森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

カルネアデスのお茶

2010-05-25 01:23:36 | 家族スナップ
ある日の我が家。

ラッタ君はお茶係。
二人で食べていた昼食後に、
「お茶」と言いましたら、
「もう、ひとり分しかないや。」と彼。
「じゃあ、わずかずつでも分け合って。」と私。
すると「カルネデアスのお茶。」と彼は言いました。

「何、それ?」と言うと、彼は
「カルネアデスの板」と言いなおしました。

又も、私が分からないような顔をすると、
「どんだけ無教養なんだ。」などと抜かし・・・

ムッカ~  

「いいから、さっさと説明しなさい。」と命令口調。

その説明は→ここです。

言われて、分かりました。聞いたことがあります。本当ですよ。

「ここです。」とリンクしてある先に書いてあることですが、
一隻の船が難破し、 乗組員は全員海に投げ出された。一人の男が命からがら、一片の板切れにすがりついた。するとそこへもう一人、同じ板につかまろうとする者が現れた。しか し、二人がつかまれば板そのものが沈んでしまうと考えた男は、後から来た者を突き飛ばして水死させてしまった。その後救助された男は殺人の罪で裁判に かけられたが、罪に問われなかった。現代の日本の法律でも、刑法37条の「緊急避難」に該当する為、この男は罪に問われない。」

「で、カルネデアスのお茶。」
「駄目、分け合って。」

パロデっても元ネタ知らなきゃ相手にならぬと言うお話でした。チャンチャン。

いや、違くて・・・。

この説明を聞いて、思わず私は「タイタニックだ。」と言ってしまいました。
いつもアレ、思ってしまうのです。(主人公の名前、忘れてしまいました)あの人たち、順番だったら良かったんじゃないかと。もちろん突き飛ばしたわけではないのだけれど、あれって「愛」と言う名の蹴りの様な気も、ちょっとしたりして。

「あなたはいつも綺麗事を言うけれど、やってきた二人目が赤の他人だったらどうするんだ。」とラッタ君は、恐ろしい質問を投げかけます。平穏な時にこの質問はタブーです。

だから言いました。
「二人目がラッタ君やルート君だったら、迷わずその板を渡すよ、私。だけど、パパちゃんだったら・・・・、順番かなあ、やっぱり。」

えっ、何?蹴り飛ばすって言うのかと思ったって?
いやいや、順番です、順番。
ただ、彼だったらなんて言うかは分かりません。
もしかしたら、その質問はタブーって言うかも・・・・


と言うわけで、ふふふふふふ、あなたはどうだー




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