「勝ったり負けたり その2」
ひとつ前の記事(勝ったり負けたり)でマンションの紫陽花を載せたので、今回もやはりマンションの違う場所に植えられている紫陽花の花と共に、お話させてくださいね。
朝早くからスーパーに買い物に行ってしまおうという事になりました。
その前に、その日と前日の土曜日は自治会費の集金日だったので支払い場所に行きました。
部屋番号を言って支払おうとしたら、もう払ってある事になっていました。名簿にチェックが入っていました。
間違えてチェックを入れてしまったんだなと思って、
「領収書が残ってるでしょう?」と言うと、それさえも残ってないのです。
名簿チェックと領収書を出す人とでの二人体制だったのですよ。
ちょっと「じゃあ、いいか。」と言って帰りたくなってしまいました。
だけど払っていないのは明らかなので、お支払いをしてきました。
なぜ明らかなのかと言えば、昨日の集金時間は、私は病院&映画館ですから。
でもこんな事ってある ?
なんか腑に落ちなくて、思わず
「私、来ていませんよね。」と言ってしまいました。
するとひとりの人が「大丈夫 ?」って私に言ったんです。
目の前に風が吹いたって感じがしました。ひゅぅ~って。
頭の中で吉田拓郎氏の「それが老人~♪」と言うメロディが浮かんできてしまいました。徐々に日本はこういうのが普通の社会になってしまうのでしょうか。
二人体制はWチェックという認識でもないし、更にその領収書をもらった人も何も疑問に思わずに帰っちゃったって事でしょう。
やっぱり、「こんな事ある ?」ってなるじゃないですか。
それでついつい言ってしまった余計な「私、来ていませんよね。」だけど、それで「大丈夫 ?」って失礼の極みじゃない。
それ、私のセリフですよ !!
だから余計な事を言うんじゃないってところなんだけれど、なんたって頭の中が映画脳になっていますから、なんか不安になって心がザワザワしちゃったんです。でもそれは自分の認知など疑うすべもなく(だって居なかったからね。)、私のザワザワの理由はまさかドッペルゲンガーじゃないよねとか・・・・(笑)
朝に、そんな面白い話なのかそうでない話なのか分からない出来事がありまして、そのまま買い物に行きました。
スーパーではやたらと「父の日」の言葉が飛び込んできました。
我が家の子供たち、躾けがなってなかったのか、母の日も父の日もスルーです。
「そういうのは勘弁して欲しい。」と言う雰囲気。でもその気持ち、分かってしまう私。
あの義務感のような感じが辛い時があったからです。
自分の親には、姉妹で決めた事があって贈るものも決まっているから良いのですが、夫の親にはちょっと先程書いたような気持ちになる事もあったのでした。
だけど今、私には父の日に何かしてあげる人は居ないなと思うと、それはそれで寂しく思うのです。
やっぱり今度、子供たちにも今更ですが言った方が良いですね。
「孝行したい時に親はなし」って。
それはともかくも、私はスーパーで何か脅迫されているような気持ちになり、さっさと帰りたくなりました。アナウンスでも「今日は父の日なので・・・・」とずっと言ってるし。
だけど夫殿は、何にも思っていないみたいだったのです。
それなのにそれなのに、お食事時についつい言ってしまいました、私が。
「お好み焼きって美味しいけれど、忙しいよね。」
「忙しいのは焼いている俺だ。お前は何が忙しいんだ。」
「準備するのが、あれやこれやと忙しかったんだからね。それに良いじゃない。今日は父の日なんだからあなたが頑張って父をアピールすれば。」
そこで初めて夫は、意識したみたいで(しまったね。)
「あっ、そうだ!なんで俺が焼いているんだ。おかしいんじゃないのか。ルート、お前がやれ。」
「いやぁ、僕は良いです。」←それが通用する我が家。
「だから父の日は、父が働く日なんだってば。あっ、やっぱ、パパが焼くと美味しいよね、ルート君。」
「うん、そうですね。」
「あー、父の日に俺がお好み焼きを焼いてるなんて !!」
しつこいな、もう。
だけど寝る前、
「そう言えば、昨日映画の帰りにユニクロに行ってTシャツ買ったじゃん。あれが何気に父の日のプレゼントって事になったね。」
「まあ、そうだね。」と平和な会話になって、その日を終えたのでした。
しかし待てよ。
母の日、なんかあったかな。
確か姑の家の帰りに、ケーキが食べたいなという事になり、私がケーキ屋さんに行き私が買ったのでした。しかし、ケーキ屋さんは凄く混んでいて、「そうか、母の日だからな。」と思ったのですが・・・・・・
なんか微妙に納得が出来ない・・・・・・・今更だけど・・・・・・・・
こちらの紫陽花の花も、もうありません。
また来年までさよならです。