TREES
街には枯葉が舞っている頃
君はコートの襟を立てて 凍えながら歩いている
君は泣きながら
ベッドで体丸めて眠りに付く
想いを飛ばして
僕達に会いにおいで
僕達は変わらずに
ここにいるよ
砂粒のように舞う人々のざわめきは
心にぶつかっては削っていく
街には人間が溢れかえっていると言うのに
誰もが通り過ぎていくだけ
ひとりだ、ひとりだ、たった一人だ
そう街は歌う
君の心を伴奏にして
想いを飛ばして
僕達に会いにおいで
僕達は変わらずに
ここにいるよ
凛と背筋を伸ばしてさ
かいなを天に向けて
日の光を浴びながら
ここにいる
風に吹かれて
ここにいる
積もる雪の重さに耐えながら
ここにいる
二十歳の頃、書いた詩です。
エッセイではありませんが、押してくださると嬉しく思います。いつもありがとう。
なぜそんな昔の記事を載せたかには、少々意味があるのですが、それは次の記事で「ああ、そうか。」と分かる事になっています。
と言っても、別に社会的に意味のあることではなく、あくまで私的文章で大したことはないので、このような思わせぶりで申し訳なく思います^^