森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

山寺その弐

2010-09-16 01:05:47 | お出掛け日記
チャレンジひとり旅その5

登りは大変でも、下りは楽々。でも本当に気をつけなくてはならないのは、その下りなのですよね。決して滑って転ばないように、凄く気を使って降りてきました。話は立石寺の続きです。
下りの時にはあがって来る、他の人の嘆きとか(まっだ~!?とか、死ぬ~)様子を聞く余裕があったので、それはそれで楽しかったのです。そして、汗もダラダラ出あがってくる人は、涼しい顔をして降りてくる私を、励みにしていたと思います。

―あんな太目の人でもなんて事のないような顔。きっと、この先急に楽になるのだわ。

なんて。

だけど、当の私は喉がカラカラ。いいえ、体中がカラカラ。もちろん飲み物は持って上りましたよ。でも持っていた500mlのポカリはあっという間になくなってしまったのです。

降りてすぐにまず、カキ氷なんかを頂きました。

これは登る前から決めていたんです。降りてからのお楽しみにと。

ほらっ、なんか昔ながらのカキ氷って感じじゃありませんか?もう、一気に生き返りましたよ。この時、お客は私一人。「やっていますか?」と聞いて入っていったお店は、手前がお土産屋さん、奥が食堂、良くあるパターンです。しばらくしたら、お店の若い人が外からやってきて、食堂の担当のおじいさんに小言を言ったのです。何かしらと思ったら、お客がいるのに、エアコンも入れていないと言ったみたいです。

ところが私、あまりに外が暑くて、そして屋根のある家屋に入りかき氷なるものを頂いたので、エアコンが入っていないなんて事に気がつかなかったのです。言われてみればそうだわ。

エアコンが入り、もう本当に生き返りました。

だけど、私、思わず、まあ私一人の為に申し訳ないですね、とか言いそうになってしまいました。でも、それは違うわよね。お店たるもの、万全を期してお客を待たなければ誰が入るかって。他の人はみな私のように鈍感じゃないんだからね。

ふむふむ、なかなか教訓だなあ、と私は思いましたよ。こんなカキ氷いっぱいの客と思ってはいけないんですよね。損をしても、客を呼び込む事が出来れば次もくるわけですし(人がいると、お客は入りやすいのですよね、事実帰る時にお土産屋さんのほうに人がいました。)この万全を期しておくというのが大事なのですね。  ・・・・・なんか、胸が痛いです。


落ち着いたところで、昨晩ラッタ君が教えてくれたお店に行こうと思いました。(「山形の夜は更けて」)
ちょっと戻って、駅の地図をしみじみと見て、場所を確認。

そんなに遠くはないけれど、ちょっと歩くみたいです。トボトボトボって・・・
えええっ~!!!

なんじゃ~、ここは。

だってそこは、また階段を何段も登って行かなければならない、山と言うほどではないから丘の上にあったのですよ。

帰ってから、ラッタ君にはその事はまったく言っていませんが、本当は秒の単位で
「おのれ~、ラッタ~!!」って呪ってしまいましたよ~。

でも、ちょっとだけ頑張った甲斐がありました。






美しさ抜群、和食のハーモニーでした♪

そうだった、献立表もお持ち帰りしたので、後で追加アップしておきましょう。
ここは、風雅の国と言う所です。

お食事の後は、この向いにある芭蕉記念館に行きました。ここの展示物は、私的にはちょっとハイレベルでした。でも研究者の人にはたまらないかも知れませんね。書がしたためられている掛け軸がいっぱいです。
でも、入り口には芭蕉の足跡の地図や、ビデオなんかが流れていて、なかなかな癒しの空間でした。

まっ、行ったと言う事で、良しとしましょう。(一番上の画像がそれです)


それから、こんな建物も。

旧伊藤邸。山形の古民家。


というわけで、そろそろ山形市内に戻りましょう。午後からは市内観光を無理のないように少々と計画していました。

―でっも~、もう、はっきり言ってどうでも良くなっちゃった。と、心の声。

残りはテキトーに行こうと思いました。

「山寺」はただそれだけの場所。そう思っていました。でも違いました。ゆっくり過ごそうと思ったらいくらでも過ごせる場所でした。朝、時間が余っていたので1時間早めにやってきたのです。帰りも1案と1時間時間をずらした2案があったのですが、結局遅い方の2案で帰ったのですよ。

ここは何処かと言ったら、なんと「山寺駅」の待合室。

―バイバイ山寺&立石寺








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