薫と右京のコンビネーション、やっぱりホッとします。良いですね。
何も言わなくても分業が出来ている・・・・・。
イタミンも薫には遠慮なく言えるので、彼らの掛け合いも面白かったです。
何でしたっけ?
その顔は甲羅に引っ込めておけとか言ってましたよね。リズムが良いです。
邪魔にしながらも、右京の話に聴き耳たてるイタミンと芹沢。その顔が面白かったです。
お話の感想。
「短絡的」と「迂闊」を「一途」に置き換えたお話・・・・としか言いようがないです。
企業などが研究費のスポンサーになるのは、その研究の将来性または利益につながるような未来に投資するのであって、けっして同情から等からはあり得ない事だと思うのですが、どうなのでしょう。
またあまりに悲し過ぎても、誤解されるように男の人にしがみついて泣くなんて、どうかしてる・・・・?
また青年の方も、幾度も実験をして検証をしていく生活をしているのに、言葉一つで命を取ろうと言う復讐に走ってしまうっていうのは、その人の生活とそこからくる発想の習慣と、そして行動が一致しなくて、なんとなく微妙にすっきり感がなく、共鳴できないお話でした。
ただ、この国の闇については、少々考えさせられはしました。
常々、私が思っていた事に、日本の大学の学費の高さがあるのですが。
もう15年くらい昔になってしまうわけですが(涙)、その頃でも理系の大学の学費を1か月換算に割ると、10万はするわけで、あまりの高さに何に使っているんだ、明細を出せと言いたい気持ちがあったものの、世界の片隅に住んでいるちっぽけな私には、きっと知らない世界があるのだろうと口を閉ざしていました。
だけどあの大学の惨めな貧乏さってなかったですよね。
親が苦労して支払っている学費は、大学の良い方向に少しでも役に立っているのだと、多くの人が思っていると思いますが、助成金ありきじゃないと成り立たないのであれば、何か根本的に考え直すべきだと思いますよね。
沈みかかったこの日本丸を救うのは、バラマキではなく教育だと思うし、日本丸発信の新しい文化・新しい発見じゃないかしら。
お話は、私好みではなかったわけですが、ほんのちょっとであっても考えさせられたと言う点で(そこが狙い?)、「相棒」らしかったと言えるのかもしれませんね。