森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

図らずも、「野州大塚」散歩 !!

2020-11-21 12:39:35 | お出掛け日記

なんでも「初めて」と言うものには、トキメクものがあると思いませんか。

例えばそれが、初めての路線の電車に乗るということにも・・・・。

それともやはり、その程度の事にはしないのでしょうか ?

私は「いつも」ではないのですが、ちょっとする方なんです。何しろ、幸せを感じる基準値が低いものですから

( *´艸`)

「東武宇都宮線」に初めて乗りました。

「新栃木」の次が「野州平川」、そして「野州大塚」になるわけですが、「野州」が二回並ぶと、気になるじゃないですか。

「野州」って、「栃木」の昔の言い方なのかしらと思い、そのぐらいはその場で検索してみました。

「下野(しもつけ)国の異称」と書いてありました。「下野国」と言うのは栃木の事。

思っていた通りだったのですが、帰ってから、なぜそのような異称があるのかと検索したら、それはさっぱり分からず、頭だけが痛くなりました。

あるサイト

『栃木県の意味です。 かつて栃木県は下野国 (しもつけのくに)、群馬県は上野国 (こうずけのくに)と呼ばれていました。 さらに上野国を上州、下野国を野州と異称したのです。』と簡潔にまとまっている所があって、もうそこまででいい事にしました。

だけど駅名に、その古い名前を残して付けるってなんか素敵に感じました。

訪ねた「大神神社」は栃木で一番古い神社ですし、土地の歴史を誉に思っているような感じがしました。

ただ今も、街全体が「古さ」を感じさせるものではなく、新興住宅地が多かったわけですが、それはつい最近まで空き地がたくさんあったということだと思います。

スーパー・ホームセンター・ファミレスがたくさん街に存在し、実家の横浜より選択肢がたくさんある我が街も、同じような歴史を辿っているので、そこはそう推理しても間違いはないのではないかしら。

 

その新興住宅地を通って、そしてなんだか普通の道路を通って「大神神社」に辿り着いたものですから、ちょっとつまらないなあと思っていたのです。

辿り着いてみると、入り口に駅方向の矢印があって、私たちが来た方向とは違うものでした。

「別の道があるんだね。帰りはそこを行ってみよう。」ということになったのですが・・・・。

 

狛犬のように鳥居の背後に立っていた大銀杏。

 

そして、帰る事にしました。(ここでのお話は→「「室の八嶋」に行ってきました。」)

さて、この「室の八嶋」に来たかったのは私なので、電車の時間などバッチリ調べてきたのです。1時間に2本。まるっと50分近く時間がありました。徒歩15分と言っても私たちの足では20分ぐらいはかかったかも。頭のどこかで、あの何もない無人駅で30分過ごすのかしらとチラリと思いました。

しかしそんな心配は無用だったのです。

 

ところで、あなた様は目の前に自信満々で行動する人がいて、もしかしたらそれは違うのではないかしらと思う時、「それ、ちゃうで !」ってそく言えるタイプですか ?

いや、何も関西弁で言わなくてもいいのですが、私はいつも気が弱いと言うわけでもないので、自分の基準が分かりませんが、時々ひどく遠慮がちになる時があります。

それで言いそびれてしまいました。

「星子さん ! 駅は反対方向だと思うよ。どんどん遠のいているよ。」と。

私と星子さんは、かなり似ている所があるので、・・・・あっ、いや、そそっかしい所ではなくて・・・・・、それは納得できる根拠を示さないとダメだと言う点で、トップ画像の撮っておいた地図を開いて、そう思う理由を言いました。

最初に帰り路は違う道を通ろうと思ったのが、これの原因なのですが、ちょっと遠回りして帰る事になりました。

 

「やっぱり最初に、田舎道じゃなくてツマラナイなって言ったから、願いが叶ったんだな。」と私。

 

「うーん、ここも田舎道とは言えないけれどね。」と星子さん。

― まあ確かに国道で、車がビュンビュンですからね。そこは見ない事にしよう。

微かに見える遠くの山々がイイよね。―

 

 

駅に着いて、3分したら電車が来ました。

この無人駅でボーっとしていたより、図らずも野州大塚駅周辺を堪能したからいいんじゃないかしら。

と、思ったのでしたが・・・・。

この時点で家から電車の乗り継ぎの分も含まれてですが、既に8000歩歩いてしまいました。

 

 

栃木駅に戻ってバスに乗り「国学院前」で降り、大平山に向かう私たち。降りる時に、運転手さんに

「大平山神社に向かうのは、この道を真っすぐに行けばいいのですか。」と聞くと

「そうだけど、かなりありますよ。ああ、大平山は初めてじゃない ?」

「いいえ、はじめてです。」

「ああ、けっこうあるよ~。大変ですよ~。頑張ってください。」と激励され、少々嫌な予感が・・・(^_^;)

 

階段が1000段と言うのは、前日にリサーチして知りました。でもここは、あの「裏見の滝」とちょっと同じで、バスから降りてその階段に行きつくのに舗装された上り坂を上って行くのです。

これが結構きつくて、思わず

「さっきさぁ、『野州大塚』を堪能できたわなんてポジティブな事言っていたけれど、こうなってくると、何で30分も余分に歩かせたのよ~ってなるな。」と言うと、

「そうなるよね~。」と二人はゼイゼイとその坂道を上っていったのでした。

 

でもご安心くださいね。こんな事で険悪な雰囲気にはならず、これを笑いながら言っています、私たち。

因みに私は「野州大塚」と言う駅には、二度と来ないのではないかと思います。ただこの先、私が「源氏物語」に嵌ってしまったら、また来るのではないでしょうか。

なんたって「紫式部のお墓」があるのですよ。

ちょっと気になるじゃありませんか ?

 


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2 コメント

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Unknown (閑斉)
2020-11-21 15:19:47
確か滋賀県にも野洲という地名があったような。
栃木の別称でしたか。
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閑斉様 (kiriy)
2020-11-22 00:13:38
私も「野州」について調べていた時、滋賀にも穴地地名がある事を知りました。
ただ、栃木の方は「やしゅう」、滋賀の方は「やす」なんですね。
坂東らしく、「やしゅう」の方はちょっと荒々しいような感じがして、「やす」の方は上品な感じもしますね。もちろん、私個人の感想です(笑)
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