Koba の庭~春夏秋冬

庭や鉢植えの樹木や草花を中心に、家庭菜園も楽しみ、四季の彩を写真で紹介します。

ホトトギスの花 2019(2)~「紀伊ジョウロウ」ホトトギス

2019-10-26 | 山野草

キイジョウロウホトトギス」(紀伊上臈杜鵑草)は、
紀伊半島の、山地の沢や湿った崖に自生する、絶滅危惧種です。
(上臈とは、大奥の職名で、優雅な貴婦人の意です)
 
乾燥と暑さに弱く、葉枯れしやすいですが、毎年開花しています。 
 

 
 
10月10日、開花前の鉢植えです。
生きたミズゴケで植えて、自宅北側の山草棚で育てています。 
 

 
10月12日、開花し始めです。
夏の異常高温で傷んだ葉の一部を切り取りました。 
 

 
茎を垂れ下げて、下向きに黄色い筒状花を咲かせます。
濃い緑に縦じまのある、艶のある葉も見所です。 
 

 
10月13日、満開です。優雅な姿は「山里の貴婦人」とも呼ばれ、 
 

 
中を覗いてみると、釣鐘型の花の内側に、紫褐色の斑紋が、
鳥のホトトギスの胸の斑点と似ていることから、
名付けられたホトトギス。
 
花弁6枚、雄しべ6本と1本の雌しべです。
 

 
日本の秋を代表する山野草ですが、
日本自生種で開花したのは縦じま、この1鉢だけでした。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする