なんだか嫌な回でした。
予告編で見て、阿君丸に不幸が訪れるのは分かっていました。だけどこの時代は、子供を育てるのも大変で、ちょっとした病気などで命などを奪われるので、このタイミングでその不幸に遭ってしまったのだぐらいに思っていたのでした。
だけどそれは義景の(中途半端な)上洛の気持ちをそぐためのものだった・・・・・・・?!
そう言えば今回のタイトルが「三淵の奸計」でしたね。そう言う意味だったのかと思ったら、なんて言うか、目的のためには手段を選ばないんだなと思えて嫌な気分になり、思わず
「お前らこの先呪われるぞ。」
と呟いてしまったのでした。
確かにこの先の三淵、この先の山崎、この先の景鏡、皆一族ことごとく・・・・・って、戦国でしたものね。呪いってわけではなかった・・・・・・。
けれどやっぱり戦国時代は嫌だなぁ~。
光秀が、義景の上洛への想いは口ばっかりだと感じる根拠にもなった街の様子だって、むしろ朝倉の国こそが理想の国にしか思えません。
武器商人(それを作る人)は暇で畑を耕しに家に帰り、街には物が溢れかえっていて、それを人々が楽し気に買い求めているのです。だけど戦に備える戦国武将の街では、鍛冶屋は忙しく刀を打ち、街には武将たちが戦に備えてガツガツと買い占めるものですから、常に品薄です。
やっぱり戦国時代は嫌だなぁ~。←二回目。
しかし朝倉の丁寧な親バカっぷりを描いて来たので、辛いけれど義景がやる気をなくしてしまった気持ちがよく分かりますね。
子供を殺してしまうシーンが、あまりにもショックだったので、後はあまり頭に入って来ませんでした。
強いてあげると、本多君はあの顔を歪めて大胆にニヤリと笑うと言う表情がある限り仕事があるなと思ってみたり、熙子の良い妻ぶりは少々鼻に着くなと思いながらも「こんな日が来ることは分かっていた。」と思わず涙ぐむ気持ちにはジーンと来たりしました。なんたってあっという間に10年以上が経ち、「こんな日」がくるまでが長かったですものね。
後は手塚とおるさんが出て来て非常にインパクトがあり、この朝倉景鏡と言う人を思わず調べてしまいました。
それから・・・・っていっぱいありますね。
あと一つだけ挙げるとしたら、信長の「俺たちだけで上洛しろって事かい !!」と(もちろん、そんな言い方はしませんが)と驚き立ち上がり光秀に問いかけるシーン。なんか撮影シーンが目に浮かんでしまいました。
ああ、更にもう一つありました。
なんだかんだと言って、この時代の歴史は名もなき女性にかなり左右されて作られたのねって事でしょうか。
と言うわけで次週もまた楽しみです。