森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」を見てきました。

2023-05-27 19:12:06 | 映画

今、「楽しみなことを数える」という内容でブログ記事を書き続けている途中ですが、実はこの映画を観ることも、その「楽しみ」の大きな一つでした。

病院帰りの喫茶店で、映画に行ける日を手帳でチェックを入れてみたら、どうも6月6日までお預けだなと思っていました。

でも珍しく病院にかかる時間が早く終わったので、もしかしたらと映画館に行ってみたら、ぎりぎりに間に合うことが分かり、だったら6日までお預けにすることもないなと見てきたのです。

だけどこの見た回は、舞台挨拶の中継付きで残りが3席しかありませんでした。好みの席を選ぶ余裕もなく、久しぶりに一番前で体を沈めながらの鑑賞になりました。

それでも今日見ることが出来て、私は幸せに感じました。

 

この映画を見ることがとっても楽しみだったので、贅沢な文句を言ってしまうと、私には舞台挨拶、どちらかというとどうでも良くて、早く本編を見せてと思ってしまいました。

いや、もちろん皆さんのお話はとても面白くて、細部にわたって作りこまれた作品であるということは伝わってきました。

だから早く本編を見せてっていう気持ちにもなり・・・・(;^_^A

 

というわけで、ネタバレなしの感想ですが、一言で言うとなれば「美しかった !」となるのではないかと思いました。

もしもジョジョも知らず、岸部露伴も知らずの映画好きさんが劇場に足を運んだとしたら、この映画はホラー映画だと思ったことでしょう。

いや、実は私も、この作品はホラーだったんだと思いました。

しかももっとも日本的な。

あっ、日本的なと言ったら、Jホラーで世界を席巻したあの世界観になってしまうのでしょうか。私が感じたのは、「雨月物語」もしくは「怪談」の世界です。

本当はすごく怖い。

残酷だし、恐ろしい。だけど美しいがゆえに、その恐怖さえも切なく感じてしまったりするのです。

 

この物語は、そんな日本的情緒のホラーでありながら、パリのルーヴルに舞台が移り、何ともオサレ。

いろいろ目を楽しませてもらいました。

 

私、この原作を読んだはずなのに、100パーセント忘れていて、先日予習(または復習)しようかと思ったのですが、映画を見てからにしようと、原作を読むのを我慢していました。

映画を見ても、原作の記憶が蘇ってこない。なぜかしら。高かった(値段が)しか記憶がない( ;∀;)

だからまた、原作を読み直す楽しみが増えました。

 

あー、そうそう。あの黒メガネ。おばあちゃんの形見なのね。欲しいなって思ってしまいました。かっこいいな。

 

楽しかったですね、オークションシーン。↓

日本で公開した時は、大行列。(その行列に参加した(笑))↓

さりげなくて好き。

テンションが上がりますよね。

ポスターがみんな素敵です。

この画像の下に、ネタバレ感想が一行だけあります。

あと一行だけ、かすかな本音が・・・。

 

絵を見たというのに、何の「後悔」に攻撃されない泉京香、最強ですね。

妻であった時以外の奈々瀬、あとほんのちょっとだけ神秘度を増していただけたらなって、思っちゃった(ごめんね。)


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