森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

おんな城主直虎第三回「おとわ危機一髪」

2017-01-22 23:32:27 | ドラマ (大河)

佐名の娘の瀬名が出てきた時に、なんか聞いたことのある名前だなと思ったら、この子は後の築山殿なのね。

この少女が蹴鞠で勝ってご褒美をもらいたいと思っていた美少年・龍王丸は後の今川氏真。

ああ、なんだあと思ったのは、後からHPの人物相関図を見たら、ちゃんと大人になった瀬名も龍王丸もちゃんと出てくるんですね。

 

物語はゆったりと進むけれど、なかなか面白いなあと思いました。

悲劇の築山殿のその子供時代、桶狭間で敗れてしまった今川義元のその息子の子供時代、そんなの今まで見たことなかったように思います。この二人にもこの先感情移入しちゃいますよね。

 

おとわのご褒美欲しさの蹴鞠勝負。

もう一本、もう一回、と負けても負けても食い下がります。

油断した龍王丸が一回負けても

「こんなの勝負に勝ったとは言わない。」と言うような事を言ったのは、まさにその通りだと思います。負けても勝つまでやられて勝ったとしても、それは勝負に勝った事にはならないのですよね。だけどこの時、大人たちの思惑が絡んで、ご褒美の形で出家が許され人質の立場から放免されるのです。

おとわの粘る頑張りに心を打たれ感動することはなかったのですが、その頑張る姿はその場にいた人の心には残る出来事だったのではないでしょうか。またこの流れがあったので雪斎も佐名から手紙を受け取っていた寿桂尼にも口添えしやすくなったと思いました。

 

一方その頃、今週の鶴ちゃんは、井伊直平に拉致されて人質にされてしまいます。こんなやり方ではダメだと説得に来た直盛を前に、鶴は

「人質なら、弟もさらってこなければ意味がない。私一人なら見捨てて終わりだ。」と寂しい事を言うのです。

だけれどその父は鶴がさらわれた事を知った時、少なからず動揺していましたよね。

難しい親と子の関係は大人になって複雑化していくのかも知れません。

おとわが帰って来た時に、水の中まで入って最短距離で迎えに行くと言う単純な愛の方が伝わりやすいー。

だけど分かりやすいものにばかり目を向けていく事は、現実の世界では、時には見方も薄く誤解を生みやすい関係を作ってしまう場合もあると思うのですが、それはドラマとは関係のないお話です。

 

今回の見どころは南渓和尚の頑張りかも知れません。南渓和尚は佐名のお兄様。でもウィキ様に寄れば、この和尚は養子かもって。なんだかこの二人にはもっと違う感情の流れがあったように感じたのですが、どうだったのでしょうか。

頑張ったけれどその時はダメで、だけどやっぱり駄目ではなかったと言う事、そんな同じような事経験ありませんか。

私もそんな経験があったなと、そんな事を思い出しながら見ていました。

 

思い出しながら見ていたと言えば、おとわの粘ったがゆえに相手の負けを誘引したシーンでも、私はある事を思い出していました。

ここからはドラマと関係がない話なので、お時間がある方だけお読みください。かなりアホな話です。

※         ※       

子供が小学校か中学生に入ったばかりの頃、一緒にゲームなどをしてあげようかと言うと、すごく喜んでいたと言う可愛い時代があったのです。ふと気まぐれに、「一緒にやろうか。」と言ってやったゲームが「ぷよぷよ」。

でもこれ、始めて数秒でドカドカとぷよが落ちて来て、秒の単位で私の負けです。

「もう一回 !!」って、これ私のセリフ。

「もう一回~ !!」って、10回目、子供が疲れたすきを狙って…・やっと一回勝ちました。

9回、負けた事は棚の上。

「やったー、勝った~♪」って鬼の首でも取ったような気持ちになったのは・・・・それは私です💦

 

だから思います。

おとわ姫よ。気持ちは分かるけれどね、それは勝った事にはならないと思うよ~ってね。

 

 

コメント (4)
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精霊の守り人「悲しき破壊神」第1話災いの子

