このポワロシリーズの感想には、なぜか全く関係のない画像をトップに持ってくるのも3回目。いつまで続くか分かりませんが、とりあえず意味もなくやっています。6月3日の夕日です。
気まぐれに「名探偵ポワロ」の感想を更新しています。
「名探偵ポワロ」はBSプレミアムで毎週土曜日5時台に放送中。
AXNミステリーにても7月27日に、1話から4話までの一挙放送あり。
また、GYAO!にても配信中。チェックしてみてくださいね。
『ポワロは「金を払わなければ、明日12時、子供をさらう。」という脅迫文が届いた元大地主ウェイバリー氏から相談を受ける。脅迫はこれで2度目か3度目に なるという。ポワロはウェイバリー氏と共に、ジャップ警部のもとを訪れるが警部は本気で相手にしない。しかしポワロはこの事件の依頼を引き受ける。予告通 り、ジョニーが誘拐される。』AXNミステリーより
やっぱりアガサは、ミステリーの古典で基本かなと感じてしまいます。
とりあえず最初はミステリー部分無しの感想ですが、お話の内容のネタバレはしています。
私、このお話で一番印象深かったのは、ポワロがイギリス式朝食に拘った点なんです。
ヘイスティングはお米が入っているからインド式って言ってたけれど、おかゆっぽかったので中国式なんじゃないかしら。
だけどあくまでもドラマの中ではインド式と言っているので、いったいインド式の朝食と言うのはどのようなものなのか興味があります。ミルクで炊いたリゾットのようなものかしら・・・・・・ああ、気になるな。
と言うわけで、またもインド式朝食と言うのを検索してみたけれど、美味しそうな画像ばかり出て来て、ヘイスティングが不味そうに食べていたようなものはなかったのでした。
しかし有名なイギリス式朝食でカリカリベーコンとか卵を食べようと楽しみに起きて来たのに、おかゆでは元気も出ませんよね。
でも本当の中国式のおかゆだったらいろいろ入っていて結構美味しかったはずなんだけれど、男の人にはあまり受けないと思うのです。ドラマには関係のない話ですが、或る日中華街のおかゆモーニングに子供たちと一緒に行こうとしたら、拒否られてコメダのモーニングになった事があるのです。
それはともかく、結局はその朝食が原因でジョニーが誘拐された時に、居合わせる事が出来なかったと言えなくもない。
二人で村に繰り出して、素敵な木陰で朝からビールまで飲んで朝食を楽しみ、挙句車が動かなくなって、間に合わなかったと言う・・・ああ…という展開になりました。
お茶の正確な時間に拘ったりと、なんとなくポワロらしいエピソードだと思います。そして次に気になったのは、まさにいい気分になって二人で車の中で歌う歌。
これはマザーグースか何かの歌なのかと、これも調べてみたけれど、とうとうわからずじまい。
「ひとりの男が牧場へ干し草刈りに」と言うタイトルのがあって、私的にはこれが怪しいと思っているのですが、歌詞までは検索で出てこないので、確認できないのです。
ただ分かった事は、ポワロは長く愛されて何度も放送されていて、感想を書いている方も多数いらっしゃるみたいで、この歌の検索でいくつかのブログに辿り着いたのですが、皆この回の感想に、このポワロとヘイスティングの歌の事をあげていましたね。
「2人の男、牧場で草刈、2人と1人と🐕1匹♪」
何回聴いても、ええととなってしまいます。とにかく一人ずつ増えていきどんどん早口言葉みたいになっていくのですよね。
この歌、ちゃんと知りたいなぁ~。
後、気になったミステリー以外の点は、ミスレモンのスキルの高さ。あのファイルではパソコンの検索機能にも匹敵するのではないかと思いました。
それから古い屋敷では、カトリックの牧師をいざという時に逃がすためにトンネルがある・・・・・・って、これも素敵ですね。ロマンを感じます。
と言うわけで、ミステリー部分の感想を少々。
アガサが古典で基本と思うのは、ドラマでこういう誘拐事件が起きた時に、一番先に親を疑うということを教えてくれたのは、アガサだったからじゃないかと思うからです。
だけどそうじゃないのだとしたら、犯人や誘拐のトリックなど、意外と誰もが知っているものではないかしら。時計をずらすなんて怪人二十面相なんかがよく使う手ですよね。
しかしお金持ちは大変ですね。妻がたくさんお金を持っていても夫とは別で、彼は四苦八苦していたのですね。妻は嫁いだ先の家の改修費も出さず、子供の身代金を「私が出す」とも口にせず泣くばかり。あの夫はこの先どうやって妻からお金を引き出すつもりだったのかしら。
だけどウェイバリー氏はなぜポワロに依頼なんかしちゃったのかしら。
罪を暴かれて、その上ポワロに支払いをせねばならないわけで、財政が困難なくせに更に出費をすることになってしまったのでした。