森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

世界遺産パムッカレの石灰棚

2019-06-23 01:12:48 | トルコ旅行記

いくつになっても、心の中に「冒険少女」を住まわせておこうと思っているのです。

だけどこのパムッカレの石灰棚では、その冒険少女は何をしていたのでしょうか・・・・・・。

旅行に行く前、いったい自分がどういう所に行こうとしているのかさっぱり分かりませんでした。検索して出てきた映像を見た時、

「私、ここに行けるんだ。」と思わずテンションが上がりました。

前に「イッテQ」と言う番組を見ていて(イモトさんだったか温泉同好会だったか・・・)、こんな所に行けたらどんなにか幸せな事だろうなと思った事があるのです。

ただ温泉の水は入れたり入れなかったりと管理していて、いつも思っていたようなシーンを見られると言うわけではなかったようです。

お友達はちょっとがっかりしたみたいです。

確かに下の画像がブルーに染まっていたら、感激も三倍だったかもしれません。

 

それでもなかなかの絶景だったと思います。

 

 

裸足で歩けるコーナーがあります。温泉の中にも入れます。ただここの温泉は暖かくはありません。

そして足元はコケなどでめちゃくちゃ滑りやすいので気を付けなくてはなりません。

 

 

遠くに見えるのは石灰棚の赤ちゃん。

 

 

私の中の冒険少女は眠っていた!? のその1

ワタクシ、ここを気を付けて歩いていたら、急に怖くなってしまいどうしてもある所の先から勧めなくなってしまったのです。ある所と言うのは、石灰棚の淵から絶えず水があふれている所です。ずっと淵から溢れる噴水のように水が流れているのです。

なんだか良からぬイメージが払拭出来なくて、引き返してしまいました。なんたって私、そそっかしい人なので、「やっちまったな」的に転びそうで、嫌な予感がする時は止めた方が良いと思ってしまったのです。

この時恐る恐ると歩いている私の姿を、ツアーの人が写真に収めていました。

星子さんがあとで教えてくれた事ですが、水が流れていた所はコケが無かったので、むしろ滑りにくかったらしいのです。

まあ、はっきり言って上にも書いたことの繰り返しですが、「嫌な予感がする時は止める」と言うのは大事な事なんです。でも結局、その予感の嫌な事は起こらなかった未来と言うわけで、自分の意気地の無さに悔いが残ったのでした。

 

 

私の行けなかった先まで行けた人だけが見る事が出来た風景です。星子さん撮影です。↓

 

 

私の中の冒険少女は眠っていた!? のその2

上の恐る恐る歩いている画像の横の棚の先には、ゆっくりですが行けたのです。すると多くの人の向こうで何かがギャーギャーと叫んでいる声が聞こえてきました。なんの声だろうかと気にしながら進むと、なんとオウムを肩に乗せた若者が歩いてきました。上野あたりでも変わったペットを自慢気に見せている人もいるので(あれもお金を取ってるのかしら?)、ペット付きで旅行に来た人かと思って、思わずうっかりとにっこりと微笑んでしまったのです。

すると青年はそのニッコリを見逃さず、微笑み返しをして近づいてきました。その時はっと気が付きました。

「ヤバイ。写真屋さんだったのか。」と。

うっかりとオウムに微笑んではいけませんよ。するとその青年は人の手を握り・・・・・・・って、そこで今、笑いました、あなた?

その青年は、私にその水の中に入って写真を撮ろうと誘ってきたのです。

私は絶対にダメですとお断りしたのですが・・・・・・・、実は本心からではなかったのです。

トルコのイケメン青年に手を握られたから・・・・・って事はありませんからね、絶対に !!

こういう事、本当は好きなんです。

でもね、とてもここでは出来ませんよ。なんでかって言うと、今、中国か韓国では流行ってるんですか。普通の人がチョーポーズをつけて写真を撮ることに。

もうね、どう見てもおばちゃんじゃんと言う人も、スリスリスリットのお洋服を着てくるんですよ。(注:皆ではないが)

で、写真を撮る時に片手を頭の後ろ、片手は腰でクネッと・・・・・

そんな横で恥ずかしくて写真なんかとれーねーわ。←思わず訛りました。

 

だけど、やっぱり悔いが残ったのです。こんな場所でオウムを腕に乗せて温泉の水の中で写真を撮るなんて一生に一度のチャンスだったと思うのです。恥ずかしさに負けて、自分の本当にやりたい事を出来なかったように思いました。

 

もう、おばちゃんは足湯で良いや♡

この流れる温泉は温度もそこそこあって、気持ち良かったです♪

 

 

 

 

そしてここを後にする時になって、私の冒険少女は目を覚ましました。

ガイドさんが、帰りはこの車に(↓)乗りたい方はどうぞと言いました。もちろん有料です。

この車はよくゴルフ場などを走る車ですが、私はゴルフをやらないので乗った事などありません。私、この車を見て絶対に面白そうだとピンときました。

じゃあと、最初にほんの少しだけお歳を召しているカップルが名乗りをあげました。星子さんが乗らなくても、私だけでも乗る気満々です。

だけど5人集まらないと走らないのです。それじゃあと言って星子さんも参加。他の方をお誘いすると、「まだ歩けるから。」と言いました。

いやいやいや、私だって歩けますよ~。まったく問題ないけれど、問題はそこではないのだよ。

やっとそれではと言って一人旅の方が参加してくれました。

 

出発~!!

メチャクチャ嬉しそうな私(真っ黒ですが)

 

ガタガタビュンビュンと遺跡のガタガタ道の中を風を切って走って行きました。結構スピードも出して走ったので、まるで遊園地のアトラクションのようで、予想通りの面白さでした。


そして私たちはバスに戻り、次のコンヤまで、また410㎞の長いドライブの旅が始まったのでした。
コメント (2)
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