森の中の一本の木

想いを過去に飛ばしながら、今を見つめて明日を探しています。とりあえず今日はスマイル
  

暑いしダルイしツマラナイ、そして寂しい 《その3》

2020-08-17 01:59:30 | 梢は歌う(日記)

「暑いしダルイしツマラナイ、そして寂しい 《その2》」の続きです。

何にもない特別な夏の今日この頃、ドーンと落ち込んだ気持ちになり、その気持ちが少し軽くなればと思ってお気楽なお喋りを続けています。

 

5. 義母を忘れていたわけではないけれど。

15日の夜、のんびりしていたら義兄から電話がかかってきました。一緒に食事に行き、その帰り道で具合が悪くなってしまったらしいのです。彼はいったんタクシーで義母を降ろし、自分の家族(娘夫婦)の家々を回り、その後もう一度義母の家を訪ねる事にしたのですが、彼は合鍵を持っていなかったのです。それでうちに電話がかかってきました。

一緒に行こうかとも思いましたが、大袈裟になってもどうかなと思い、夫だけが義母の家の前で義兄と待ち合わせをして、様子を見に行きました。

どうも降下剤が効き過ぎて、血圧が下がり過ぎてしまったみたいなのです。その日の夜は、大丈夫そうだったので夫はそのまま帰ってきましたが、翌朝一番で義母の家に行きました。

行ってみると、窓の外には洗濯物が干してありました。

義母は、昨日の物がそのままなんてあり得ない人なので、朝早くから洗濯できたんだと思いました。

部屋に入って行くと、義母の頭にはカーラーが巻いてありました。

昨日は気絶するように意識が無くなってしまったので、朝一番にシャワーを浴びてすっきりしたのだそうです。

これこれこうでと、昨日の状況をはっきりと説明してくれた義母には、やはり頭が下がります。

なんたって95歳なのですから。

 

彼女を見ていると、いつも私の方が不安になります。よっぽど私の方が諸々と危ないなと思えてしまうからです。

だけどそんな義母だって、少しずつ弱って来ているのが分かります。

「夏はさ、子供たちはぐんぐんと成長するって言うでしょう。あれは子供だけじゃなくて、みんな前に何歩も進むんじゃないかと思うのよ。子供は進めば成長するって言うけれど、歳を重ねた人は、先に進めば『老化する』ってなるんじゃないかしら。」と、私は自分が日頃思っていることを言いました。

だから歳を重ねちゃったグループは、無駄な抵抗であろうとも少々は足掻かなければならないと思っているのです。

 

欲しいものはないかと聞くと、みんなあると彼女は応えました。それどころか、「アイス食べようか。」と私に聞くので、二人でハーゲンダッツのグリーンティを頂きました。

「美味しいね~。」と私が言うと、

「ほんと、美味しいねぇ」と母も言いました。

 

帰り際に

「自転車、今でも乗ってるの ?」と義母が聞きました。

意味が分からず、一瞬ぽかんとすると、夫が

「最近あまり乗ってないな。」と知りもしないのに、私の代わりに答えたので、

「あらッ、乗るわよ。必要な時には。」と反論してしまいました。すると義母は

「自転車に乗るのなら、また来てねと言おうと思って。」と言ったのでした。

確かにこの暑さでは、歩きで来るのはちょっと辛いです。

あっ、そう言う意味かと分かると、私はちょっとだけ嬉しく思い、

「もちろん、また来るよ。」と言って彼女の家を出たのでした。

 

今は義母は独居老人ではなく、普段は次男さんと暮らしています。彼は仕事の都合で、自分の実家に住んでいる単身赴任者です。たまたま自分の家に帰っていて、次男さんの留守に体調不良になってしまったのです。

私は彼女の三番目の息子の妻で、年齢的には離れているので、私がもっと若い時は、なんとなく味噌っかすと言うか信用がなかったと言うか・・・・・・まあそんな感じです。

だけど年月が私と姑の間を縮めたのだと思います。

歳を取ると、30歳ぐらいの年の差なんて関係ない感じになっていくでしょう。

 

それで私は時々思うのです。

「おばさんになるって、悪い事ばかりではないな。」って。

 

6. うちの朝顔は早起きで。

ところでトップ画像は、朝7時50分に撮ったものなんです。もう萎れかかっているでしょう。

  

こちらは午前6時30分ごろ。

 

昨年の零れた種から勝手に発芽した、マイ朝顔たち。

なかなか花芽を持たなかったのですが、ようやく咲き始めました。

出来るだけ見逃さないように、努力したいと思っています。

 

 

このとりとめもないお喋りは、もう少々続きます。

 

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