「玉の浦」(タマノウラ)は野生のヤブ椿の突然変異種で、
長崎県五島列島で発見されました。
一重中輪で、濃い紅色に白覆輪が入る花ですが、
覆輪の入りが不安定です。
白覆輪が全く入らない年がありますが、今年は少し入りました。
4月中旬に咲いた1輪、
4月下旬、僅かに白覆輪が、
一昨年の花では、もう少しはっきりと出てました。
「二人静」(フタリシズカ)もセンリョウ科の多年草で、
ヒトリシズカより大きく、北海道~九州の山林下に自生します。
茎の先に普通2本の穂状花序を出し、小さな白い花を着けます。
花弁もガクも無く、3個のオシベが丸く子房を抱いています。
苗を植えたのではなく、
南庭の灯篭の脇で芽生えて、茎の先に開花しました。
草丈は20cm程、穂状の花序は4cm位です。
5月中旬の花、
5月下旬、
その2日後の花アップ、子房を抱いている白いオシベです。
昨日6月2日、オシベが落ちた後の小さな果実、
自然の実生で、群落が出来るでしょうか。