大杉漣さんの訃報は本当にショックで、今も信じられないような気持ちでいっぱいです。
なんと言っても突然すぎて、そして66歳と言う若さ、悲しすぎます。
昨日は「相棒Season16『17話騙し討ち』」を見ました。その流れで「報道ステーション」がそのまま掛かっていたのです。
キャスターの方が
「最初に訃報です。『相棒』にも出演されている・・・」
「えっ、ええっ、誰 ?」
と、ドキリとしました。誰の名前が出てきても、私は凄く吃驚したと思います。それでも次に大杉漣さんの名前が出てきた時には、何かの間違いではないのかと思ってしまいました。
本当に唐突過ぎたからです。
急性心不全・・・・
朝になって、それってどんな症状なのかと調べてしまいました。そうしたくなるくらい戸惑いがあったからなんです。今は60代なんて若いと言われる時代だと思うんです。なぜ大杉さんはそんなに若く亡くならねばならなかったのか。若いと言っても30代や40代の時とは違うのは当たり前です。売れているからこそ、どこかで知らずに無理をしていたのかしら。
そんな風に思っても、意味のない事ですが。
彼を見ないドラマシーズンはありませんでした。だからきっと皆さんの思い浮かべるドラマや映画の中の大杉さんは、皆それぞれではないでしょうか。テレビなどで多く紹介されている北野作品の大杉漣さんは、北野作品をほとんど見ない私には、あまりなじみのないものです。
そしてあれにも出ていたなあ。これも好きだったなあ。そんな風に思うのですが、私はやっぱり「相棒」に今出演中で、きっとこれからも出演され続けたであろう衣笠警視庁副総監の事を、深く思ってしまったのでした。
彼はまだまだ「相棒」の中ではこれからの人だったと思うんのです。
甲斐峯秋と対立していて、特命係も鬱陶しいと思っている人。そして心の奥底では特命係に恨みを持っている青木をコネで警察に入れた人。その青木の親とも懇意。このシーズン中、唯一家族を登場させているのも彼だけ。
特命係の(今のところ)の敵。でもこの先は分からない。
憎たらしい感じもし、だけど完全には憎めないキャラだったりもして、本当にどうなっていくのかといろいろとドラマを生み出していける立ち位置に居た役だったと思うのです。
だから本当に本当に残念です。
この「本当に本当に残念」というのは、ドラマや映画を作る人それらを見る人にとっては共鳴していただけるお気持ちだと思います。
それでも逝く方のお気持ちを今生に残すような事を言ってはいけないのですよね。
今までありがとうございました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
※ ※ ※
「衣笠警視庁副総監~ !!!!!!」
(ふざけていません。「相棒」ファンとしての見送り方もあるかなと・…あっ、なんか涙が出たなあ)