「ピラカンサ」は春の花よりも秋の実が目立ちます。
植え場所の日当たりの良いことが、たくさんの実を着ける条件になります。
10月下旬には、すでに実は赤く色付いて、庭で目立つ存在になっていました。
12月下旬、積雪が無く、果実は熟して更に色濃く存在感を示しました。
じつはピラカンサの実には青酸系の毒が 含まれているそうです。
野鳥達はそれを知っているようで、飛来しても食すことがありません。
1月12日、雪が少し積もり、緑葉と赤実がいっそう鮮やかですが、まだ食べません。
1月22日、ヒヨドリ が実を銜えて食べています。
ツグミ もやって来ました。
時間が経って果実の毒性が弱まったようで、野鳥には分かるのだと思われます。
23日にはオナガ の群れも訪れました。
1月25日、積雪100cm近くの大雪となり、すべてが雪で覆われました。
雪が崩れ落ち、枝葉と果実が見えるところを探して、ヒヨドリをはじめ、多くの野鳥たちが
やって来ました。
29日には雪が消えると共に、樹についている実は全て食べ尽くされました。
樹下(石灯篭)に落とした実を、雪融けの中から探してツグミが食べていました。
右下は1月30日、すでに赤い実は全く見当たらず、ピラカンサも冬休みに入ります。