3月に「RRR」の映画を見に来た時、このポスターに気が付きました。
それを見て、思わず私は言いました。
「マリオ、やるんだ。しかも今!!
ああ、でも私に孫がいたなら、喜んでこの映画に連れてきてあげたのになぁ。」
私は「孫なし」。
ある意味、今の時代の流行りです。
ついつい思ってしまいましたが、ないものねだりはイケないと分かっているので、普段はあまりそんなことは思わない方です。
多分映画だったから。
映画を孫っちと行くというのは、私の心の底に眠っていた密かな望みだったのかもしれません。
でもやっぱりないものねだりって、面倒くさいので、それはどうでもすぐに良くなりました。そしてまた私は言いました。
「ああ、これを子供たちが小さい時やってくれていたら、私はワクワクしながら一緒に見に行ったのになぁ。」
するとそれを聞いていた星子さんが
「私は以前は映画館で映画を見る習慣がなくて、子供たちを映画に連れて行くのはお父さんの役目だったの。だから孫も連れて行こうなんて全く思わないわ。」と言いました。
あらっ、勿体ない。楽しいのに。そう思いましたが、それは私の「映画好き」が思わせる感情で、人それぞれだと思います。
この後、そのポスターを見ながら、「マリオ」の事でお話は盛り上がりました。
私は思いました。
良いものを作ると、こんな風にずっとずっとそれらは世界に認められて生き続けてくれるんだなと。
どんどん後進国になっていく元気のない日本。
もうこうなったらゲームにアニメ&漫画で復権を図っていくしかないんじゃない ?
(もちろんそれだけではないはず。)
だけど、これ最初から最後まで日本で出来なかったの ?
その時、ふと昔の「マリオ」の実写版の事が頭によぎってしまいました。
あまり評判は良くなかったような記憶があるのですが、我が家ではそれをビデオでレンタルしてきて見て、あれはあれで面白かったと記憶しています。
(「面白い」のハードルが低いのかしら。)
その時は実写版ゆえの外国映画だと思いました。
今度はアニメなんだから、日本でだって作れたのでは と思ったのでした。
いずれにしても、子供向き映画で私には関係がないのだと、その時は思っていたのですが。
「連休に映画でも行こうか。『スラムダンク』とか。」
と私がルート君を誘うと、
「いや、俺は映画の『マリオ』を見たいね。」
ええっー!?
と、私は驚いたものの、あれは子供向けと言うわけではなかったんだ。
『ああ、これを子供たちが小さい時やってくれていたら、私はワクワクしながら一緒に見に行ったのになぁ。』は撤回です。
映画は、楽しいと可愛いがいっぱい詰まった内容で面白かったです。
感想は→「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」を見てきました。
で、そこには書きませんでしたが、これはやっぱり日本で作らなくて良かったのだと思いました。日本って、こういう良い意味での「単純」な物語って苦手なんじゃないかと思ったからです。
帰りの車の中で、ルート君相手に言いました。
「もしも『マリオ』を日本で作ったら、きっとタイトルの前に『シン』が付くんじゃない ? 」
「つけちゃダメでしょ。」とルート君。
「で、ルイージがこう言うの。
『兄さんは必ず助けに来てくれると思ってたよ。でも一度だけ、クッパがあんまりにも怖いんで、諦めてこないんじゃないかと疑っちゃったよ。そんな僕を殴ってくれ・・・・兄さん。』
するとマリオが
『絶対に俺は助けに行くと思ってた。だけど一度だけ、あんまりにも厳しい状況で、俺は一生懸命にやったんだ。だからもう許してくれと諦めかけたんだ。ルイージ、そんな俺を殴ってくれ。』って言うの。
『兄さん !!』
『ルイージ !!』って抱き合う、感動シーン。」
「あっ、俺、そういうの見たくないです。」とルート君。
ですよね。
後で聞いたら、横浜で暮らすラッタさんも、同じ日に見に行っていたのですって。
さすが、我が同族・・・・って言ったら、きっと叱られそうです(笑)
映画館で、ステッカーを貰いました。