森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

夏の終わりの一人旅《横須賀に行きました。》

2022-09-10 00:56:41 | お出掛け日記

「青春18きっぷ」は5回分なので、あと1回分残っていました。

春の時は、スノウさんの事があって、4回分を星子さんが引き受けてくれました。今回は私の提案でもあったので、あと1回分は私が使って良い事に・・・。

水戸の方に行こうかなと漠然と考えていましたが、「鎌倉殿の13人」の33回を見ていた時、最後に運慶が出て来て、そしてツイッターで「横須賀美術館」が「運慶展をやっています。」と呟いたのを見た時、一気に気持ちは「運慶」に。

鎌倉殿の13人 第33回「修善寺」」の感想の中でも、

>『「悪い顔になった。」と運慶に言われる義時。

「だけどいい顔だ。いつかお前の為に仏像を彫ってあげよう。」と言う運慶。

これっていつか何かのエピソードに繋がっていくのでしょうか。そう思うと、ちょっとだけワクワクした私です。

そして、「運慶か・・・!」と好奇心メータが上昇中・・・・(^_^;)』と書き込みました。

 

それで行き先を横須賀に決めたのです。

ふと思いました。

― もしかしたら義時似の仏像があるかしら ?

ふんふんふん♪

いや、ちょっと待て、あなた。

私は義時の顔を知っているのかって事ですよね。

小栗旬氏似の仏像探してどうするのじゃ・・・・・ってなりそう(笑)

すぐに気がついて良かったです(^_^;)

やりかねない !

 

それで8月31日の日に行ってきました。

「横須賀に行こうと思うんだ。」と姉に言うと、

「今度はひとりなので気を付けるのよ。」と言われました。

確かにそうなんです。今回は旅の相棒の星子さんと一緒じゃないので、自分であれやこれやと調べなくてはならなかったのです。最近いろいろと彼女に丸投げでしたから、東京散歩以外で自分でリサーチを入れるのは久しぶりだったと思います。

だから事細かく・・・・・・って、やる時間はなかったので、

行きと帰りとバスの時間と「横須賀美術館」のお値段と、近隣の観光名所などをざっと調べました。

最後まで悩んだのは、美術館前にあるスパに入るか否か。

前の週に家を空けたので、今回は夕食の時間には家に居たいと思っていて(かなり無謀な計画)、そこは最終的には諦めました。

海を眺めながらのお風呂も良いなあと思ったのでしたが・・・・。

と言うわけで、雑な計画で「しゅっぱーつ!!」

 

いつも(一回では)辿り着けない女をやってしまうので、今回はバス停の場所も確認してきたので、サクサク行きました。

 

 行きの横須賀線。

ガラガラで、この見慣れない風景に私は勘違いをして、ツイッターにうっかり嘘をついてしまいました。

横須賀線に乗ったのは二ケタ単位の久しぶりかもと。

何を言ってるのよね。春に鎌倉に行って、どうやって帰って来たんだってね。

ただ鎌倉を過ぎる時、「今日は美術館と灯台に行くだけで、時間があまりそうだから帰りに鎌倉でも良いな。」とチラッと思いました。

電車に乗っている時に、横須賀美術館を見て、残った時間に灯台に行き、そして帰って来て、その横須賀からの帰り道に鎌倉へとか・・・

だけどそれはトンデモナイ勘違いでした。

まだそれに気がつく事など出来ない私。

だけどなーんとなく、余った時間に灯台にではなく、一気にバスで終点に行き、テレテレと歩きつつ美術館に戻ってくる方が良いのではないかと思いつきました。ある意味、そこだけはちょっと正解だったように思います。

 

だけど名前は知っていても、まったく縁の無くなってしまった駅に降り立つのはワクワクするものがありますよね。

 

そして横須賀に辿り着いた時、その駅を見てちょっと驚きました。今回は「18きっぷ」を使ってるので、JRで来たのですが、きっと横須賀の駅は「京急」の方で栄えているのでしょう。

この駅では「港のヨーコ、よこはまよこすか~」と同列で歌われたくないなぁと妙な所で拘ってしまいます。

 

JR横須賀駅周辺は山と海と公園しかないと言うイメージでしたが、やはりバスが走って少し行くと、予想通り賑やかな街の中に入っていきました。

するとしばらくして、いくつかのバス停から多くの人が乗りこんできてバスはぎゅうぎゅうになり、私は吃驚しました。

いったいどうしたと言うのでしょう。

思わず隣に座った若い女性に

「何かあるんですか ?」と、聞くと

「灯台の方で、何かあるのかも知れませんね。いつもはスカスカなのに、このバス。」

どこぞの婦人会のウォーキングイベントとか、スパでの何かイベントとか・・・・・?

って、肝心なところを、まったく考えようとしなかった私。

このぎゅうぎゅうの人たちのほとんどが、「横須賀美術館前」で降り立ったのです。

もちろん終点まで行こうと思っていた私は、まだバスの中です。

降り立つ人々を見て、初めて「あっ、そうか !」と気がつきました。

バスが美術館の前を通り過ぎた時、思わず私は「うわぁ~」と小さな声を出してしまいました。

だって長蛇の列がそこにあったのです。

恐るべし、大河ドラマ。

恐るべし、運慶 !

恐るべし、ツイッター !

もちろん真実は分からない事です。

 

だけど「鎌倉殿の13人」を見て、そして横須賀美術館のツイートを見て「あっ、そうなんだ。じゃ、行こっ !」となった人は、やはり少々は居たと思います。この私のように。

でもとりあえずは灯台、行って来ましょう・・・・。

 

 

 


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