「普通」と言うのは意外と難しい事なのです。ただこの話を膨らませると、日本人の中流意識のまやかしや、何をもって「普通」と考えるのかと言う深い話になってしまうのかもしれません。
小雨が降り始めた中、ゆっくりと1時間近くの時間を掛けて、歩いて駅までお見送りに行きました。
おやっ!?
あれっ!?
今頃気が付くのもどうかと思いますが、私がとりあえず「家庭」とか言うやつからゲットするかなと考えていた頃、彼女は産声を上げていたんですね。
すっかり私は忘れて、まるで気持ちはアンとダイアナのようなものでした。
いやいや、コトさんには私はしっかりとバーサンに・・・いやぁ、そこまではないか。でもしっかりとおばちゃんには見えていたかもですね。
だからちゃんと「気持ちは」と書きましたからね。
さよなら、私の冒険少女。
来てくださってありがとう。
でもまだお話は1ページ目が終わったばかりのようなものです。私に2ページ目のお話を聞かせに、そしてもも吉に会いに是非またお立ち寄りください。
ずっと冒険少女のコトさんに出会って、会った時間は短くても心の中に元気と言う火が灯ったような気がしました。
そしてこの記事はいつもこの言葉で終わる事になっているのです。
― それでも、おはようとオヤスミを繰り返す毎日の中で、冒険少女のような気持ちは忘れずに、幾つになっても自分の世界は此処までだと決めてはいけないと思うのです。
抱っこの大嫌いなもも吉。
―今日は我慢しなさい。
「ふにゃら、抱っこ以外のおもてなしが、私は得意なのにゃ。」って、もも吉。