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「あっ、ほら見てごらん。」と夫殿が言いました。
ちょっとよそ見をしていたので、さっとテレビ画面を見たら消えていました。
それだけほんのちょっとしか映らなかった錦帯橋でした。
遠くに見えているのが、岩国城です。
ここで彼らは・・・・・。
今年の大河は、こんな風にいつもとは違う楽しみ方をしているかもしれません。
その「錦帯橋」の記事は→こちらです
さてドラマのお話ですが。
我が家では時々、松陰が死罪になる事によって家族にどのような影響を与えたのかと言うことが話題になっていました。
「よくこの家はおとりつぶしにならなかったよなあ。」とか夫殿が良く言いました。
「だって親戚に小田村がいるんだし、塾に来ていたのは下級武士が多くても中には高杉とかもいたのだから、守られていたんじゃないかな。」と推理する私。
今回はそんなお話も盛り込まれた長州藩の維新への道ー。
ただタイトルの「松陰、復活!」には二つの意味があったと思います。
一つは吉田家再興。そしてもう一つは人々の心の中に図らずとも、求められて松陰の言葉が戻って来たと言う復活だったんじゃないかなと思いました。
子供たちが自ら学びたいと望み、塾に徐々に人が増えていくシーンは心が温かくなりました。
そして大人たちもこの局面に松陰の言葉を求め、また新たに知りたいと訪れては写本していく人が絶えなくなってきていました。
辛いカレーは後から美味しく感じたり、また食べたくなる・・・・って、あれでしょうか。
などとくだらない事を言ってはダメですね^^
依然尋ねた友達の家には、ずっと昔に亡くなっていたその方のお母様のレースの作品があちらこちらに飾ってありました。
その時に
「『寅は死んで皮を残し、人は死んで名を残す。』と言うけどさ、人は死んでも作品を残すだね。」と、私は言いました。
松陰の言葉は人々の心の中に生き続け、賛であるか反であるかが別にしても、その人の思考の一部になっていくのだと思います。そしてその人の脳内では松陰との会話がやまず、松陰は言葉とともに生き続けるのだと思いました。
このドラマは女たちの視点と長州藩維新への道と、描くものが盛りだくさんゆえに少々希薄な部分もあるなと感じています。
男の人たちは、歴史的部分にそう思えるのかもしれませんが、私などは松陰が罪人として死罪になったゆえの影響を、もう少し丁寧に描いていただきたかったと思ってしまうのです。
やはり構図的には、つらい時期があったがゆえに復活の喜びをさらに感じるものではないでしょうか。それは冬の次に春が来る喜びのようなものでしょうか。
でも冬の次に春と思うのならば、「松陰、復活」では春は来ないのですよね。長州藩の冬はこれから来るのでした。
ドラマで歴史的部分が踏み込んで描かれてない分、今年のHPはその解説がいつになく充実しています。
「花燃ゆ・白熱教室23回 / 長州藩が藩是を大転換!」は、とっても分かりやすいですよ。
何とはなしに悪人面だった長井雅楽。でもそれは雰囲気がそうであっただけで、全く持って悪人じゃなかったのですよね。彼の案の「航海遠略策」も決して愚案と言うわけではなかったのだと言うことが良く分かります。
ただ歴史が彼を支援しなかったと言えるのかもしれません。
凄く分かりやすいのですが、NHKのHPはいつか消えて言ってしまう運命なので、wiki様もリンクしておきますね。
航海遠略策→ここ
と言うわけで、また次週・・・・・
あっ、忘れていました。
鈴木杏ちゃん、出てきましたね。勤王芸者と言われた辰路。
セリフはいつも通り不正確ですが、「勤王の志士のためにお役に立ち、芸妓として名をあげたい。」と言うのは、言うなれば本音なんだなと思いました。今の時点では薩摩との二重スパイの可能性ありですね。
あっ、忘れたって言ったら、女たち&家族目線の文さん一家の部分の感想が・・・・(;^ω^)
いつもイラッとするレベルのニコニコ顔のお母さんの泣く姿にジーンとしました。
いつもイラッとするレベルの高ピーな態度の高杉の奥方・・・あっ、名前がタカスギだから、それでいいのか…と言う事はどうでもよくて、「しん様、しん様」と言う姿は可愛いと、私は思ってしまいます。どんなに好きでも傍にいない夫たち。それを遠くで待っているだけでも、偉いと思います、この女たちは。
この辰路の子ですよね。
NHKも出さないわけには
いきませんよね。
なにしろ
城井鎮房の娘お鶴を逃がした
NHKです。
どうするのかと
はらはら、していました。
・・
辰路の子を久坂家の後目にしていくと言う展開が、文さんの力量であり見せ場になっていくと予想しています♪