幼き信長は父親に聞く。
この世で一番偉いのは誰か。
一番はお日様で、その次は都にいらっしゃる天子様。そしてその次は、その天子様をお守りする将軍様。
信長は思う。
なんだ、将軍は帝の門番かと。
その門番の住まいは煌びやかに完成し、その塀はピカピカで美しくその城を囲んでいた。
だけどその主人である帝のお住まいは、壁が崩れたままで子供が出入りして悪さする事も止められないまま・・・・・。
その対比で終わったラストのシーンは印象深かったですね。
そんな何かが違う世の中を作り出してしまっているのは、腐った幕府の構成員。その主だった人が、このドラマの中では摂津晴門。
テレビ前で見ている者は、たぶんこう思う。
「邪魔なんだよ。早く消えろよ。」と。
本人は賢く卒なくやってるつもりでも、ちっとも卒なくじゃなくて、「この人ではダメだ。」もしくは「この人さえいなければ」と思われてしまう。そう言う人って、ふと周りにもいるような気がしてしまうのだ。
また信長の父が送った、御所の塀の修復のためのお金は、いったいどこに行ってしまったと言うのだろうかー。
やはり途中で、誰かの懐に入ってしまったと言うのだろうか。
思わず海外に送った支援物質や支援金が、何処かで抜かれてちゃんと届かなかったと言う話を思い出してしまった。
近頃お気に入りの、近衛前久。
伊呂波大夫が「先の関白」と光秀に紹介したので、この先どうなってしまうのだろうかと、我慢が出来なくなってリサーチしてしまった。と言っても、ウキィペデアだより。
そこに『名門貴族の生まれにありながら、その半生を流浪に費やした。』とある。この人の人生、面白すぎ。
この先どこまで描かれるのかも楽しみだ。とりあえず、彼は1536年生まれで1612年没なので、76歳までは生きたという長生きらしいので、ひとまず安心した。
ところで調べるついでに摂津晴門も調べてしまった。
役者さんは凄いな。
本郷奏多に魅せられて近衛前久に肩入れし、鶴ちゃんが、本当に憎たらしい摂津を演じているので、また興味を持つ。
なんとなく、どんな惨めな最後を迎えたのだろうかと思ってしまった。
だが、そうじゃなかった。
義輝が散った永禄の変の時に、晴門の嫡子であった13歳の糸千代丸も死亡していたのだった。
そして生年も没年も不明だった。
ゆえにドラマの中では自由に悪人として描かれてしまったのだなと思った。
真実は誰にも分からないー。
駒は「非田処」の為に、1千貫(1億5千万)を貯めると決意する。
光秀は土地の問題で摂津と向き合う羽目になっていくが、また対朝倉の情報収集の為に信長から呼び出しがかかる。
と言うところで、帰蝶も出てくる次回も楽しみです !!!