森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

いだてん第21回「櫻の園」

2019-06-04 23:23:05 | ドラマ (大河)

「熊本にだって女学校はある。」とスヤは言う。

確かにそうだ。だけど、四三のやりたい「女子の体育」と言うのは、女性の体力向上とか、強い母になるための体作りとかじゃなくて、オリンピックに参加できる女子体育の育成なんですよね。

だから東京に残っていたいー。

中央だから。

そこの所、あまりはっきりとは言葉にはしないから分かり辛いけれど、そう言う事なんじゃないかなって思っているのです。

帰る意思のない四三を見て、明日帰ると言うスヤ。

「帰るな。東京で一緒に暮らそう。」と言う四三。

 

かくして四三は東京に居残る幸せとスヤと暮らす幸せを手に入れたのでした。

スヤだって、四三と子供との三人暮らし。幸せです。

でも誰でもが幸せと言うわけではないのではと、密かに思いました。

スヤが大好きなお義母さん。

スヤすら帰って来なくて、どんなにか寂しい思いをしているに違いませんね。

今頃は、四三のお兄さんの所に怒鳴り込んでいるでしょうね、きっと。

 

今週のハイライト。

なんと前髪クネ男はフラれていました。ええと・・・美川君でしたね。

そして小梅は清さんの妻に。マジ、予想外の展開でした^^

 

四三の櫻の園奮戦記は、面白かったです。

その当時の女子のものの考え方に考えさせられました。

卒業まで在籍したら恥で、学業の途中で見染められて、婚約退学したいと言う少女たち。

 

その頃の女子体育の道は、ただ手足を伸ばし走ったり投げたりを頑張れば良いだけではなく、考え方や服装へのチャレンジや、いろいろな部分の変化を要求せざるを得ないわけで、四三の一歩は大いなる一歩だったのですね。

 

そんな中で、この時代にこんな理解のある男はいたのかなと思ってはしまいましたが、とにかくいいところを全部持って行ってしまったのではないかと思われたのは、シマの夫になった増野さん。

やめてくれって言うと思ってました? 続けて下さい。仕事も、走るのも。結婚のために何も犠牲にしてほしくないんです。」

痺れましたよね !!

 

 

※ 2回ほど、「いだてん」の感想はお休みいたします。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする