今、洗濯機の調子が悪い。スイッチを入れてスタートボタンを押すと電源が切れてしまう。確か去年の3月ぐらいからだったと思うけれど、まだその洗濯機を使っている。
ーあれ、壊れちゃったのかな。ーと思ったのは、土曜日だった。何度も電源入れてスタートボタンを押す事を繰り返した。そのうち旦那も参加して、同じことを繰り返してみた。今のは、接触不良かと思ってみてもねじ回しで開けるところもなくて、打つ手無しという感じだ。旦那が諦めて
「明日、買いに行くか~」と言った。
「え~、いいよ。」と私。
「だって、ないと困るだろ。」
そりゃそうだ。まさか、たらいで手洗いって訳には行かないね。ーたらいもないけど。
「じゃあ、今日の様子見てね。」と、しぶしぶ私は言った。
もう、「続きの続き」なので、この先の事は、バレバレかもしれない。そう、この先は、私得意の泣き落とし? いいえ、今回は、脅したの。
その日の午後。
「ねえ、あなた、」・・・あなたって誰じゃ。
「ここは、よく考えた方がいいわよ。」
「こんなところで、すねちゃったら、明日には違う洗濯機が来ちゃうのよ。
ここにいるから、洗濯機という名前でいられるのよ。ここでお仕事やめたら、スクラップと言う別の名前になっちゃうんだよ。」・・・さらに説得は続く
「私だって、新しい洗濯機欲しいよ。でもさ、買うってなったら、この洗濯機の周りも片付けなくちゃいけないし、考えただけでも、うんざり。だからさ、もう少し頑張ろうよ、ねっ、頑張ってください。」
そして、スタートボタンを入れると、ガーガーと洗濯機は、回りだした。
その時私は、動き始めた洗濯機が
「チツー、スッカタネエナア。」と言った。・・・様な気がした。〈今回は、ガラ悪〉
そんな感じなので、今でも時々虫の居所が悪い。我が家の洗濯は、その機嫌の善し悪しで午後までかかる事もしばしばだ。でも、そんな事は、気にしない。
使っているうちは、洗濯機。あきらめたら、・・彼はごみになってしまうから。
・・?彼ってだれ
このお話は、もう終わりなんだけど、短いおまけがあるんだ。・・
ーあれ、壊れちゃったのかな。ーと思ったのは、土曜日だった。何度も電源入れてスタートボタンを押す事を繰り返した。そのうち旦那も参加して、同じことを繰り返してみた。今のは、接触不良かと思ってみてもねじ回しで開けるところもなくて、打つ手無しという感じだ。旦那が諦めて
「明日、買いに行くか~」と言った。
「え~、いいよ。」と私。
「だって、ないと困るだろ。」
そりゃそうだ。まさか、たらいで手洗いって訳には行かないね。ーたらいもないけど。
「じゃあ、今日の様子見てね。」と、しぶしぶ私は言った。
もう、「続きの続き」なので、この先の事は、バレバレかもしれない。そう、この先は、私得意の泣き落とし? いいえ、今回は、脅したの。
その日の午後。
「ねえ、あなた、」・・・あなたって誰じゃ。
「ここは、よく考えた方がいいわよ。」
「こんなところで、すねちゃったら、明日には違う洗濯機が来ちゃうのよ。
ここにいるから、洗濯機という名前でいられるのよ。ここでお仕事やめたら、スクラップと言う別の名前になっちゃうんだよ。」・・・さらに説得は続く
「私だって、新しい洗濯機欲しいよ。でもさ、買うってなったら、この洗濯機の周りも片付けなくちゃいけないし、考えただけでも、うんざり。だからさ、もう少し頑張ろうよ、ねっ、頑張ってください。」
そして、スタートボタンを入れると、ガーガーと洗濯機は、回りだした。
その時私は、動き始めた洗濯機が
「チツー、スッカタネエナア。」と言った。・・・様な気がした。〈今回は、ガラ悪〉
そんな感じなので、今でも時々虫の居所が悪い。我が家の洗濯は、その機嫌の善し悪しで午後までかかる事もしばしばだ。でも、そんな事は、気にしない。
使っているうちは、洗濯機。あきらめたら、・・彼はごみになってしまうから。
・・?彼ってだれ
このお話は、もう終わりなんだけど、短いおまけがあるんだ。・・
でも、働いてもらってます。
またまた、素敵なお話をありがとうございます。子供のものって特に愛着がありますね。その、割れたお茶碗のように使命を終えて去っていったものほど愛おしいですよね。
たぶん、こういう感覚って日本人特有のものだと思うのです。
妖怪誕生の基盤というか・・
そう思うと、日本人に生まれてよかったなと思ってしまいます