2017-01-22 16:04:52 | テレビ・ラジオ

『悲しき破壊神」の原作は『「神の守り人<来訪編・帰還編>」「蒼路の旅人」「天と地の守り人<第一部>」を原案』としているらしいです。

第二部が始まるまでに、「精霊の守り人」シリーズを読めるところまで読んでみようと思っていました。ちょうど「神の守り人」まで読み終わっていますが、感想もどきが書けているのは「夢の守り人」までで、このドラマには絡まない内容だと思います。じゃあ、それらの感想を今書くかというのもタイミングが悪いような気もするので、またいつかの機会と言う事にしようと思います。(ドラマの感想を書いたら、本の感想は要らなくなってしまうかもしれませんし)

このドラマはそれらの原作を原案にして作り上げるミックス。そのミックスがどう絡みあってどう味わいを付けるのかも凄く楽しみになってきました。

 

前回の「精霊の守り人」から今回までの間に期間に、いったいどの話がメインになるのだろうと原作読み進めて「神の守り人」を読み終えた時に、初めてHPの新キャストを見に行きました。

 

アスラもシアナもスファルもみんなイメージとぴったりでした。

「守り人」の中の「旅人シリーズ」はチャグムの物語。

強国タルシュ帝国の侵攻に苦戦を強いられる海の王国であるサンガルへの援軍に、皇太子でありながら加わる事になってしまったチャグム。

それは弟が生まれ、父である帝との確執が深まった事も一因でしたが、チャグムの中に信じる道を進みたい願望もあったと思います。

 

また父である帝も、確かに昔我が子でありながら暗殺命令を出した事は深い傷にはなっていて、疎んじている事は確か。でも彼の言葉にはよどみがなくて、これ幸いにチャグムを危ない所に送り出し、あわよくば消えてもらいたいとか考えているようには到底思えないのです。

帝は自分の言葉の通り、チャグムの中の血の力、つまり神の力を信じたいのではないでしょうか。すなわちそれは、自分自身の神の力の証をどこかで確信させて欲しいのではないのかなどと……と、どうしても、帝が藤原の竜也氏だとそう思えてしまうのですよね~。

神でないものが神として生きる苦しさ、そんなものを感じてしまうのは、出番が少ない事が分かっているこのドラマで、短い時間をかなりの集中力を持ってじっと感情移入しながら見ているからだと思います。

『悲しき破壊神』では出番がないかもぐらい思っていたので、こんなに短くて安定のチャグムの敵役シーンであっても、出番があって嬉しく思った私です。(ファンって、そんなものよね。・笑)

 

しかしこのドラマ、神でないのに神と信じ込んでいる人が出てくる方が、よっぽどホッとします。「神様」と少女アスラが言うものは、本当に恐ろしいと思いました。原作の最後を知っていながら、どうなってしまうのかと言ったら白々しいと思うのですが、本を読んでいた時から思っていました。

「どうなるの !!これ~!!」って。

 

だけどああなってこうなってとちゃんと綺麗に終わります。深い感動と共に。

楽しみに待っていたファンタジーが始まって嬉しいです。またしばらくワクワクの土曜日が始まりそうです。

 

ちょっとだけメモ的感想を。

ガカイはシュガの留守中、彼の代わりに星読み博士たちを束ねる役を貰うと喜んで引き受けますと張り切りますが、俯いた彼はしてやったりの顔。ファンタ―大河じゃない方の大河でも同じような顔をしてますわね、吹越さん。

風景が相変わらずに美しい。細く引き裂かれた布がたなびくシーンなどはチベットなどを連想してしまいました。

OPも凄く美しかったですね。美しさゆえに心が震えました。

 

そして、・・・・

平さん・・・・

HPに彼のインタビューが載っています。→ここです。

 

彼の想いをしっかりと受け止めたいと思いました。

 

 

蒼路の旅人 (新潮文庫)
上橋 菜穂子
新潮社

 

蒼路の旅人 (偕成社ワンダーランド (31))
佐竹 美保
偕成社

 

神の守り人〈上〉来訪編 (新潮文庫)
上橋 菜穂子
新潮社

 

神の守り人〈下〉帰還編 (新潮文庫)
上橋 菜穂子
新潮社

 

神の守り人 (偕成社ワンダーランド(28))
二木 真希子
偕成社

 

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